JUNK HEADのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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JUNK HEAD

[ジャンクヘッド]
2017年上映時間:99分
平均点:8.17 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-03-26)
SFアニメ
新規登録(2021-04-13)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2021-08-07)【イニシャルK】さん
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監督堀貴秀
堀貴秀パートン/三バカ/博士/職長
原作堀貴秀(原作/原案)
脚本堀貴秀
撮影堀貴秀
配給ギャガ
編集堀貴秀
あらすじ
地上の環境汚染が激しく進み、人類は地下開発を進めるべく労働力としての人工生命体マリガンを創造するが、やがてマリガンは反乱を起こし地下を征服してしまう。何とか地上で生き長らえ、生殖能力と引き替えに永遠の命を手にした人類だったが、新種のウィルスの蔓延により再び絶滅の危機に晒される。生き残りをかけた人類は、地下で独自に進化しているマリガンの調査を開始する。そして、感染症で仕事が立ちいかなくなったダンス講師のパートンも調査員に応募し地下に向かうのだったが…。主要なスタッフの殆どを兼務する堀貴秀監督が、自らの短編作品を元に、ほぼ一人で7年かけて製作したSF長編ストップモーションアニメ。
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未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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24.《ネタバレ》 一見、キモそーな映像が目につきますが、内容はしっかりわかりやすいエンタメ、ドタバタ冒険活劇。言語は独自の言葉なので字幕アリ。お笑いシーンも多数です。独特な世界観でちゃんとしたドラマを描くってことで、どっかドロヘドロや銃夢っぽい感じもしました。全編ストップモーションで、これだけのしっかりした長編の物語を、舞台製作も含め小人数で作った所に夢があり、その思いみたいなのと、キモかわいいキャラのアクションと、次々表現されるワンダーな世界設定で、退屈感は全く感じず、たっぷり不思議な世界へトリップできました。物語の方も、予想外の展開と期待する展開のバランスがよく、主人公にしっかりライドでき、次どーなっちゃうの?ってゆうワクワクアトラクションに乗ってる感じで楽しめました。登場するキャラ達も魅力的で、僕的には途中で出会う少女のニコちゃんが結構、お気に入りです。かわいいと言われて照れるとことか。あと、暴走族のバイク乗りみたいな感じでエレベーターを動かす無口な乗務員さんも何気に目を引きます。小3の息子と観に行きましたが、息子も物語をちゃんと理解でき、面白かったらしく、途中で何回かクスクスしてました。完璧な作りこみで低予算は感じさせないのだけど、どっか手作り感とゆーかフィギュア感も残っていて、それが、この世界をもっと知りたいとゆう感覚を呼び起こす感じ。ちっさい映画館での上映、新たな世界観イメージのメジャーじゃない映画、実は三部作で、もっとこの世界観を知りたい気分ありなど、初期スターウォーズの一番最初の映画を最初に子供の頃に観た感覚を感じました。
なにわ君さん [映画館(字幕)] 10点(2022-01-30 16:53:53)(良:2票)
23.《ネタバレ》  すごい!

 ストップモーションアニメというと、海外ではすごいのが出てて、日本はあまりなく、最近やっと「PUI PUIモルカー」で総時間33分くらいのものが出て、日本でも少ないけどあるんだなあと思ったところに、この壮大な、遠大な世界の作品が出てきて、全俺がどよめいた! みたいな感じでした。

 とにかく背景のセットが混沌として奥深く果てが見えないくらいのスケール感があって、これは元々監督の方が芸大の創作でそういうのを作られてたのが生かされたということで、終盤には宗教的な深みまで垣間見えるようになって、とにかく素晴らしかった。

 キャラクターも、どれもこれもグロテスクで、血も飛び散ったりしておぞましいものばかりですが、それぞれが息づいていて、ユーモラスな部分もあって終わりごろには愛着がわいてきさえする、最後に対決する敵すら「貴様、あの傷! あの時のあいつか!!!」という、人格的なものがあるものに対する敬意みたいなものが生まれて、すごかった。あと、いちおう人間は新しいテクノロジーで永遠に近い寿命が得られるようになったということで、そういう話もちらっと出てくるのも面白かったです。

