91.アイドルを女優に開眼させることで名高い相米監督の手腕が光ってます。思えば、当代きってのアイドルの映画に、裸やらエッチシーンやらを出すなんて、角川春樹はなんて優れたプロデュ-サ-なんだろう、と妙に感心したりして。ヤクザの世界を垣間見ることで彼女は少し大人になったけれど、彼女の出現によって、ヤクザ達も少しずつ素直になっていったのが印象的。ひとりは雨の中で本心をせつせつと吐露して、ひとりは母親に甘えるようにぎゅっと抱きついて。これはかなり切ないシーンでした。監督や脚本家の思い入れは、ここにあったのね、きっと。この年で再見して解りました。 傑作ではないかもしれませんが、いい映画です。ひとつの時代を築いた角川映画に改めて感謝を。 【showrio】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-11-08 23:32:40) (良:3票) |
90.《ネタバレ》 『ねらわれた学園』を劇場で見たときのショックが大きすぎて 以降薬師丸ひろ子の映画は避けていたのですが 30年たった今 薬師丸ブーム(といっても彼女の歌う曲にですが)が自分の中におきていて そのタイミングで見てしまいました。 ここでのレビューで予習していてとても不安だったのですが いやあ とても抒情的に 少女が大人の女になっていこうとする様が丁寧に描かれているではないですか。 あの「カイカン」のシーンは 少女でなくても男でもおばさんでも皆がカタルシスをおぼえる名シーンですよね。 で佐久間にキスしてしまうに至るまでも丹念に積み重ねがあるので 自然に感情移入して涙してしまいました。 角川映画をちょっとこう 斜めに見ていた部分があったのですが 見方が変わりました。 【監督】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-14 20:08:31) (良:2票) |
89.《ネタバレ》 今でこそ円熟期を迎え、お母さん役などを演じている薬師丸ひろ子さんですが、私にとっては幾つになっても薬師丸ひろ子と言えば、このセーラー服と機関銃のイメージ。 特に『カ・イ・カ~ン』のシーンは思春期の初見の時から、オッチャンになった今現在までも強烈に脳裏に焼き付いている名場面でして、もうそれだけで私の中では映画として成功なのです(主題歌も含め)。 だから、仮装大会の欽ちゃんじゃないけど、ひろ子ちゃん健気に頑張ったよぉ~、もうちょっと平均点上げてあげてよぉ~・・・って気分なのです。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-01-18 19:27:16) (笑:1票) |
88.《ネタバレ》 相手事務所に一人で乗り込み速攻で取っ捕まっちまってクレーン車で吊られてたシーンなんですが、「やめて~」の悲鳴とともにセメント漬けにされる事二回。(アイドルなのに。薬師丸さんなのに。)、 しかも、その時、顔までどっぷり浸かり 顔は全面セメント顔になってたんですが (薬師丸様 な・の・に ) でも次のカットでは全くお顔が汚れていないんですよね いや~不思議ですよね~☆ いや~恐ろしいですよね~☆☆ いや~ビックリマンチョコですね~ ☆☆☆ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-05-29 17:48:20) (笑:1票) |
87.ヤクザ映画に薬師丸ひろ子が乱入したような内容。 冒頭から駄作のにおいが漂っている。 ストーリーも映像もアマチュア映画のようで、見どころがない。 薬師丸ひろ子は素材はともかく、髪型がブサイク過ぎてまったくきれいに見えないし、 セリフの内容もひどくて聞いていられない。 風祭ゆきのほうが全然きれいに見える。 薬師丸ひろ子を抜きにすれば、麻薬を巡って血みどろの抗争をする 下劣きわまるヤクザ映画でしかなく、しかもだらだらと長くてひたすら苦痛だった。 こんな一片のとりえもないような駄作を、現在や未来に伝えていく意味はあるのか? ないんじゃないの。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-07-05 22:35:12) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 アバウトな記憶はあったのですが、今回改めて拝見させて頂きました。