メリー・ポピンズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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メリー・ポピンズ

[メリーポピンズ]
Mary Poppins
1964年上映時間:140分
平均点:7.65 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
公開開始日(1965-12-18)
ドラマコメディファンタジーアニメミュージカルシリーズものファミリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-05-22)【イニシャルK】さん
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監督ロバート・スティーヴンソン〔監督・1905年生〕
ハミルトン・S・ラスケ(アニメ監督)
演出大森健次郎(日本語吹き替え版【ソフト】)
山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
キャストジュリー・アンドリュース(女優)メリー・ポピンズ
ディック・ヴァン・ダイク(男優)バート/銀行頭取のドース氏
デヴィッド・トムリンソン(男優)ジョージ・バンクス氏
グリニス・ジョンズ(女優)ウィニフレッド・バンクス
リタ・ショウ(女優)ブリル夫人
カレン・ドートリス(女優)ジェーン・バンクス
エルザ・ランチェスター(女優)辞める乳母 ケイティ・ナンナ
レジナルド・オーウェン(男優)ブーム元海軍提督
エド・ウィン(男優)アルバートおじさん
ジェーン・ダーウェル(女優)鳥のおばさん
アーサー・マレット〔男優・1927年生〕(男優)ミスター・ドース・ジュニア
マーニ・ニクソンガチョウの歌声
麻生かほ里メリー・ポピンズ(日本語吹き替え版 台詞【ソフト】)
山寺宏一バート/銀行頭取のドース氏(日本語吹き替え版【ソフト】)
永井一郎ジョージ・バンクス(日本語吹き替え版【ソフト】)
天地総子ウィニフレッド・バンクス(日本語吹き替え版【ソフト】)
小宮和枝エレン(日本語吹き替え版【ソフト】)
滝口順平アルバートおじさん(日本語吹き替え版【ソフト/フジテレビ】)
納谷悟朗ジョーンズ巡査(日本語吹き替え版【ソフト】)
沼波輝枝ブリル夫人/鳥のおばさん(日本語吹き替え版【ソフト】)
峰恵研ブーム元海軍提督(日本語吹き替え版【ソフト】)
落合弘治(日本語吹き替え版【ソフト】)
沢りつお(日本語吹き替え版【ソフト】)
石井隆夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
山下啓介(日本語吹き替え版【ソフト】)
林一夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木功バート(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
瑳川哲朗ジョージ・バンクス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
増山江威子ウィニフレッド・バンクス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
佐久間レイジェーン・バンクス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
京田尚子エレン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也ジョーンズ巡査(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
さとうあい(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
片岡富枝(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作パメラ・L・トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
脚本ドン・ダグラディ
音楽シャーマン兄弟
作詞シャーマン兄弟
作曲シャーマン兄弟
編曲アーウィン・コスタル
撮影エドワード・コールマン
製作ウォルト・ディズニー
配給ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ブエナビスタ
特撮ロバート・A・マッティ(特殊効果)
美術キャロル・クラーク(美術監督)
エミール・クーリ(セット装飾)
衣装トニー・ウォルトン
ビル・トーマス
編集コットン・ウォーバートン
動物アンドルー
あらすじ
バンクス家に来た新しい乳母、メリーポピンズは子供達の理想の乳母。不思議な魔法で家族たちを幸せにします。ディズニーの実写とアニメの映画
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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101.《ネタバレ》 初めて見たのはたしか親戚の人がWOWOWか何かのを録画してくれたビデオで、幼稚園児くらいだった当時は台詞もろくに分からなかったけど、見ている間気分はずっと絵の中屋根の上、歌が始まれば適当に口ずさみ、終わりが近づくと無性に寂しくなる―。その感覚は今でも覚えています。