 パンフレットでは、最初のクラウドファンディングは失敗してしまった、ということらしくて、今後は、これが評価されて、終わってないので(全3部作らしい?)、潤沢な資金支援を得て、ぜひとも最後まで完結して欲しい。また、クラウドファンディングなどで支援の募集などあれば、ぜひぜひよろこんで支援したい! と思いました。



 あとまあ、以下は盛大ネタバレですが、個人的には、本作は銃夢リスペクトがすごいと思って、ストップモーションアニメ版:銃夢じゃん! と思って、あの遠大な鉄骨やらなんやらのゴミゴミごちゃごちゃ入り混じった汚い世界は、まさに俺たちのクズ鉄町だし、天から人間である主人公が頭部だけで落ちてくるのはまさに銃夢の冒頭だし、異形の化け物の描写もまさに銃夢(というよりはギーガー的か)だし、最後の山場の、あの機械の身体だからこそできるあのアクションは、まさに銃夢だし、あの銃夢的な未来のSF的世界を描く魅惑的作品として、ずっと続きを待ちたい所存です。

 そんなところです。
simさん [映画館(字幕)] 9点(2021-05-22 20:09:38)(良:2票)
22.《ネタバレ》  「アニメ」大国日本だけど「アニメーション」全般となると色々と弱いのよね。CGアニメーションにしてもそうだし、ストップモーションアニメーションとなると、最早不毛の地みたいな感じ。日本の長編ストップモーションアニメーション映画って一体どこまで遡るのかしら? サンリオの『くるみ割り人形』(1979年)?
 これはそんな日本の、そして世界のアニメーション界に革命をもたらすかもしれない作品ね。何しろライカやアードマンのようなストップモーションアニメーションの大手の作品、何百というスタッフの手と何十億という資金によって創られたモノと比べても、ちっとも遜色のない作品、しっかりと娯楽エンターテインメント作品になっているのだから。最初1人、長編化が決まってからも4人ほどで創られていながら。

 グロいのは得意じゃないし、ここに描かれた世界はまるで悪夢のようね。夢に見そうよ。でも、その独特な個性を放ちまくる作品世界にすっかり魅了されたわ。広がる地下世界に棲む、起源を同じにしつつ色々と株わかれしたキモチ悪い生き物たちに触れてゆくうち、段々と親しみを抱いて、最後には愛着も湧いちゃうって、主人公が辿る道と観客が映画に抱く感覚の流れがシンクロしてるカンジね。

 世界の造形が凄いの。完全にアタマの中のイメージの映像化をコントロールしきってるように思えるわ。大スケールな画から細部に至るまで独自のセンスで支配されてるの。
 そして大切なのは、そこだけに集中してないってコト。パンフ読むと判るのだけど、作品世界はかなりコマゴマと設定されているのね。歴史がどうこう、その世界の成り立ちがどうこう、って。で、日本のアニメってそれを延々と説明しがちなのが大きな欠点だと思うのだけど(それに終始しちゃってるモノも多いわ)、コレはそこにあまり留まらずに物語をちゃんと転がしてゆくのね。物語が面白いの。説明やアクションのために物語が停滞する部分が無いコトはないのだけど、ちゃんと娯楽映画としてのバランス感覚を持ってるわ。

 ティム・バートンやヘンリー・セリック、ニック・パーク、ウェス・アンダーソンといったストップモーションアニメーションにプンプンと匂い立つような独自の個性を発揮する作家たち、この堀貴秀という人は彼らに比肩し得る存在だと思うの。凄いモノ見たわ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-14 22:33:17)(良:2票)
21.《ネタバレ》 話題になってるって話は知っていましたが
鑑賞するタイミングができず
AmaoznPrimeになってしまいましたが

これは劇場で見たかったですねぇ。

最初はなんかちょっとカクついた感じかなぁって思っていたのですが
途中から全然気にならなくなって
むしろ愛らしくなっていく。

さらに最初ポータルってゲームみたいなフォルムから
ローテクのフォルムに変わってから
そのフォルムが可愛すぎる。

油絵だけでできてるゴッホの映画に近しい感覚になるぐらい
ただ歩いてるだけなのに楽しい。

全編キモイデザインなのに
不快感がないのが凄いですよ。
特にクノコがやばすぎるのに(笑)