今、この時代・この年で冷静にみると結構よく出来てます、というかぶっちゃけ面白かったですよ。確かに当時は角川からリリースされたアイドル物なのでしょうが、特徴的なカメラワーク=長回し…すごいですね、これは。 遠~くからのロングショット…屋上のシーンは、終わっていくことの切なさの表現でしょうか…。 いまみてもゴージャスな出演者 当時羽振りがよかったんでしょうねぇ&みなさん若い! 薬師丸ひろ子の若さあふれる演技(若干棒読み気味(苦笑))は微笑ましくもあります。いろんな意味での見どころも多く、特にクレーンでじゃぶ~んのシーンはめちゃくちゃ・当時人気絶頂アイドルですよ(笑) いや~~大変楽しく観ることが出来ました。 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-02-06 08:39:53) (良:1票) |
85.うわぁつまんねえ・・・。 と素直に言える、そして誰かに同意を求めたい感じの映画ですね。 角川映画ってほんっとにクオリティが低い!この時代にこんな物作ってたから現代の映画に何の蓄積も残されてないんだと妙に納得できます(笑) アイドル映画ってホントひどいなぁ。昔に見ておいて良かった、現代にこんな物見てたら時間の無駄と思えるほど。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 3点(2008-10-13 00:18:04) (良:1票) |
84.確かに出来としてはそんなに大した映画じゃないような気がするけど、好きか嫌いかて言われると嫌いではない。では、好きなのか?と言うと、これまたそれほど好きなわけでもない。相米慎二監督の映画って、昔は苦手だったけど、今、見直すと所々で不思議な魅力が隠されているような感じが漂うのである。この映画における薬師丸ひろ子の存在、これは薬師丸ひろ子だからの映画って気がする。最後にやはりこの映画のタイトル、これが私は一番良い気がしてならない。だって、セーラー服だよ。すいません。セーラー服が嫌いな男なんてまずいないでしょ!学生服と機関銃だったら絶対に見てないよ。まあ、なにわともあれ、薬師丸ひろ子のファンの為の映画であることは間違いないわけでして、個人的には「Wの悲劇」は別格として、その次に薬師丸ひろ子で直ぐに思い出す映画となるとこの映画です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-12 15:07:26) (笑:1票) |
83.中学時代、長い間この映画のチラシを下敷きに挟んでガッコ通ってました。しかも「ねらわれた学園」「野性の証明」のチラシと週替わりで・・・。今人気絶頂長澤まさみ嬢でドラマ化リメイクされているようですが、時間的に観られません。駅プラットホームの宣伝広告を観る限りじゃ、彼女に当時の薬師丸ひろ子ほどのカリメロ性、もといカリスマ性がそれほど感じられないのは、自分が枯れてきたせいでしょうか?いや、でも同世代(←なのか?)蒼井優、沼尻エリカあたりの演技+αにはココロを動かされるので、単に好みの問題なのかなと。だいじょうぶ、俺はまだ枯れちゃいねえぞおぉぉぉ~っ!!と激コミ通勤電車の中自分に言い聞かせつつ、日々長澤まさみのポスターと対峙してます。いや、むしろお隣の「鉄板少女あかね」の方が・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-10-22 10:54:37) (笑:1票) |
82.期待を大きく裏切る面白なさだった。ストーリーがなんか唐突な感じがする部分があったりして展開が悪すぎるしテンポも悪くて駄目だった。ツッコミたい所が多くて手抜き感を感じたし、失笑にもならなかった。普通なら薬師丸と渡瀬は相当早い段階で死んでいると思った。カメラワークが気になってしょうがなかった。無駄に長いワンカット、なぜか遠い距離からのカット、わかりにくいアングル、などが良くなかったように思った。最後のほうも終わり方がダラダラしすぎて駄目だった。有名なセリフの部分も大した事なかった。あの有名な歌は良かった。 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 2点(2006-09-30 12:22:05) (良:1票) |
