大いなる西部のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 オ行
 > 大いなる西部の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

大いなる西部

[オオイナルセイブ]
The Big Country
1958年上映時間:165分
平均点:6.94 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-12-25)
ドラマウエスタン
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-05-02)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ウィリアム・ワイラー
キャストグレゴリー・ペック(男優)ジェームズ(ジム)・マッケイ
ジーン・シモンズ[女優](女優)ジュリー・マラゴン
チャールトン・ヘストン(男優)スティーブ・リーチ
キャロル・ベイカー(女優)パトリシア(パット)・テリル
バール・アイヴス(男優)ルーファス・ヘネシー
チャールズ・ビックフォード(男優)ヘンリー・テリル少佐
チャック・コナーズ(男優)バック・ヘネシー
ロディ・マクドウォール(男優)(ノン・クレジット)
アルフォンソ・ベドヤ(男優)ラモン・ギテーラス
城達也ジェームズ(ジム)・マッケイ(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
武藤礼子ジュリー・マラゴン(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
納谷悟朗スティーブ・リーチ(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
鈴木弘子パトリシア(パット)・テリル(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
金井大ルーファス・ヘネシー(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
佐野浅夫ヘンリー・テリル少佐(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
人見明ラモン(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
大塚周夫バック・ヘネシー(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
神山卓三ラモン(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
若本紀昭(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
増岡弘(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
矢島正明(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
原作ドナルド・ハミルトン
脚本サイ・バートレット
ジェームズ・R・ウェッブ
音楽ジェローム・モロス
編曲アレクサンダー・カレッジ(ノン・クレジット)
撮影フランツ・プラナー
製作ウィリアム・ワイラー
グレゴリー・ペック
配給松竹
ユナイテッド・アーチスツ
美術フランク・ホタリング(美術)(美術監督)
エドワード・G・ボイル(セット装飾)
ソウル・バス(タイトルデザイン)
編集ロバート・スウィンク
あらすじ
テキサスに東部からジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)がやって来る。この地の有力地主テリル少佐の1人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためだ。着いた途端にテリル家と対立するヘネシー家の息子パック(チャック・コナーズ)たちに嫌がらせを受ける。テリル少佐(チャールズ・ビッグフォード)はルーファス・ヘネシー(バール・アイバス)と水源のある土地ビッグ・マディをめぐって争っていた。その所有者は町の学校教師でパットの親友ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)だ。やがて、自分の考えで行動するマッケイとテリル家の牧童頭スチーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)が対立し、パットやテリル少佐も疎遠になっていく。そして、テリル家とへネシー家の対立も深まっていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