とにかく全編絵的な魅力が凄いです。
ラストはきっちり盛り上がりがありましたが
そういうのなくてもなんか楽しかったです。

3部作みたいで、まだまだこれからって感じですが
次回はぜひ劇場でみたいです。

ぜひ全国で上映してほしい

9点で
シネマレビュー管理人さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-03-03 13:17:45)(良:1票)
20.《ネタバレ》 7年もの歳月をかけて(元の短編作品の分を入れれば11年?)殆ど独りで、しかも独学で製作した作品というだけで既に感動的であって高評価を禁じ得ないのですが、それではある意味本質的な評価と言えないような気がして製作者に失礼だとも思うので、そのことは脇に置いてレビューします。

地球や人類の未来を描いたSF作品は既に星の数ほど語られていて、ここで描かれる世界観についても今まで見たことも聞いたこともないオリジナリティ溢れるもの、とは言い切れないところです。とは言え、決して多くを語ることなくその世界観をビジュアル化している感性と技術には並外れた才覚を感じます。凄いとしか言い様がない。凄みとも言える、徹底したリアリティ追求の姿勢を感じます。
正直なところ、序盤は緻密で迫力ある映像に圧倒されつつも、個人的な好みの問題で世界観に若干引いてしまった部分もありましたが、物語が進むにつれ次第次第に作品世界に惹き込まれ、徐々に密度を増していく表現力・空気感に否応なく感情移入していってしまいました。気が付けば、クレイモデルのストップモーションアニメであることや、そのスケール感までも見失ってしまうほど作品にのめり込んでいる自分が居ました。
本作の段階では、ストップモーションアニメとしてのビジュアル面の凄さにばかり目が行きがちですし、主人公はロマンと冒険を求めて地下世界に飛び込んでいく若者といった設定で、必要以上にその精神世界にまでは踏み込んでいない様に思えます。エンディングからも当然製作されると思えてしまう後日談の中で、主人公が地上では当たり前だった命の永続性が地下では必ずしも成立しないことに気付き、徐々に生命の在り方や価値観に目覚めていく姿が描かれていき、より深みのあるファンタジーとなるのかなと期待しています。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-21 22:01:40)(良:1票)
19.《ネタバレ》 輪廻転生を描きながら、生きる意味を問う物語。と見せかけて、実は全然違うのかもしれません。監督の狙いは別にあるのかも。説明不足を自分勝手に脳内補完している可能性も否定できません。そういう意味では、映画の完成度は決して高くないと思います。無駄な描写が多いですし、ストーリーテーリングも上手くありません。必要以上にグロテスクですし、結末も尻切れトンボ。しかしながら、本作の訴えかける力はズバ抜けていました。画面の端々から謎の迫力が溢れていました。全ての芸術作品の使命は観客に何かを感じさせる事。その観点で本作は(私にとって)満点に違いなく、もう諸手を挙げて賞賛したいです。映画の出来の良し悪し等とは、また別次元の話。こういう映画こそ傑作と呼びたい。こんな気持ちになったのは、湯浅政明監督の『MIND GAME』、内田けんじ監督の『運命じゃない人』を観た時以来であります。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 10点(2022-02-21 19:16:10)(良:1票)
18.いや~ この作品が ストップモーションアニメであることに、少人数で7年かけて製作したことに、驚愕 驚嘆した..映画ファンとして 賞賛しない訳にはいかない、すごい!!! ストーリーも なかなかシュールで楽しめます~
コナンが一番さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-02-12 12:22:54)
17.大した前置きもなく、右も左も分からない状態で始まるので導入部こそ居心地の悪さを感じるが、サイバーパンクでスプラッタな世界観とユーモラスな登場人物達に魅了され、段々とこの世界の虜にさせられる。
見終わった今も続きが見たくてしょうがない自分は完全に「JUNK HEAD」ジャンキーになってしまった、続きが作られるかは分からないが、それまでは本作をリピートして続編を待ち続けようと思う。
勾玉さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-12-28 04:24:39)
16.ハードコアな世界にコミカルなキャラクターが活き活きしてるね。面白かった。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-08-16 11:14:49)
15.《ネタバレ》 クリエイター魂には敬意を表するものの、追いつ追われつに終始するストーリーに結局何が言いたいのか分かりませんでした。「地上では思えなかったけれどここでは生きてる感じがする」ハッとした台詞に加点。続編があるそうで言いたいことを見せて貰えるのでしょうか、興味深いところです。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-28 23:29:50)
