15.《ネタバレ》 申し訳ないが、ドラマについてはまるで興味がなく ただ二人揃って時の人となり(現実的には三人でしたが)故に干されゆく宿命となったカップルの馴れ初めが見てみたかった。という思い。 ただ放映があるから見た訳ではない 実はレンタル借りてでも見たかったのよという本音。(結果的には放映に頼りましたが)そしてその後どうしてこの撮影後にもずっと二人の熱い関係が続いてしまっていたのか 見てみたかったのだ 僭越ながらその愛とやらを鑑定してみたかったのだ。 そしてその鑑定結果や如何に・・ スクリーンの中の彼氏彼女たちがその後どうなってゆくのだろうかという事に大して然程思いはない。 だがこれを目にした上での現実世界の二人の関係については更に更に興味津々丸となり 他人事ながらも熱くなる。私としてはその関係、出来ればハッピーなものとして続いていってもらいたく思う。だってこの娘の彼に対する想いは相当なもんでしょ もう見てればすぐに分かります。いやあ、これは相当熱いよ 参りましたというしかない。 そして愛の代償を支払いつつある今、その愛、本物であったのだと思い続けさせてほしくなります。 なんせ 彼女の強心臓ぶりはドラマに対してのものと その後続いている現実世界のストーリーとして あまりにそのまんまで続いており 驚愕めちゃ同情。 勢いで言わせてもらったのなら、役の上での泉谷朝子という若い女の子 守られたいタイプの女子であり(男側からしたら守りたくなるタイプな女子でして) 実は男側からしたら好感度がかなり高い女子であるんじゃないかと思えます。(⬅自分調べにて) 結果、愛の鑑定人として断を下します。 ①ドラマ中の朝子の愛に対してのイキっぷり➡ 恥知らずでもいいじゃないか 真の愛を取り戻す為に もうちょっと頑張ってみなよと言ってみたい。 ②現実世界の唐田えりかとあの男の愛の行方➡ 圧倒的多数で否定派が多かろうですが、ワタシは応援しちゃる。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-03-04 23:21:08) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 正に(※但しイケメンに限る)な展開で、非モテの私からすれば虫唾が走る映画。そして、内容的にはかなりオーソドックスな「元カレ戻ってきた系」なのも確かにそう。 ただ、この映画のキモは(登場人物の年齢設定からするとやや意外な程に)非常にピュアな恋愛を静かに美しく描く点にあり、その意味では落ち着いた演出と飾らない地味な色遣いのセンスも良いし、そして、唐田えりかの素朴としか言い様の無い演技と透明感抜群の無垢なルックス、加えて役の年齢よりも大分若いことが非常に効いている(この娘の演技力がそこまで高いとは思わないし、演技の引き出しも無さそうだけど、別に東出昌大も本作では特筆するほど演技が良い訳では無いし⇒ただ助演の若い3人は相当に上手いと思う)。あと、月並ではあるが「愛が恋に勝つ」結末も清々しさは中々(決してカスイケメンが振られたからではありません)。 最終的な評価として、イケメンと美少女の起用を前面に押し出したこの手の邦画の恋愛ものとしては、キャスティングを生かし切っている点でも良い映画製作が出来ていると思うし、重ねて言うが演出も意図と結果の両面で優れている。キネ旬邦画4位も納得な出来の、最高レベルにオススメな恋愛映画。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-11-15 23:28:53) (良:1票) |
13.寝ても覚めても東出昌大。 居なくなったと思ってもまた違う東出昌大が現れる。 東出昌大に囚われた女が遭遇する恐怖と、どこまでも真っ直ぐな愛の物語。 ちょっと何言ってるかわかんねぇと思うけど、ほんとにそんな映画なんだってば。 ヒロインがとにかく頭おかしくて、途中でつき合ってられっかぁ!て叫びたくなったけど、最終的には二人のその後が気になってしまったので、なかなか没入度の高い物語だった。奇妙だけどどこか惹き付けられるラブストーリー。東出昌大好きには特にオススメ! 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-22 23:59:47) (笑:1票) |
12.《ネタバレ》 脚本がしっかりしているから、最後まで飽きさせない。そこに、映画的な構図のカットと東出、唐田のしっかりした演技が加わって、突拍子もない設定にちゃんとリアリティーを与えたことで、実感の伴った普遍的な恋愛物語となっている。 また、最後の追走シーンをロングショットで長回ししたり、登場人物の心理をセリフではなく構図や映像で表現したり、濱口監督が過去の名作映画をリスペクトしているのが画面から伝わってくる。北野武のDollsを想起させる携帯電話の投棄シーンが印象的だったのもその一例だ。猫の使い方も上手いし、岡崎の母親のエピソードも、しっかりと朝子の二股の答え合わせになっている。 良平の「水かさが増している」「きったない河やで」のセリフに対して、エゴイスティックな自分の本心を骨の髄まで舐め尽くした朝子がつぶやく「でも、きれい」の一言はみごとなラストシーンだと思う。唐田えりかは体の演技ができるし背中の演技も上手い、ぜひ復活して大成して欲しいと思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 9点(2023-07-14 21:42:13) |