54. 西部劇もワイラーの演出を得ると、かくも格調高く描かれるという見本のような名作。単純なドンパチガンファイトなんぞワイラーが監督するハズがない。兎に角、冒頭の疾走する駅馬車の車軸の回転に被さるジェローム・モロスの主題曲の素晴らしさとソウル・バスのタイトル・デザインの秀逸さはトリ肌モノ!!ドナルド・ハミルトンの原作を映画化した本作に於けるワイラーの狙いは、ありきたりの西部劇的図式を換骨奪胎させて深い人間洞察に迄及んでいるトコロにある。先ず、どうも他の皆様には評判よろしくないペック演じるジェームズ(ジム)・マッケイ。東部から来たってのは確かにそうなんだが、問題は何処から来たかではなくて、如何にも優男で軟弱そうな外見に比して不撓不屈の確固たる信念の持ち主であるコトをワイラーが丹念に描写している点。つまり、真の男らしさとは何なのか?を深く掘り下げて外見のみで判断せず、暴力礼賛には安易に迎合しないというワイラーの拘りをペックに仮託したのだろう。加えてバール・アイヴス扮するルーファス・ヘネシーの描写にも同様にワイラーの拘りは貫かれている。一見、粗野でガサツ極まりない西部の荒くれオヤジだが、我が子の卑劣さを許さず容赦なく射殺する峻厳さには、育ちや学歴といった副次的要素とは別に関係なくとも、高潔な魂の持ち主は存在しうるとワイラーは観る者に伝えたかったのでは。彼の描写一つ採っても「西部人おバカ説」は成り立たないだろう。彼とチャールズ・ビックフォード演ずるヘンリーが相討ちとなるラストの鳥瞰ロングショットの鮮やかさはチョット筆舌に尽くし難い。古き世代への鎮魂歌の如く再びジェローム・モロスの主題曲が奏でられ正に圧巻。167分を長尺と感じるかどうかは人それぞれかもしれないが、個人的には詩情溢れるワイラーの演出の的確さに唸るのみ。若きチャールトン・ヘストン演じる牧童頭スティーブ・リーチの掘り下げが甘く感じたので1点マイナス。
へちょちょさん 9点(2003-03-06 06:26:26)(良:2票)
53. 映画の題名を聞いただけで、導入部の馬車の車輪とすばらしい音楽が浮かぶ。テレビの「ライフルマン」で人気をよんだチャック・コナーズが乱暴でひねくれた小心者を好演。ペックと決闘し、卑怯な振る舞いに父親に撃たれたシーンの目つきは記憶に残っている。 また、ワイラーの演出力により登場人物が分かりやすく描かれ、各々の俳優も好演して雄大な西部のドラマとなった。大いなる映画に8点。を
偏見マンさん 8点(2002-08-30 16:34:47)(良:2票)
52.《ネタバレ》 まずはお馴染みの音楽で「ああ西部劇だなあ」と思い、これでもかと登場する雄大な自然に「やっぱり西部劇だなあ」と思う。馬の隊列も大自然の中にスッポリ収まり、主人公たちの二人の殴り合いにいたっては、もうただただ、大自然の中で転がされているだけ、のような。
という、いかにも西部劇な雰囲気が充満してはいるのだけど、実際には、西部劇の世界の終焉、みたいなものを感じさせるオハナシでもあります。
東京の男性が関西の女性と知り合って彼女の故郷に行ってみたら、そこにはいるのはどう見てもカタギと思えない皆さんばかりだった、ってのを数十倍スケールアップしたようなオハナシで、アメリカ東部出身の主人公からしたら西部の開拓地は別世界もいいところ。しかし、主人公は涼しい顔で自分自身を最後まで貫き続け、その点はドラマとしてどうなのよ、と思ったりもするのですが、いずれにせよ物語は、彼をよそに西部の世界同士が「最後の戦い」を繰り広げ、新しい世界の到来を示して幕を閉じます。
実は結構、「らしくない西部劇」という気もいたします。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-25 02:44:45)(良:1票)
51.《ネタバレ》 ドナルド・ハミルトンの小説を原作とする人間ドラマに富んだ西部劇。
ジェローム・モロスのテーマ曲に合わせて広大な大地を駆け抜ける馬車の疾走感。
後の「ベン・ハー」で見せた躍動感が、この映画には詰まっている。
チャールトン・ヘストンとグレゴリー・ペックの共演、バール・アイヴスの演技が光る。