14.触るのも勇気がいるほど不気味なロケーションと生き物たちばかりなのに、なんでこんなに愛らしいの?
体に生えたキノコならぬクノコなんてもう、生理的にダメ、全身に鳥肌が立つほど気色悪いのに、ジャンク・ヘッドがだまし取られそうになったとき、何とか取り返せ!と心の中で叫んでいる自分に気が付いて、おいおい!ってなった。
tonyさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-01-27 15:28:42)
13.《ネタバレ》 映画の作製方法もすごいですが、物語自体も引き込まれます。続編も早く観たいです。早くというのは難しいかもしれませんが。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-24 08:04:45)
12.《ネタバレ》 たった一人で脚本から美術から撮影から編集から果ては声まで手掛けた孤高のクリエーターが、7年もの歳月を掛けて創り上げたというストップモーション・アニメ。この常人にはおおよそ思いつけないだろうぶっ飛んだ世界観や、キモさと可愛さが絶妙に同居するキャラデザインなどは何だか癖になる魅力があり大変良かったです。特にクスコという謎の食べ物をもらうシーンなんか絶妙に気持ち悪い!!でも最後まで魅入っちゃうのは、この監督のユーモアセンスがよく分からないなりにクスリとさせられてしまうからなのかな。まあ自分はそこまで熱狂的に嵌まるほどでもなかったですが、充分楽しめました。三部作みたいなので、もちろん全部観ますぞー!!でも、本作完成までに7年、単純に計算して完結編完成まではあと14年かかるってことですな…。そのころまで生きてられるかな……(笑)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2022-05-08 04:08:59)
11.監督の情熱と忍耐に敬意を表して8点で。
個人的には「地獄の三鬼神」と言うネーミングセンスとラストの歌が一番好きです。
ぴのづかさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-27 07:58:06)
10.《ネタバレ》 ストップモーションで一人で撮った、という点では凄い出来で文句のつけようがないんですが、映画として面白かったかという点ではそれほどでもなかったかなという印象。
私の感覚に合わなかった、というだけなのですが、セリフ音声が最後まで違和感があったし、映像も気持ち悪く、どこか最後まで希望がなさそうな、何をやっているんだか物語がどこに向かっているんだか、イマイチよくわからないというモヤモヤ感があり、、、面白いか、と言われると、うーんとなってしまう。ストーリが行き当たりばったりで筋が通ってないんだよなぁ。おそらく次作からストーリがきちんと整備されるんだろうと思う。
Keytusさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-02-21 01:56:47)
9.ここでの評価が高かったので観てみました。1人でストップモーションで作ったとは思えないほどのクオリティは凄いですね。ただ、私は「低予算だから凄い」「少人数で作ったから凄い」「この時代に作ったから凄い」と言った作品の外の要素への評価は薄いです。この作品が映画として面白かったか?と言われると、まあまあと言ったところ。キモカワ系のデザインはインパクトがあったので、ちょっとおまけしてこの点数です。
alianさん [映画館(邦画)] 7点(2021-09-12 01:49:43)
8.《ネタバレ》 こちらの評判(現時点で8.89)を知り気になって観に行きました。前情報は監督がほぼ一人で数年かかりで制作したということぐらいです。普段なら中国嫁が楽しめるかな?等と考えながら選ぶのですが、今回は僕の趣味全開で選びました。よく行く劇場では上映予定がなさそうだったので、遠方の劇場まで足を運びました。
こちらのジャンルの印象は、ポンキッキ?等で見かけたショートクレイアニメ程度です。独特の世界観とストップモーションがうまくマッチしており、お話も面白く楽しめました。中途半端な終わり方で、後で知ったのですがどうやら3部作?のようですね。次回作のリリースに何年かかるかわかりませんが期待したい。。。エンドロールは絶対に最後まで観る人ですが、この短さは良いですね。
銃夢のくず鉄町というコメントをみかけ既視感が腑に落ちましたw

難しいジャンルですよね。。。作品の出来にかかわらず時間(金)だけはかかりますので厳しい世界です。映画も売れてナンボのビジネスですし、作品を観たので今なら2の前売り買っても良いと思えるけど、知らなかったら中々そうは思えませんよね。
冷静にみてみると応援したい気持ちが点数に出てる気がします、ただし来週になったら忘れるということは絶対に無く記憶に刻まれましたね。