11.《ネタバレ》 怖い。どちらが現実でどちらが夢なのか分からない。くっついたり離れたりする恋愛ドラマはテレビにありふれてるけど、こんなにリアルで怖い話は見たことがありません。この映画には「2人の東出昌大」が登場します。でも、ほんとうに重要なのは「2人の唐田えりか」。英語のタイトルは「Asako I & II」です。 はたして震災前と震災後の世界は、どちらが夢でどちらが現実なのか? 震災後のどんよりした世界は、まるで黒沢清の「回路」や「トウキョウソナタ」みたいに薄暗くて不気味であり、ほとんど悪い夢のように思えてしまうけれど、それが現実であるならその世界を生きるしかありません。子供のようにはしゃいでいた渡辺大知は寝たきりになっているし、汚い川は水かさを増してアパートを呑み込みそうになっている。「水かさが増してる。…汚い川やで」「でも、綺麗」…それが現実なのですよね。 唐田えりかは、この撮影の後、ほんとうに夢から抜け出せなくなってしまったのでしょう。どちらが現実でどちらが夢なのか分からなくなってしまったんだと思う。それを思うと、彼女の没入感もまた怖いのです。「オーロラ。あのCMの。ほんまに見たん?」「うん。見たよ」「空が海みたいやった?」「うん。そう。なんだか夢見てるみたいやった」「そっか。私は、まるでいま、夢を見てるような気がする。…違う。今までのほうが全部長い夢だったような気がする。すごく幸せな夢だった。成長したような気でいた。でも目が覚めて、私、何も変わってなかった」…でも、長い夢のように思えた世界こそが、ほんとうは現実だったのです。 【まいか】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-16 05:20:02) |
10.《ネタバレ》 序盤は主演二人の好感度が余りにも低くて、どうなることかと心配になったけど、設定が判明して安心した。 とりあえず好感度の違う一人二役を演じ切ったことは評価したい。 周りを取り巻く登場人物たちもそれぞれにいい人ばかりで、見ていて幸せな気分になる。 でも、後半の展開が酷い。 この女の倫理観はどうなってるのかと問い質したくなる。 百歩譲ってどうしても感情を抑えられなかったということなら、戻ってきちゃダメ。 こんなの誰も幸せにならない。 倫理観が崩壊してるので人工呼吸器が外されちゃうんじゃないかと心配になったよ。 猫が捨てられてなかったことだけが唯一の救いでした。 【もとや】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-06-17 12:52:45) |
9.唐田えりかをますます好きになった。 まさしく魔性の魅力。 あの透明感、幸薄なオーラ。 守ってあげたくなる魅力。 芸能界復帰を心より待ち望む。 唐田えりかの魅力を引き出した濱口竜介監督も素晴らしい! 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-10-25 02:44:25) |
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8.《ネタバレ》 本来は主人公朝子の心の動きがテーマなのだと思うが、台詞も少なく終始無表情なので、その辺がほとんど伝わってこない。作品としては大失敗ではないか。一方、亮平は饒舌で表情も豊かなので、その気持ちは痛いほど伝わってくる。結婚を目前にして彼女を昔の男にさらわれてしまう哀れな男の物語。そう思ってみれば、この映画はそれなりに楽しめる作品だった。 元彼が現れて破談になるような話は割とありふれているのかもしれない。好きな人がいるのにそれが実らないから、とりあえず身の回りで結婚相手を選ぶが、好きな人が迎えにくればあっさりと婚約者を捨ててしまう。だが、生活のことを考えれば実直なサラリーマンの亮平の方がずっと良いわけで、しかし戻ったとしても二人にどんな未来が待っているのだろう。 朝子は単に不信の目を向けられるだけのことと思っているのだろうが、亮平は怒りと悲しみと彼女の言葉全てに対する不信とその他様々な負の感情に一生苦しめられていくのだろう。ラストで同じ川を見て、亮平は汚いと言い、朝子はきれいな景色と言うが、二人の行き違いを暗示させる重いシーンで幕を閉じていた。 PS. 唐田は当時未成年。初めての恋だったのかもしれないな。高まる気持ちに驚き、どうしていいか分からなかったんだろう。「麦」ではなく「亮平」に出会っていたら良かったのにね。 【駆けてゆく雲】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-30 12:11:43) |
