2.《ネタバレ》 ブラドッグシリーズ2作目。1の前日譚なので舞台はほぼベトナムの収容所付近でのみの展開。いつものチャック・ノリスの映画とか異色となる、敵に究極に追い込まれてからのどんでんひっくり返し復讐劇。スケール自体はそんなにも大きくはないし前半は陰湿で「罪を認めなければどうなるのかわかってるのか?」をスーン・テック・オーが嫌味たっぷりで演じてるのもなかなか。まあそれが後半につながってるわけでノリスの怒りが爆発した後もいつも通りかなと思ったけどもやはり何か違う。痛快さが全くないので内容的には大分重く、ノリス自体も精神的に肉体的にボコボコにやられるのでそれが見れるのが違う意味で貴重。戦争は戦争でもちょっと違った視点から写した、いつものオラオラを封印した過激なノリス映画でした。特典映像の爆破シーンの取り方を見ると後半がより楽しめるかと思います。