嫁には一切の情報を入れなかったので、序盤に小声で「ナニコレ?!」と聞いてきました、珍しく感想も述べつつ咀嚼しようとしていたので楽しめた?様です。そういえば続編があるかも?ということは教えてあげないとですね。
ないとれいんさん [映画館(字幕)] 8点(2021-05-31 14:00:57)
7.《ネタバレ》 ツイッターで凄いと言う評判を見て観に行きましたが、本当に凄く、面白かったです!ストップモーションアニメなのでもっとカクカクしているのかと思いましたがそんなことはなく、違和感は全くありませんでした。今回の映画は全10エピソード構想のうち1エピソードくらいとのことですが、全体のストーリーからみてまだまだ謎がありそうだなと思いました。赤いフードの女の子(?)が鍵を握っているような気がします。個々のエピソードや演出はベタ(正確には、いろんな映画で見たことある感じ)ですがそれがとても気持ち良く、見飽きた感は全然ありません。続きが非常に気になりますね。この映画の元になった30分の『JUNK HEAD 1』を作るのに監督1人で7年かかり、それが評価されて改めて作られた今作は数人のスタッフで3年かかったとのことですが、次作はもう少し早く見られたら嬉しいですね。あと、架空の言語をしゃべらせたのは大正解です。世界観の構築に大変役に立っていますし、公開する際に吹替しなくても字幕で済みます。最後にあえて言わせていただくなら、パンフレットのフォントの使い方がもう一つな気がします。素人が作ったような感じになってしまっている気がします。読み易くはあるんですが。
MASSさん [映画館(字幕)] 9点(2021-05-28 15:03:39)
6.《ネタバレ》 いやー凄い!キモい!グロい!そして汚い(笑)。ある程度覚悟はしていたが、しょせん明らかな作りモノ、耐えられるだろうと思ったらグロはともかくスカ耐性のない僕にはきつかった。なんであんなにリアルに作り込むんだよ!(笑)

全体の作り物感や細かいギャグとオマージュで軽いノリにはなっているが、途中までの地獄展開に本当に気分が悪くなってきた。だって元のキレイな世界に戻れてもアレだしさぁ?だからあの女の子が出てきてからは本当に救われる。

ラストの展開はちょっとずるいという気がするが、いかにも一人の人間が煮しめたオタク的な情念の結晶という感じがする。他者の視点が入らないからこその突っ走り。デル・トロが喜ぶはずだよ。

一人で作ったストップモーション・アニメということでもっとカクカクしてるものと思ったら意外なほどのヌルヌル感。そこに細かく入る視点変化と表情、ライティング、そしてギャグ。7年かかったというが、よく7年でこんなの作れましたね。エンドロールはまあ予想通りではあるが、とにかく長い昨今のエンドロールに辟易している中で短すぎて物足りないと思ったのは初めてだ。あの変な曲も劇中で何度か流せばいいのに。♪ビンビンパンパン♪ビンビンパンパン

ところでみんなあの話の続きが観たいと思うんですが、続編作りますよね?今度はもっと人雇って2~3年後くらいに観せてもらえますよね?堀さん?ね?ね?
tubirdさん [映画館(邦画)] 10点(2021-05-22 16:52:44)
5.堀監督は、全部自分でやりたかったのだと思う。終幕後、観客は異様なエンドロールを見るわけです。そこには、堀監督以外の名前も見えるのですが、本当は全部自分でやりたかったんだろうなと思う。他の人のアドバイスや意見なんか聞かず。「JUNK HEAD」の世界の神は、パートンやましてやポン太ではなく、堀監督自身なのだから。誰のものでもない世界を作り上げたいと願ってそれを実現した。カッコいいよ。でも。カッコいいんだけど、それが空恐ろしいことのような気持ちもするんだよね。本作について。面白かったですよ。劇場なので声は出しませんでしたが、「あああ″あ″〜(苦笑混じりの困惑の声)」という心の声を上げることしばしば。次回作も見たい。これはもう、映画館で。堀監督には、お金を払いたい。10点は、3部作が終了するときに残しておきます。【追記】「いらすとや」の作者の方に近い情熱を感じます。【追記②】ここで終わって、これでいいと思うオレもいるな。
なたねさん [映画館(字幕)] 8点(2021-05-10 18:44:04)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 8.17点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
628.33%
7520.83%
8729.17%
9729.17%
10312.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review3人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review3人
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