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81.薬師丸ひろ子が機関銃をぶっぱなす。 薬師丸ひろ子が「快感」。 薬師丸ひろ子がチュ-をする。 薬師丸ひろ子のスカートがめくれる。 だから値打ちがある。 ただ、肝心なことに、薬師丸ひろ子のファンじゃなかったもんで(^^; つまらんかった。 「夢の途中」は名曲だけど、あの曲のタイトルを「セーラー服と機関銃」にしてしまうプロモーション。。。 当時の角川のやり方は凄かったなぁと(^^; 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-15 19:24:22) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 内容的には粗さの目立つ雑な作品である。あっちでもこっちでも殺しが起こって、最も憎むべき対抗組織が定まりきれず、クライマックスも「こいつが最後の敵なのか?」状態。中途半端な殴りこみして、組解散して、堅気になりました、終わり・・・って皆それで良いんか?という感じでしょうか。しかし、映画を見ていない人でも知っている薬師丸ひろ子の名セリフ「か・い・か・ん・・・」や、82年の邦画年間最高の売り上げを出したところをみても、間違いなく角川映画の代表作の1本でしょう・・・いや、それどころか邦画の歴史においても忘れてはいけない1本と言っていいのではないでしょうか。 【カズゥー柔術】さん 6点(2004-11-15 01:02:57) (良:1票) |
79.機関銃を撃つシーンって有名だけど、カットとしてはほんの2~3秒とあっけなく、例の台詞以外たいした見所ではないんですよね。それよりも俺は、2丁拳銃をおどおどしながら撃つシーンが好きです(背後からのカットが妙に可愛い)。一番印象に残ってるのは、冒頭のブリッジで苦しそうに歌ってるシーンかな(笑 【 - @】さん 4点(2004-09-18 19:56:48) (良:1票) |
78.「カ・イ・カ・ン」公開当時はここばっかりクローズアップされて、清純派アイドル薬師丸ひろ子にエロい言葉を言わせた凄い映画と思っていたが、冷静に考えると「快感」って言葉は全然エロくない。いたいけな中学生を騙してくれた映画。(いや、勝手に思い込んでいただけか..) 【R&A】さん 5点(2003-12-27 18:10:27) (笑:1票) |
77. 相米慎二監督も赤川次郎原作は如何ともし難かったらしく、面白くないの一語。「翔んだカップル」に続いて起用したお気に入りの薬師丸ひろ子も大根だし…。話題性だけ先行して大ヒットした悪しき角川パターンに貢献した罪は決して軽くはないゾ!!取って付けたような銃乱射シーンも腰が入っとらーーーーん!!! 【へちょちょ】さん 5点(2003-01-27 10:46:08) (良:1票) |
76.《ネタバレ》 角川のYouTubeチャンネル期間限定配信で視聴。画質も音質も良好で、ようやくちゃんと観れた感じです。 父親のような男と女子高生の恋物語という意味では『雪の断章』と似たような題材です。ピエロのからくり人形とチンドン屋を映したカットの不穏な寂しさとか、死の予感が北海道に結びつくところも『雪の断章』や『魚影の群れ』のモチーフに通じている。全編にわたってロングショットの長回し演出は堪能できるし、スクリーンに時代劇を映すところにも相米らしい趣味が垣間見えます。前半だけなら9点ぐらいつけたいほど面白い。 しかし、太っちょのアジトに潜入して以降の展開はあまりに子供だましで安っぽく、赤川次郎の犯罪トリックもつまらないし、女子高生に依存していくヤクザのセンチメンタリズムも陳腐だと思う。『雪の断章』は原作を無視することで相米イズムを貫いたと思いますが、本作は原作に忠実にしてる分だけ映画としては見劣りがします。 【まいか】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-09 23:04:35) |