そのビデオは結局画像が悪くなって捨てちゃったんですが、最近ふと見たくなって借りてきたら、今まで気が付かなかった、この映画の奥深さにはっとしました。
仕事第一で子どもたちにあまり構わず、メリーポピンズをバカにしていたお父さんが、彼女に言いくるめられて子どもたちを銀行に連れて行き、結果的に銀行をパニックにしてクビになっちゃったのにも関わらず、今まで言えなかった「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」をすらすら言って、嬉しそうに飛び上がって銀行を後にする。気付いたらわたしは笑っていました。お父さんが微笑ましかったのもあるし、今回、こんな素敵な再発見ができたことも凄く嬉しかったです。
最後に。みんなで手をつないで凧揚げをしに行く一家を見送ったあとで、傘に「ほんとは寂しいんだろ?」と茶化されてメリーが答える「完璧な人は感情におぼれないの」(←うろ覚え)が心に残っています。
別れがどんなに悲しくても、彼女は「完璧」でいられるように悲しみを堪えて、寂しい思いをしている子どもたちの元へと行く―そんな想像が頭をよぎり、今度は泣きそうになりました。ハイ、堂々の10点満点つけさせていただきます。
深々さん [ビデオ(吹替)] 10点(2007-07-27 17:11:12)(良:3票)
100.技術が古びても、ストーリーが古い時代の物になっても、古びないものってやっぱりあると思う。時代はどんどん過ぎて行って、もう子供たちは「ジョーズ」を観ても眠れなくなることはないのかも知れないし、次の時代の子供たちは「マトリックス」を観てチャチなSFだと鼻で笑うのかも知れない。でも、やっぱりどんな時代でも、小さな子供たちには空を飛ぶ夢を見てもらいたいし、絵の中に入っちゃう!指先をパチンと鳴らすと部屋があっという間に片付いちゃう!煙突掃除のおじさんたちと、街じゅうの屋根の上を駆け回っちゃう!そんなことが出来たらいいな~、と思っていてもらいたい。空想は、人類だけに許された最大のパワーです。この映画を観るたびに私は、どんな時代がやって来ようと、この映画だけは大人からも子供からも、愛されていて欲しいな、と思います。
anemoneさん 10点(2003-12-26 22:57:38)(良:3票)
99.原作者と映像作品製作者の間のわだかまりで起こってしまったあまりに不幸な事件が毎日の報道を賑わせていますが、この「メリー・ポピンズ」もウォルトディズニーと原作者の間で葛藤があった作品として知られていて、「ウォルトディズニーの約束」という映画にもなっています。
トラバース女史の原作は 英国児童文学伝統のエブリデイマジックもの、日本で言えばドラえもんみたいなものです。
それに対して映画化されたこの作品はいかにもアメリカ的な家族再生の物語へと変えられています。
メリー・ポピンズが初めて訪れた頃のバンクス家は、
子供達のしつけはナニーに任せきり。
父親は仕事一筋。
母親は女性解放運動に夢中
というバラバラな家庭。
そこへメリー・ポピンズという異物が現れることにより最後には家族の結束が強まるという物語、いかにも分かりやすいアメリカンストーリーに変えられています。
今見ても面白いというのは、こうした普遍的な物語なのでということもありますが、原作が舞台としたであろう明治大正時代頃の女性啓蒙運動、映画が制作された1960年代70年代頃のウーマンリブ運動、そして現在のフェミニズムの動向と 見事にシンクロしていることです。
こうしたことが原作を映像化するということ、映像化された作品を時間を隔てた現在見るということの醍醐味であると言えるかもしれません。
内容的には短いエピソードの積み重ねで、芸達者な演者たちを揃えて愉快な寄席芸を見ているようです。
大らかなアメリカンジョークとブラックな英国ジョークが交互に 飛び出してくるところはまさにハイブリッド映画と言えそう。
この映画のひとつの売り物である実写とアニメの融合はディズニーが極めて初期のアリスコメディからやっているものなので技術的にはさすがに練れて安心して見られますが、ディズニーのあまり好きでない絵柄の時代の絵なのでちょっとそれは残念でした。
歌曲も数多くどれも親しみやすい名曲なのでミュージカル好きの人なら必ず気に入ると思います。
とても楽しい映画です。
原作にはまた原作の楽しさがありますのでどちらも別々に楽しんでみるといいでしょう。
かずくんさん [DVD(字幕)] 9点(2024-02-16 00:39:58)(良:1票)
98.《ネタバレ》 あまりにもファンタスティックで40歳代のおっさんが観るものではなかったように感じます。でも、つんけんし続けたお父さんが最後に子どもの味方に回るところは嬉しかった。他の方が言うように糾弾されたショックでぶっ壊れたようにも見えますが。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 7点(2021-07-29 21:58:17)(笑:1票)