「ビッグマディ」の水源地を巡って対立するテリル家とヘネシー家。
ヘンリー・ハサウェイ「丘の一本松」を彷彿とさせる構造だ。個人的には「丘の一本松」の方が凄い作品だと思うし、ワイラーにしても「友情ある説得」や「砂漠の生霊」の方が好きだ。

しかし本作最大の見所はやはり「水の乏しい西部においていかに水が貴重であるか」というテーマだ。
ジョセフ・H・ルイスの「テキサスの死闘」が石油を巡る対立を描いたように、本作は水を中心に対立を深めていく。人間を撃つよりも、貴重な水を保存する貯水タンクに穴を開けられる方が大打撃だ。一滴の水が村人数百人の命を左右する重み。
セシル・B・デミルの「大平原」は、その水圧で列車を破壊する「爆弾」代わりに使われてしまう。

東部出身のジム・マッケイは博愛主義の塊という感じでイライラする。俺は善良一本筋のペックが嫌いだ(大根だし(ry)。
「白昼の決闘」みたいに無理に悪ぶってみせるペックや、「ローマの休日」のように徐々に本音を打ち明けるペックの方が演技者としても深みがあるし大好きだ。「レッド・ムーン」の老将ガンマンや「アラバマ物語」の父親役も素晴らしいが、ジョン・ フランケンハイマーの「I Walk the Line」みたいなペックは滅多に見られない。

が、本作の諦めない根性や覚悟のある男気は認めざる負えない。

二人のヒロインの存在と演技もグッド。
キャロル・ベイカーの髪を結んだ時の色っぽさ、
ジーン・シモンズの服を着ていても解る腰元のエロさとふくよかな胸ゲフンッゲフッ

恋人の居ない間に人妻に接吻するような男かと思ったヘストンも、いざ戦いとなれば恩人のために共に死を覚悟する戦士としての表情を見せてくれる。危険と解って岩場に歩み寄る男たちの何と頼もしき事。ロングショットで撮られたヘストンとペックの殴り合い、ラストの決闘も中々。

アクションとして見るにはやや不足だが、西部劇の人間ドラマと馬車のスピード感を堪能できる1作。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-09 21:36:13)(良:1票)
50.途中まではさすがウィリアム・ワイラー、西部を舞台にした本格的ドラマだと思ってみていたのだが、やっぱり銃の撃ち合いになるのか。どこかの島をめぐる領土争いを思い出してしまったけど、平和的解決はできないものだろうか。人物描写が大変良く、助演男優賞がチャールトン・ヘストンではなく、バール・アイヴスなのも頷ける。また音楽もすごく良く、テーマを少しずつ変化させたり、一大交響詩のようだ。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 17:31:54)(良:1票)
49.《ネタバレ》 この映画を最後に見たのは何年前になるだろう。ふと、グレゴリー・ペックが暴れ馬を乗りこなそうと悪戦苦闘するあのシーンが見たくなり、新宿HMVに足を運んだ。

この映画、既に何度か見ているが、今日改めて見直してみたところ、面白い、実に面白い。3時間近くの間、身を乗り出すようにしてスクリーンに見入ってしまった。

グレゴリー・ペック扮するジム・マッケイは、力と銃がすべてを決する開拓時代のアメリカ西部で、理性と知恵であらゆる困難に立ち向かっていく。そして、本当の男らしさ、勇気とは何かを、身を持って表していく。決して周りに見せ付けるようなことはしない(筋肉馬鹿のスタローンとは大違いだ)。
だからと言って彼は決して弱い男ではない。たくましい牧童頭から喧嘩を売られても大勢が見ている前で殴りあったりはしない。後でその男だけを呼び出し、1対1で勝負する。だが、女性が暴力を振るわれれば、その相手をその場でぶちのめす。西部劇だというのにヒーローが最初から最後まで丸腰というのはちょっと他の作品ではないのではないか。

周囲の多くの人間はそんな彼を「腰抜け」と呼ぶ。だが彼は意に介しない。黙々と自分のやり方を貫く。だから彼は映画の最後まで、多くの人間に取っては「腰抜け」のままだ。ごく少数の人間だけがそんな彼を理解しているのみ。

前回この映画を見た俺は何歳だったろう。あの時はこの作品をただ「西部劇」としてしか見ていなかった。だが、1958年という、この映画が作られた年代を考えれば、これは冷戦時代に向けた強烈なメッセージを含んでいる作品だったと、今なら分かる。そういった意味では実に画期的な西部劇だったのだ。