75.《ネタバレ》 子供ながらに何だかなぁと思った展開もありましたが、結構面白かったってのが当時9歳の僕の感想です。オカンが観たかったのかな?この時期よく連れてってもらったような気がする、その中でも一番覚えてる作品ではある。当時は二本立てだったはずだけどもう一方は全く覚えてない。 確かに大フィーバーで人気でしたが外見的には他のアイドルの方が可愛くね?と思っていました。 覚えてるのは「カ・イ・カ・ン」と言いたいところだけど他の方のレビューでそういやあったなぁと思い出した感じ、ブリッジと「歩けるんかい!」ってのと、ラストにキスするところが一番印象的だった。 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-05-01 16:09:07) |
74.《ネタバレ》 およそアイドル映画とは思えない撮り方の映画、まさに相米慎二らしいと言えるでしょう。薬師丸ひろ子の登場シーンではブリッジしているうえにセーラー服のリボンがかかって顔が見えないし、やたらに望遠レンズや魚眼レンズまで使って薬師丸の顔が小さくしか見えない、アイドル的な女優が主演していてこれほどアップが少ない映画ってのも珍しいんじゃないでしょうか。それまでの角川映画の配給先だった東宝と揉めて東映に変えたという事情もあって、角川春樹がほとんど口を出さなかったというのも大きかったのかも。ストーリー自体はかなり荒唐無稽なんだけど、思った以上にヤクザ映画的なシリアスな撮り方だったと思います。やはり当時を知るものとして思い出に残るのは、この映画が公開された時の薬師丸ひろ子フィーバーの凄さで、まさに社会現象でしたね。そして彼女が歌った主題歌の大ヒット、作者来生たかおのデモテープを聴いた角川春樹は「こんな曲はクソだ!」と言ったそうで、ほんとこの人はセンスがない(笑)。いまやアイドルソングとして80年代を代表する名曲と評価が定まっているのにねえ。有名な「カ・イ・カ・ン」のシーンも、改めて観ると官能的ですらあります。薬師丸ひろ子は御存じのように今や大女優ですが、私の中では青春真っ只中の彼女が映像に焼き付いている本作が一番です。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-01-28 23:26:21) |
73.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子の髪型はかわいくないなあ。 渡瀬恒彦はこの頃はげてたのか。 その程度しか印象に残らなかった。 相米作品はもういいかな。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-03-11 20:01:49) |
72.《ネタバレ》 鑑賞後にWikiとか見てもズバリそー書いてあったのですケド、私も全っ然「思てたんと違う」映画だとは感じてしまいましたよね。言い尽くされたコトでしょーが気になったのは二点、まずはとにかくカメラが遠い=顔が見えない=今観るとキャスト豪華なんだケド正直誰が誰だかわかんない、というコト。もう一点は(コレもとにかく)ま~長回しばっか=実にテンポ悪い、というコトですわね。 まあ、終盤に向かうに連れてその緩いテンポと(展開自体の)シュールさには流石に多少慣れていって、何となくソレは一味違う「オツ」な感じの方にも近づいていったかな…とは思うのです。が、ソレでもやはりカメラの遠さには最後まで私も慣れるコトが出来なかったのですね。2021年の『シュシュシュの娘』という映画もそんな感じの演出方針でその時も全く同じコトを考えたのですが、やっぱどーしたってシンプルに「物語に入り込めない」という感じがしてしまうのですよね(個人的に)。逆に、現実感がナンだか薄れる…という感じもあるのでシュール系の映画をやりたいのならシンプルにワリと効果的なのかもな…とは思いますケドも(=今作も『シュシュシュ』もある面ではシュール系…だと思いますし)。結論、コレだけカワイイ薬師丸ひろ子の「活かし方」という観点からは、どーしたって最善とは言えなかったかな…と思います(女子高生使って撮る映画じゃねーかな、と)。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-03 23:13:02) |