97.メリー・ポピンズシリーズは小学生の頃に図書館で借りて全巻読んだ。ポピンズの見せてくれる摩訶不思議な魔法には心惹かれたけれど、メリー本人は冷たくてつん、としていてとっつきづらく、“乳母”という文化の無い日本人の子供だった私には苦手なキャラクターであった。“うたのお姉さん”とか“幼子に甘いばあや”などのイメージとは程遠い魔法使いなんである。
不思議ではあるが、ハッピーというよりはシュールなポピンズの魔法世界がディズニー映画かあ、と違和感を抱きながら大人になっての観賞だ。
私は正面切ってまじろぎもせずに幸福を演出してくるディズニー映画が、基本苦手である。原作者が危惧したという話にも頷ける。
しかし結論から言うと、子供の頃にすぐこの映画に触れることができるのは幸せなことだと感じた。ポピンズの性格が甘くなっては別の話になって目も当てられない。その点 J・アンドリュースは適役だった。背筋がぴんとして、凛としているポピンズの原作どおりのイメージをキープした。
ディズニーお家芸の表情豊かな動物たちのアニメや、この上なく上質な音楽に彩られ、原作よりずっと暖かく子供の心に添ってくれる仕上がりになっていると思う。もう大人になってしまったのが残念だ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-19 01:12:27)(良:1票)
96.《ネタバレ》 もしメアリーポピンズを見ていなかったら・・・私の子育ては全く違ったものになっていただろう。出会えた縁に感謝。二人の幼児の子育てで慌ただしかった頃、洋画ファンの叔母がVHSをくれた。幼少期に劇場で観た時は意味が分からなかった。母親になって再会!ああ!なんて楽しいのだろう。メアリーポピンズの子供の扱いかた!子供のどんな態度や生意気にも動じることなくサラリとかわし、それでいて愛情を注ぐ。子育てをしながら私はいくつものセリフをパクった。「どんな仕事も遊びになっちゃう」といって歌いながらお片付け。「タッタカタ!」と号令をかけてお出かけ。「旦那さん踊れ」とダンスしてお遊び。親も子もイライラが吹っ飛んで、どれだけ子育てがやりやすくなったことだろう。
そしてストーリーが素晴らしい。頑固なお父さんが変わっていく、というお決まりパターンだが、その持っていき方がうまくできている。2ペンス、それは子どもたちのお小遣いであり、鳩のエサ売りのおばあさんの収入であり、お父さんを失職させる原因となる。バートが暖炉の前でお父さんに歌う一曲が心にしみる。「子供たちは成長しいずれ巣立っていく、その時では遅いのだ」愛するのは今なのだ。その時のお父さんの表情、夜銀行に歩いていく後ろ姿、昼間鳩のエサ売っていたおばあさんは大聖堂の階段にもういない、そして失職。その時出てくるのが「スパカリ・・」なのだ。泣ける!何回も観て泣く!
自分の人生に一番影響を与えた名作です。


LOISさん [ビデオ(吹替)] 10点(2014-05-18 19:48:09)(良:1票)
95.《ネタバレ》 これ私が人生で一番最初に観たミュージカル映画(邦画なら東宝特撮・洋画ならディズニーとだいたい決まってた)。そのせいか今でも自転車こいでると「凧を揚げよう」をしばしば口ずさんでいる。まだ脳が固まってないときに沁み込んだものは、基底部に固着してしまうのだ。子どもにタップの至芸見せたってしょうがないから、ダンスでは煙突掃除人の群舞に見どころを集中させ、あとはトリック撮影で興味をつないでるのも正解。風や煙や凧や、あるいは子どもたちと探検するロンドンの屋根屋根が、ポピンズの浮遊のイメージを補強し、その浮遊が「笑い」にもつながっていく。完全セット撮影は、トリックしやすいってこともあっただろうが、いかにもミュージカル世界の「作り物」にふさわしい。…なんて書いてくとすごく冷静に再見してたみたいでしょ。ところが…。最初のほう、ドアの前に並んだ家庭教師応募人たちが風で吹き散らされていくところで、なぜかハラハラと泣き出してしまったんだな。その後も要所要所、いや特別要所とも思われないとこでも、滂沱。ラストのバンクス氏の会社復帰が告げられるご都合主義きわまる場面まで、何度も感きわまってしまった。脳の基底部から揺り動かされてくるような異様な過感情状態になっていた。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-12 12:39:20)(良:1票)
94.今回初めて通しで観た。なにしろ長い。ダンスなどとってもカッコいいけれど、ちょっと長すぎてくどさを感じる部分もあった。しかし、メリー・ポピンズが登場してすぐに教えてくれる“つらいと思うことも、自分で少しでも面白味を加えるとずっと違った印象になる”という話はずっと胸に置いておきたいと思うし、空想の世界で遊ぶ楽しさをダイレクトに表現しているところも素直に楽しそうだなあ、と思えたので合格点。映画は絵空事。でも絵空事の中でしかできないことは沢山あって、それを活かして観ている人たちに愉快な時間を提供する、これをそのまま地でいった映画だと思う。とりあえず今夜夢の中でメリー達に出会えたら、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドゥーシャス!」と言ってみようかな、と練習しながら余韻に浸っている。
のはらさん 7点(2004-05-05 02:23:02)(良:1票)