力と力の対決はいったい何をもたらすのか。そして秩序を作っていくものとは何か。そんなことを訴えかけていながら、決して娯楽性を失っていないところは名人芸と呼ぶしかない。
最近はこんな映画を作れる映画人がいなくなってしまったように思う。
Twitter: U1_Japanさん [DVD(字幕)] 10点(2008-02-10 23:44:47)(良:1票)
48.《ネタバレ》 いろんなところで、いろんなストーリーが興っていそうな映画です。というのも、主役はもとより脇役であるはずの人々の生き様とか考え方というのが、やけにリアルで、とてもしっかりしているからです。この映画を観ると、ビッグマディをもらったあの女教師のお父さんって、どんな人柄だったんだろう?とか、どんな功績があったのかな?とか、テリル家とヘネシー家の家長同士の諍いって何だったの?(きっとしょーもないことだったんだろうな)とか、いろんなストーリーに思いを馳せることができるのです。素晴らしいですね。ワタシは、息子を撃ったヘネシーの親分の男気がとても好きです。父親としてはダメなのかもしれませんが、一家をまとめる家長としての、一本スジのとおった彼の男気がとても好きなんです。ただもったいないのは、もうちょっと牧童の見せ場があっても良かったのではないかなってところ。まぁ、それもストーリーを想像すればいいだけの話ですがね。とっても想像力のふくらむ映画です。
元みかんさん 8点(2004-06-07 01:36:43)(良:1票)
47.西部劇なんてヤングガンくらいしか観た事ないねんけど、このジャンルを観ないままでいるのがもったいないようーな気がして観てみたが、素直におもしろい。期待してた派手なアクションとかガンファイトはあんまないし、緊張感もなくどこかのんびりムード。でも二時間以上あるのにちっとも退屈ちゃうかった。たぶんテンポよくて話もわかりやすく、それでいて単純な勧善懲悪じゃないとこがよかったんかも。それと広大な風景とセットもよかった。まさに西部時代って感じがでてて。主人公はできすぎてて偽善的と賛否両論あるみたいやけど、俺は単純にかっこいーと思ったよ。こーゆう男の生き方って中々できひんもん。あこがれる。変に引きずらないオチも俺にはよかった。西部劇の世界って、現代の日本人の目から観るとほんま不思議で異世界のような世界観で、無秩序、でもみんなどっかに暗黙のルールみたいなのを持ってて、無法者あり、ガンファイトあり、賞金稼ぎあり、骨のある男の生き様ありで、もーこれは一種のSFやと思う。これから西部劇はまりそー。この映画はそこまで派手ではないけど、とにかく、そんな気分にさせてくれた静かな幕開け、みたいな映画やった。西部劇という異世界にのんびり浸りたい人にはオススメ。
なにわ君さん 10点(2004-05-06 11:38:53)(良:1票)
46.まぁー、そうだなぁー、、、僕が一対一の勝負したら、すぐ逃げておやじにつばをかけられる方になるな、うん。
あろえりーなさん 5点(2003-07-08 23:31:27)(笑:1票)
45.敵役のじいさんがいい。馬鹿息子のチャック・コナーズへの親ばかぶりがいい。登場する人物の、それぞれの人間性が深く描かれている素晴らしい映画。昔のハリウッドの志の高さが感じられる。多分、子どもには、よさが理解できない、大人の西部劇映画だろう。
イーストウッドさん 9点(2002-04-20 22:48:30)(良:1票)
44.《ネタバレ》 ど~引っ繰り返しても山賊の頭目!にしか見えんヘネシーはモチロン、外面は小綺麗にしてるテリル少佐だって実質はも~ヤクザの親分!なのだし…で比較的に敵味方が分かり易い作品が多い印象の西部劇としてはそっからして既に風変わりな気もします。んで、ソコにグレゴリー・ペックが無理繰りに持ち込んで来る(時代外れな)価値観とて、製作当時としても(西部劇としては)コレだってモ~画期的!てな代物だと(やっぱ)思うのですし。でも、それでも今作、私には単純にペックが正しい…というお話には、実は見えていませんでしたです。コレって結局理屈でも損得でも何でもない、単なる男どもの「意地の張合い」だと思うのですよね(⇒意地がアンですよ男の子にャア)。方法論としたって、ペックが常に正しい判断をしていた…とも私には見えて居なかったのです(バックの件も、アレとて「狙った上で外して」やれば彼の面子も少しは立ったかも⇒彼も死なずに済んだかも…と思いますし)。その男の意地(≒美学)をそれぞれ抱えた3人のうち、2人がある意味「望みを叶えて」死んでゆくラストは、私にはとても清々しい・爽やかなモノにも見えました。存外に心地好かったですね。

