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ファミリア

[ファミリア]
familia
2022年上映時間:121分
平均点:4.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-01-06)
ドラマファミリー
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タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
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監督成島出
キャスト役所広司(男優)神谷誠治
吉沢亮(男優)神谷学
佐藤浩市(男優)駒田隆
松重豊(男優)青木
MIYAVI(男優)榎本海斗
中原丈雄(男優)
室井滋(女優)
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
撮影藤澤順一
製作木下グループ(「ファミリア」製作委員会)
製作総指揮木下直哉
配給キノフィルムズ
美術金田克美
大坂和美(装飾)
編集阿部亙英
照明豊見山明長
上田なりゆき
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 簡単な物語の詳細だけを読んで鑑賞したけれど、異国文化の交流を描いたハートフルな映画だと思ってたら、半グレやテロ組織まで出てきて暴力が当たり前のような映画でビックリしちゃいました。

半グレのリーダーはブラジル人に妻と娘を殺されて全てのブラジル人を憎むようになったけど、役所広司演じる神谷誠治は、息子と嫁を身代金目当ての多国籍テロ組織の犯行の犠牲となって帰らぬ人となってしまったが、誰かを恨むことはなかった。この映画がたぶん伝えたいメッセージはこれなんではないかと思えた。でももし自分が誠司や半グレのリーダーだったら誰かを恨まないなんて出来るのか、ちょっと自信ないかな。こわ!(^_^;) ただ主人公の誠司があまりにも人が良すぎるのは、ちょっと人間味が薄れてしまってる気もする。

誠司が半グレを襲って白状させるシーン。なんか和製「96時間」か「ランボー」かてなっちゃいました(笑)その後も一人一人襲うのか!てなっちゃいました。いや流石にそれしちゃったら全く別物になっちゃいますよね。

主人公の誠司が焼き物職人である設定が今一つな気もした。

マルコスが半グレのリーダーを殺そうとするけど、なんでわざわざ仲間が大勢いる場所を選ぶのかわからないし、ナイフを出すのも早いし遠すぎる。あそこのシーンはちょっと幼稚すぎたし、見せ方としてはあまり上手くなかった。わざとらしすぎた。

他の方もおっしゃられる通り、たしかに差別問題を扱う上での半グレやテロは過剰な演出で別世界の出来事みたいで身近には感じにくいかも知れない。ただ私はリアリティ路線も好きだけどこういった見せ方もエンタメとしてはアリだと思うので、別にそこに関しては特にはないです。単に面白かったか、感動したか、何かを感じ取れたか、作り手の想いは受け取れたか、などで作品を評価するようにしています。まあ人それぞれですから、はい。

ハートフルな映画ではなかったけれど、まあ観て損をしたとは感じなかったのでこの点数です。
Dream kerokeroさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-09-26 18:08:53)
2.《ネタバレ》 在日ブラジル人の若者が直面する問題を正面から扱ったものとしては、おそらくはじめてのメジャーな映画作品ということで期待していただけれど、実際には失望のほうが多い内容でした。この作品の残念な点は、不必要なセンセーショナリズム。ブラジル人の若者を追いかけ回す日本人ギャングの暴力もアルジェリアのテロ占拠事件も、本作のテーマを語る上で絶対に必要だったのか、製作者は自問してほしい。むしろ、日本の外国ルーツの若者が直面するのは、そんな極端でベタな暴力ではなく、ほんとうにちょっとした些細なことで、あるいは時代の変化によって、突然に生きる基盤を簡単に失ってしまう可能性があること。それは、リーマンショックのときに多くのブラジル人労働者が経験したことであり、近いテーマを扱った傑作『マイスモールランド』で主人公家族が陥った苦難だってそうだ。近年注目されたウィシュマさんの死亡事件だってそう。その「脆弱性」を描くうえでは、本作のギャングの暴力もテロもただただ「過剰」で、まるで彼らが私たちの隣人ではなく別世界を生きる人たちであるかのように描かれてしまう。それだけでなく、暴力やテロと「外国人」を結びつける不必要な偏見を増幅させる可能性もある。マルコス役のサガエルカスをはじめ海外ルーツの俳優の起用などは高く評価したいけれど、その意識がなぜ物語・脚本へと結びつかなかったのか。ただ残念。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 3点(2023-08-10 22:31:10)
1.日本社会における移民に関する物語を描くこと自体は何も間違っていませんしこういう題材を扱ったオリジナル脚本の映画はもっと増えるべきだと思います。しかし安易に悪役を設定したり最終的に家族愛に帰着するならば社会派や人間ドラマとして売り出すのではなくもうちょっと娯楽性のある内容にした方が良いのではないでしょうか。この映画特有の強みというのが日本映画としては扱う題材が希少であるという点だけで、人物造形や演出・構成の新規性があまり見られないのが苦しいところです。内容としてはグラン・トリノをやりたかったのかなとは思いますが、そのために何を描くべきかよくわかっておらず焦点がぼやけている印象を受けます。主人公の家業としての焼き物とブラジル移民の苦境、そしてアルジェリアの紛争が並行して描かれますが各要素がバラバラなままで進行し、伝えたいテーマやメッセージがよくわからなくなっております。無駄に複数の要素を投入するよりも重要な要素を一つだけピックアップして丁寧に掘り下げた方がまとまりのある良い映画になったと思います。
Сакурай Тосиоさん [DVD(邦画)] 4点(2023-07-30 23:35:40)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 4.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3133.33%
4133.33%
5133.33%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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