93.ウォルト・ディズニーが生前直接製作に関わった最後の作品で、ディズニー自身も「最高傑作!」と自負していたそうです。だからかもしれませんが、その徹底したエンタテインメント精神はほとんど狂気に近いものを感じます(悪い意味じゃなく)。メリー・ポピンズを始め登場人物は皆キュートだし(え、子供たち?・・・・・・うーん、でも、ほら、歌声は可愛いから、いいじゃん)、正にサービス満点。でも僕が一番好きなのは、その楽しい部分ではなく、冒頭でメリー・ポピンズが街を見下ろしている所と、ラストで彼女がバンクス一家の元を去っていく所。深読みしすぎかもしれないけれど、あのちょっと寂しげで、でも満足そうなメリー・ポピンズの微笑みは、エンターテイナーとしてのディズニーの実感、つまり「僕らは一生懸命楽しい作品を作るから、皆さんは家族みんなで楽しんで、幸せになって下さいね」という「思い」が反映されてるような気がしました。
ぐるぐるさん 8点(2004-02-21 13:14:29)(良:1票)
92.よい。
あしたかこさん 9点(2003-12-17 16:04:17)(良:1票)
91.ほんとに大好きです!!見終わった後になんだか幸せな気持ちになって自分も魔法が使えるんじゃないかと思えるような心温まる作品です。
織姫さん 10点(2003-10-02 21:50:43)(良:1票)
90.子どもの時に見てめちゃくちゃ楽しくて、あれから現在に至るまで、何度見直したことでしょう。ディズニー映画かくあるべし、という、愛と希望と夢にあふれた永遠の名作ですよね。本作に比べると、最近のディズニーのミュージカル・アニメは偽善臭プンプンで、「純粋さ」を見失っているんじゃありませんか? こんな映画を、シニックに、斜に構えてあざ笑う向きには、「可哀想なヒトだ」と言っておきましょう。
やましんの巻さん 10点(2003-06-06 16:25:44)(良:1票)
89.これは大人向けの映画です。子供の視線で、けっこう大人社会の馬鹿らしさをからかってるんですよね。それをジュリー・アンドリュースの柔らかいオブラートで包んで・・・・・・。これはデイズニーの史上最傑作と思います。いまだにいつ観ても感動しちゃいます。これこそ、映画でなければ出来ない芸術だと思います。
STさん 10点(2002-01-26 05:27:50)(良:1票)
88.《ネタバレ》 絵の中に入ってアニメーションバリバリの時間帯はきつかった。
終盤で父親が拝金主義から脱却するシーンは気分がスッキリしたが、その後の重役復帰はさすがに都合が良すぎて蛇足。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 3点(2023-01-04 12:31:43)
87.コリン・ファース出演の「~リターンズ」鑑賞前に本作をという事での初見。お伽噺風シーンは楽しいながら延々と見せられても何だかね、沁みてこない。子供二人が妙に老けていて可愛さに欠ける(ゴメンチャイ)違和感が始終附いて回る。ディズニー作の悪役なのかと思える父親に全点数を。「子供が流す涙を拭いてあげる事も出来ない程の仕事の忙しさ」は胸に刺さる一言。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2019-09-27 14:06:01)
86.CG技術は凄かったです
ストーリーはふわふわした内容で抽象的な温かみがあった
Renさん [DVD(字幕)] 5点(2018-11-30 19:39:25)
85.古びていますが初めて見ました。大人と子供では響くところが違うようにも思いますが、ファンタスティックな作品でした。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-18 23:21:20)
84.《ネタバレ》 とってもいいですね~。実写とアニメの融合〈共演?)もとてもディズニーらしくてよくできてる(感心)。でもちょおっと長くてくどい感も少し感じちゃうかな~。まぁそんなこんないいつつもベーシックな名作だとオモイマス
Kanameさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-25 21:08:35)
83.《ネタバレ》 冒頭のバンクス夫妻のミュージカルシーンへの入り方の巧さに感心。人前で突然歌い出すという行為自体を、マイペース人間を表す為の手段にすることによって巧みに「無駄の無さ感」を出している。この「無駄の無さ感」というやつがとても重要で、ミュージカルアレルギーな人が観ても「あ~も~いいから早く唄い終わってよ」という気にさせないようにしている。そもそもそれ以前の段階でも、バートの奇抜なキャラクターや、愉快な海軍提督を出すことによって、人が突然歌いだしたりしてもそれほどの違和感を感じさせない空気を作っている。また、「ミュージカルという非日常的行為が、ただ単体で存在するではなく、周りの日常に対して何らかの影響をパパ~ッと与えた結果、何らかの楽しい副産物が生まれる」という、私の大好きな方式が採用されているのも嬉しい。煙突から帰ってきてはしゃいでいる煙突夫たちを見てびっくりする家政婦達。だがあっという間に彼らのペースにハマッていく。おお、くるっと一回点。この年齢の家政婦では本来なら絶対無理な行為。つまり非日常が日常に影響を与えた訳だ。ここでもやはり無駄の無さ感(別の言い方で言うと「わざわざミュージカルという手法をとる意義感」とでも言おうか)が感じられて心地良い。