いつもどおり誤解もナンも恐れずに言いたいコトを言ってしまいますが、やっぱ西部劇はこう「男の映画」じゃねーとダメですね(とか言ってる私がいちばん時代遅れなのだとも思うのですケド)。しかし今作、他にもその「如何にも」な音楽もシンプルに実に好かったと思いますし、雄大な西部の情景を収めた種々のカットの画的なクオリティも上々だったと思います。個人的には、西部劇としては全力でオススメできる部類の良作ですね(⇒長い映画を苦にされない…という方なら是非)。
Yuki2Invyさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-12-25 17:01:38)
43.《ネタバレ》 話が大して面白くない上に長いから、最後まで見るのがしんどかった。
ご都合主義的なところも散見された。
グレゴリー・ペックがろくでもないこだわり見せ、正義な男を演じているが、見ている私はあくびか止まらなかった。
おまけで、やはりこの時代のアメリカ女優には魅力を感じなかった。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-02-11 17:16:43)
42.西部劇と言うと銃での決闘、銃撃戦が多いが、
実際はそんなに人殺しばかりが行われていたのだろうか。
そんなこともあった。それが珍しいから語り継がれ物語になった。
実際はそうなのかもしれない。
そして、この映画のように銃を持たず話し合いや知恵で、
問題を解決しようとしていたのかも知れない。
この映画でそんなヒーローを描きたかったのだろうか。
最後婚約者の友達ジュリとうなづきあい、
これでいいのだ!と言わんばかりに消えて行くのは納得がいかない。
プエルトガレラさん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-06 13:01:14)
41.西部劇はあまり好みじゃない、がこれはすんなりと入っていけた。
人間関係に焦点を当てているからだと思う。ただし、終盤はちょっと長い。
simpleさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2019-04-21 17:03:32)
40.《ネタバレ》 こちらは何度も視聴している私の好きな作品の一つです。今回久々の視聴でした。
原題「The Big Country」の示す通り、日本ではとても味わえない雄大な景色と壮大なオーケストラによる音楽の中で繰り広げられる人間ドラマとしての西部劇。
二家族、二人の男、二人の女、これら全く違うキャラクター同士の確執を、雄大な大自然の中でちっぽけな人間同士の争いと言う、ある意味極端なコントラストを持って表現しています。
ただ、主人公のグレゴリーペック、あまりの優等生ぶりに嫌味すら感じ、とても共感できません。荒くれ牧童のチャールトンへストンとの殴り合いにしても互角に渡り合ってしまうところなど嫌味の極致といったところですな。
ま、それにしても私の好きな作品である事には違いありませんが。

Jin
さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-07 18:26:04)
39.《ネタバレ》 西部の男にとって「嘘つき」「腰抜け」と侮蔑されることが何よりも耐えがたい屈辱。
そうした侮蔑には死をも覚悟して「勇敢さ」を証明しなければならない。
婚約者のパットも未来のパートナーに勇敢さを求める。
が、主人公は人に見せる勇敢さを嫌い、どんな屈辱も甘んじて受けることを良しとする。
「男らしい」の概念の違う二人がうまくいくはずもない。
男のダンディズムはカッコいいが、家族に黙って二日も家を空けて心配をかけたのは責められても仕方ない気はするけど。