7.《ネタバレ》 東野が別人で二人も出てきて、しかも大半主役二人の絡みになると、現実に間違いが起こっても不思議じゃないなと思ってしまう。 しかも唐田は当時未成年だし・・。 本論から外れてしまうが、どうも例のことと切り離してみるのは難しい。 物語は後半残り30分ぐらいからホラーじみてきます。とにかく、唐田が何を考えているのかわからない役柄で、ずっとふらふらしている。関西弁のセリフも棒読みでへたくそ、ただし不思議な雰囲気はある。 ALSの男友達を前にしても、何の感情もなく、自己の世界に浸っている姿や、一度捨てた男に平然と会いに行く行動は怖すぎるものがある。 女性友達二人など脇役の好演のおかげで退屈感はなかった。 だが結局、何がいいたいのか最後までよくわからない映画だった。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-22 14:32:06) |
6.一緒になるって決めた時は亮平=麦だったけど、亮平と別れると決めた時は亮平>麦になったんだね。一瞬ホラーになる展開か!?と思ったが違ったか。麦と朝子が淡々としててわかりづらいわ。 【Yoshi】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-03-10 09:28:14) |
5.簡単に言うと静か静かな人間ドラマです。 物語としては有りそうで無さそうな半ファンタジー。 主演の二人があまりにも素朴で感情移入が難しかった。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-25 01:07:20) |
4.《ネタバレ》 これは…。最初の20分でげんなりしていましたよ。よそんち(岡崎の実家)に行って、恋人といちゃつき放題。さっぱり愛想もなくって、夕飯の片付けもしない。東京でてきてからもノラ猫に餌やってたりして。一体、いつの時代の勘違い女子キャラだよって思っていましたよ。麦が帰ってきてからは、ああそうか、この勘違い朝子が、ここから悪夢に落ちていくんだなってワタシの血圧上がりかけましたが、そういうことでもないらしいんですね。あいや、物語のたたみ方としては、これはこれで悪夢なのかもしれません。あれだけ優しくって男らしかった亮平が、石になってしまったんですから。が、とにかく。まったく、ヒロインに魅力を感じなかった映画です。寝言は、寝て言え。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2019-10-09 22:33:42) |
3.《ネタバレ》 ほんわかした、大人しい女性。男としては守ってあげたいタイプ。でも結果として嫌な女になる。 昔からよくあるパターン。 結局、自分をしっかり持てないのに、自分の気持ちを大事にするタイプの女の子は、 都会に出してはいけません。 この映画、この女の子の親が出てこないんだよね。 悪い男じゃなくて良かったよ。東出君(丸子君の方)、エライ! 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-05-26 20:43:41) |
2.主人公の行動には驚き、確かに戦慄する。とても共感できないが、惹き込まれた。安易な共感は物語を陳腐にする。この映画にはいろいろと考えさせる多面的な面白さがあった。様々な視点や視線があるように思えた。 こう言うと語弊があるかもしれないが、震災以降、君と世界は一体化し、誰も世界を疑うことができない、そういう時代の流れが急速に訪れているように感じる。それによって個人の内面や物語といったものは世界に沈んでしまった。世界を疑う違和こそが内面を失いつつある人達のココロの快復に求められるのだとすれば、この映画の主題はその為のギリギリの「戦い」そのものと言える。全てを失った凡庸な悪としての私、その地平から私が追いかけるあなた。立ち止まり、受け止めるあなた。そこから始まる物語。悪から善を生む、汚ったねぇ河から始まる物語。世界から一番遠い君の恋愛物語。共感できないが故に素晴らしい人間讃歌だと思った。唐田えりか、東出昌大の二人の主演も象徴的に素晴らしい。 【onomichi】さん [インターネット(邦画)] 10点(2019-03-30 22:08:03) |
1.《ネタバレ》 面白かった。恋愛映画というより、都会のモダンホラーとして最高。「来る」より怖い。主役二人の演技は、もうひとつだったが、伊藤さんの演技、とりわけ 関西弁の習熟度にたまげた。ネイティブでないそうな(関東出身)。彼女なら、じゃりンこチエの鉄の吹き替えができる。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-08 12:36:31) |