ミュージカルシーンがただ単体でポンッと存在するだけの排他的性格を持つサウンドオブミュージックとは明らかに別種。おっと、別種といえば「悪い人をやっつける」ではなく「人の悪い部分を治していく」というお話になっているのも既存の映画とはやはり一線を隔てる存在。この映画の中でポピンズやバートが「無理解なるジョージ」のことをあからさまに批判するシーンは実はほとんど無い。普通の映画だったら多分ジョージはもうちょっとはっきりと「あなたの生き方は間違ってます」と引導を渡されるはず。そんな「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」ではなく「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」的なインテリマジカル(なにそれ)な空気がこのポピンズという稀有の魔法使いには本当に良く似合う。こんな魔法使い日本の漫画やアニメにいましたっけ?宮崎駿でも作れないキャラクターなのでは? 「清く正しい選ばれし存在だけが助かれば後の人はどうなろうと知ったこっちゃ無いのよ~♪」というノアの方舟的な思想が見え隠れするサウンド(以下略)とは好対照な終わり方もナイス。
バーグマンの瞳さん [地上波(字幕)] 9点(2014-12-24 02:52:59)
82.《ネタバレ》  スプーン1杯の砂糖が苦い薬を美味しくするとか、絵の中の楽しみを知るところとか、とにかく示唆に富んでいて面白い。

 原作を読んでみると、メリーポピンズというキャラクタと大枠を借りてはいるが、私の好きな『2ペンスを鳩に』以降、子どもと銀行の件がほぼオリジナルであることが分かり、それが意外だった。

 だが『2ペンスー』はまだしも、銀行頭取が子供の小銭を毟り取るという部分が、そこだけ随分と異質に感じる。この部分は、メリー・ポピンズが殆どタッチしていず、ちょっと風刺に過ぎるというか、描写が意地悪すぎる感(実際に子供からの返還要求を無視したら取り付け騒ぎが起こるのは当たり前で、事件は自業自得だ)がある。が、このへんの改変とその後の顛末が『ウォルト・ディズニーの約束』を観てみると(そして、それを信じるならば)、なるほど銀行を追われたお父さんの人格と名誉を、そうフォローしたかと思わせるのも、今見ると面白い。

 ただし、煙突掃除夫のダンスシーンはもうちょっと削ってもいいんじゃないか?とも思った。

Tolbieさん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-12 15:36:57)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.65点
000.00%
100.00%
200.00%
310.99%
443.96%
51211.88%
687.92%
71918.81%
82019.80%
91716.83%
102019.80%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.83点 Review6人
2 ストーリー評価 6.27点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.36点 Review11人
4 音楽評価 8.92点 Review14人
5 感泣評価 5.33点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

1964年 37回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジュリー・アンドリュース受賞 
監督賞ロバート・スティーヴンソン〔監督・1905年生〕候補(ノミネート) 
撮影賞エドワード・コールマン候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌シャーマン兄弟受賞Chim Chim Che-ree
作曲賞(ドラマ)シャーマン兄弟受賞 
作曲賞(コメディ)アーウィン・コスタル候補(ノミネート)音楽編曲賞
視覚効果賞ハミルトン・S・ラスケ受賞 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞キャロル・クラーク候補(ノミネート) 
美術賞エミール・クーリ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞トニー・ウォルトン候補(ノミネート) 
脚色賞ドン・ダグラディ候補(ノミネート) 
編集賞コットン・ウォーバートン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1964年 22回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジュリー・アンドリュース受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ディック・ヴァン・ダイク候補(ノミネート) 
作曲賞シャーマン兄弟候補(ノミネート) 

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