監督がウィリアム・ワイラーだけに、一味違った西部劇。
ガンに頼らず、西部劇的な強さを求めない主人公というのがおもしろい。
ヘネシー側とテリル大佐側の確執を、ドンパチもあまり使わず人間ドラマとして見せてくれる。
パーティに乱入するなど、ただの粗暴オヤジかに見えたヘネシーが、終盤では大佐とイメージが逆転。
卑怯な手を使った息子を許さない筋の通った男気はカッコいい。
一方、相手を叩き潰すことに執着する大佐は、傲慢さが鼻につくように。
大佐についていけなくなったスティーブらと、それでも一人で敵地に向かう大佐。
スティーブも放っておけばよかったのに、見捨てておけなかった西部魂が紛争をややこしくした。
結局、最後は老雄二人で決着をつけようとするが、相撃ちの共倒れで戦いの虚しさを際立たせる結果に。
主人公の尽力もむなしく、根の深い争いを止められなかった。
理性が感情を制し切れなかった悲劇。
世の中の紛争や対立は、きっとこんなものなんだろうなと思わせる。

タイプの異なる二人の女性が絡んだラブストーリーもあって楽しめる。
ただ、主人公がスーパーマン的な活躍で紛争を解決するわけでもなく、従来の西部劇に求めるようなカタルシスはない。
そういった点での物足りなさは感じるかもしれないが、ある意味現代的なドラマといえる。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-28 23:54:59)
38.《ネタバレ》 リアル感のない優等生タイプのスーパーヒーロー像、卑怯な行動を取ろうとする息子を射殺してしまう父親、ラストの決闘で双方の親分が死んでしまう展開等、違和感満載のストーリーですが、観終わってみると主人公の生き方に共感していました。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-17 19:53:03)
37.《ネタバレ》 ウエスタンでありながら主人公が銃を抜かず、逆に丸腰すら武器にしてしまうのは、新鮮であるとはいえる。ただ、全体に漂う教訓的というか優等生的雰囲気が、どうも逸脱性をなくしている気がして、面白みに欠けるのだな。尺ももっと短くできたと思う。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-25 02:07:06)
36.《ネタバレ》 いやー面白い。58年の映画なのに現代の価値観で見ても面白いと言える映画です。むしろ現代の価値観で見られた方が理解が得られるのかも。
 この映画のテーマは、価値観の違い。理屈面重視か感情面重視か。西部の人たちとは違う価値観をもった東部から来たマッケーは、簡単に言えば「ビッグマディーの資源を平等に使えばこの争いは無くなるはず」という発想のもと行動を起こす。また、「表面だけ取り繕っても大した意味はない」という考え方ももちます。しかし、マッケー以外の昔から西部に暮らす人々にとってはそうではない。パットが主張したようにプライドや見栄、「周りからどう見えるか」といったことを重視します。最初は相反するマッケーと西部の面々ですが、物語が進むにつれ多少なり相手の考え方を尊重・理解するようになっていく。マッケーとリーチの喧嘩シーンからのその後のリーチの変化、最後のテリルとヘネシーの一騎打ちをマッケーが止めない点などにそれが表れています。
 なお、好きになれなかったのはパット(とバック)。マッケーが馬鹿にされることによって「自分が」どう思われるかということに終始こだわる点、喧嘩別れしかけたがマッケーがビッグマディーの所有権を得ると知るや否や態度を翻す点(シーン的に誤解だったと気付いたからともいえるが、ちょっと違和感)、しかしマッケーがビッグマディーの資源を平等に分け与えると聞くや否やまたも態度を翻す点など、おいおいという感じでした。
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-16 20:33:31)
35.《ネタバレ》 ○タイトルに大いなる(現代はBIG)がつく割には、こじんまりとした話の印象。両者の争いもくだらなく、それに巻き込まれる変わり者の主人公という感じ。○ロケーション、撮影は素晴らしかった。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-12-03 21:24:26)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 6.94点
000.00%
100.00%
200.00%
335.56%
447.41%
523.70%
61120.37%
71120.37%
81324.07%
9712.96%
1035.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.16点 Review6人
2 ストーリー評価 6.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
chart

【アカデミー賞 情報】

1958年 31回
助演男優賞バール・アイヴス受賞 
作曲賞(ドラマ)ジェローム・モロス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1958年 16回
助演男優賞バール・アイヴス受賞 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS