32.90年代に数えきれないほど製作されたタランティーノフォロワーとしては極めて標準的な出来。悪くはないが、決して良くもないといったところです。本家タランティーノの強みとは、既存の映画作りの枠を無視して自由に物語を組み立てることにあるのですが、本作を含むタランティーノフォロワーは「タランティーノみたいな映画を作る」という点からスタートして自らを枠にハメており、そのことが最大の弱点となっています。。。 「パルプ・フィクション」を研究したと思われる本作の脚本は意外なほど丁寧に練られていて、当初は無関係に思われたエピソードがひとつに収束してゆく様はなかなか楽しめました。しかし良かったのはそこだけ。これまたパルプ・フィクションを意識したと思われる風変わりなキャラクター達を監督が扱いきれておらず、コメディパートではあまり笑えません(訛りのキツイ英語しか話せなかった当時のシャーリーズ・セロンがスウェーデン人役という苦心の果ての設定には笑いましたが)。これこそがタランティーノ症候群の罠であり、無理しておかしなキャラクターなど登場させず、監督の引き出しに合わせたキャラクター作りをやっていればよかったのです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-06-07 00:30:07) (良:1票) |
31. いろんな話が伏線となって,一つの話となる。そんな映画です。?番煎じのような気もするし。シャリーズ・セロンで1点としても,どうかなあ。万年4位のスキーの選手,角を曲がって車にひかれたのかと思ったのになあ。最後,彼女が車に乗って逃げるシーンはいるのか?もうひとつジャパニーズ風呂の出てくる意義は何だったの?長野オリンピック前だったから?最後に警察官不適格の人,ちっとかわいそうじゃない?もうひとつぐらいエピソードあるのかと思って最後まで見てしまったってところもあるよ。 【蝉丸】さん 6点(2003-06-08 01:57:41) (良:1票) |
30.盛り込みましたね、James Spaderが悪いのにドジすぎて…悪い人ばかりだけど憎めないいい人たちもいて、これは映画より1S のドラマの方がひり下げられてよかったのかも。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-29 10:29:53) |
29.今見ると、昔ながらのドタバタ映画という感じですね。 深夜映画でよくやってそうな感じです。 でも、最後までちゃんと見るとなかなかよくできていて、面白かったです。 シャーリーズセロンの裸を見るだけでも価値のある映画でした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 6点(2019-01-08 13:47:49) |
28.ああ、シャーリーズ・セロンもこの業界にデビューしたての頃はこういう役割を期待されていたのだね。モデル上がりのスタイルに金髪ですから、まあ順当というかベタというか。ところが”可愛い子ちゃん”キャラで収まろうなどとは彼女全然考えてなかったわけで。後に眉なし小太りの殺人犯になったり、丸刈り頭のギャング団の隊長として砂漠をタンカートレーラーで突っ走ろうとはこの頃誰が想像したでありましょうか。つくづく感無量の思いでワタシはこの映画を、というかセロンを観賞したのでした。 で、セロンと薄気味悪さ満点の殺し屋スペイダーの二人に引っ張られて最後まで観ましたが、話はどうもとっ散らかりっぱなしでうまいこと収束できていない感じです。各々のドラマをもっと丁寧に描いてくれたら、それぞれのストーリーが活きて来て、収斂してゆく様もぎゅっと締まったのでは、と思うのですが。つまらんギャグを入れる暇があったら他に描くべきことがあったはず。巧い収束劇はもっと脚本が良いですよ。人物が何人出ようと、個性が炸裂しているものです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-12-31 16:38:10) |
27. ばらばらの地点からスタートした複数の物語が、思いもかけないところでつながっていき、最終的に一つの物語を作り上げていくのが快感です。この手のタイプの映画にあまり免疫がなかったことも幸いして、大変新鮮な驚きと興奮を覚えました。一見無関係に思えたパズルのピースが、ゴールへ向けて次々と綺麗にはまり込んでいく様子は、気持ちが良いものですね。小さな感動すら感じます。 最後に一つの流れにいきつくまでの、それぞれの小さな物語の流れも、非常に完成度の高いものでした。役者さん達の演技も素晴らしく、いったいそれぞれにどんな結末が用意されているのか気になるところです。そしてそれぞれにふさわしいフィナーレは、小粒ながら私の価値観を十分に満足させてくれるものでした。 ただスキーのオリンピック選手のベッキー(テリーハッチャー)と、売春大嫌いのクビになっちゃった警官アルビン(ジェフ・ダニエルス)だけは、「え?それで終わり?」というまさかの結末でなんかすっきりしませんでしたね。ベッキーはまだ許せるとしてもアルビンはほんと蚊帳の外って感じで、じゃあなんで劇中クローズアップされたのか、いまだもってよくわからない謎の存在のまま終わっちゃいました。彼の存在意義って・・・? 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-08 16:01:35) |
26.無関係に見える登場人物のバラバラに進行するエピソードが、次第につながっていく。 その辺りはタランティーノっぽいけど、肝心のストーリーがあまり魅力的じゃなかった。 キャラ造形もタランティーノの巧さのほうを再認識。 これがデビュー作となるシャーリーズ・セロンの濡れ場は色っぽくて、この頃から存在感あり。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 4点(2013-07-19 22:59:52) |
25.個性豊かな役者を無駄なく起用して面白くてハートフルないい映画でした。この頃は監督業より役者のほうが多い感のポール・マザースキーの自殺する寸前の男はいい味出してます。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-11 09:46:42) |
24.B級テイストあふれるこの雰囲気好きだなぁ。ジェームズ・スペイダー・・エリック・ストルツ・・ダニー・アイエロ・・オリヴァー・ストーンかと思ったポール・マザースキーにシャーリーズ・セロン。彼女って確か「レインディア・ゲーム」でも脱いでたよね。ジョン・ハーツフェルドはなかなかいいキャスティングしましたなぁ。本当にサスペンスじゃなくてのほほんとしたサスペンスなので気軽だしruntimeも手ごろなので見やすいのは見やすいんですが、その分軽すぎたかなぁって感じもしますが、、、まぁB級映画にして上出来です。 |
23.タランティーノを彷彿とさせる作品でした。序盤に多くの登場人物が出てきてそれぞれを把握できた頃に皆が繋がっていく・・・こういう展開は好き嫌い分かれそうですが、私は好きです。基本的な流れであるシリアスと、流れを壊さない程度のギャグのバランスが絶妙でした。派手さはない作品ですがよく出来てると思います。役者さん達も皆個性的で良かったなぁ。特にジェームズ・スペイダーといかにも小物っぽい社長。 【クリスタル】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-10-26 17:53:46) |
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22.最初はかったるめな感じですが、時間が経つにつれどんどん面白くなってくる!スペイダーが主役と思ってたら、あらら。なんか違う。なんだぁ~?あの眼鏡は・・・。しかし何だか脇役も含め、みんないい味出してます。見てる間何度も ぷぷぷ ときてしまった。派手さはないけど地味~に面白い。ラストがスキ。 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-26 09:32:00) |
21.《ネタバレ》 キャストが多すぎて把握するのが大変だった。シャーリーズ・セロンがちゃっかり脱いでいましたね・・・綺麗でした。ただ、顔はあんまり好みじゃない。それよりも和風マッサージ点の女の子・・・確か日本人とベトナムのハーフとか言ってた子。この作品で一番、可愛かったです。あんな子にあ~いうマッサージされて見たいなぁ(笑) はっきり言って盛り上がりが足らない。それでも終盤は楽しめた。気に入らないのは最後にお金を独り占めしてましたが命の恩人に半分あげるのが礼儀だと思う。家賃を払えない程に生活が苦しいようだしさ。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-08-24 16:58:38) |
20.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンは、これのおかげでこれまで無駄脱ぎ女優とか言われてたのかね。 【モフラー】さん 7点(2004-11-21 12:00:14) |
19.シャーリズ・セロンの記念すべき映画デビュー作。 彼女はJ・スペイダーの情婦として登場しますが、とても20歳そこそこ とは思えない妖麗さに驚かされます。メイクアップ次第でいかようにも 変貌する彼女の特長が早くも発揮されています。 スキー選手の女性との殴り合いは本気でやったそうで大迫力でした。 セロンを初めて見て何て美しい女優さんかと感嘆し、その後彼女に どっぷりハマル事になった思い出深い映画です。 【ハナちゃん】さん 6点(2004-06-14 12:53:20) |
18.種々雑多なエピソードが入り乱れ、一見関係無い話の連続のように見せかけ、ラスト伏線が一つの点に収束すると云う、B級味ながら見事な料理法には正直唸った。ただ、その味付けの為にだけ使い捨てされているキャラクターが何とも勿体ない。ちょっと魅力的な設定だったのに…(残念) 悪役ジミーに、笑いを堪えつつ「なかなか嵌り役じゃん」等と思っていたら、あのアイロエの禿げッぷりに唖然!本当に剃ったらしい事を聞いて絶句!そこまでしてあの作品に出演を?そう思うと何だかアイロエの「身体張ってます!」が痛々しい(笑)S・セロン…ここでも脱ぐのね..と大凡の期待(?)を裏切らぬ型のハマリ方も当時の流れでしょうか(?)J・スペイダーのB級を観るつもりでこの作品をハントしたが、思わぬ面白さに7点献上! 【MAZE】さん 7点(2004-05-23 20:47:05) |
17.《ネタバレ》 どこかで見た、びじんさんだなあ、とおもったら、クレジットみてわかりました、チャーリズセロンさんだったのです、映画って本当に素晴らしいです。それだけ、スキーの選手役の女優さんも、映画の隅で見かけますね、それから、秘書役の人も、時々見かけます。 【yasuto】さん 8点(2004-05-18 00:30:55) |
【粉】さん 6点(2004-03-13 20:29:26) |
15.J・スペイダー、E・ストルツとブレイクしそうでできなかった曲者2枚目俳優の共演が楽しい小品。複数の話が平行して進みラストで収束していくさまも無難にまとまっていて楽しめる。しかし、欲を言えばもう少し冒険してもよかったのではないかとも思える。 【恭人】さん 6点(2004-01-05 14:48:45) |
14.主役(兼・悪役)ジェームス・スペーダーの舞台挨拶のあと本編を見た。ファンの友人に「美しいジェームスをカメラに収めてきて~」と頼まれ必死で写真を撮った後に見たので、軽く疲れがキていたが、意外にも小ネタ満載で楽しめた。古典的だが笑えるヅラネタ、脱ぎっぷりの良いセロンなど、飽きさせない作りの勝利。ちなみに美しいはずのジェームズの写真は、顔の判明が不可能な米粒サイズ&暗闇の中に浮かぶ生首のごとく撮影されていて、全てダメ出しをくらった。彼に全く罪は無いが、悪役ぶったヘンテコな眼鏡と共に、以来彼は私の中では典型的なクセモノ俳優として認識されるようになった。ある意味、記念すべき作品。 【中山家】さん 7点(2003-11-30 10:30:46) |
13.Vシネなみの小作であるが、アクション群像劇としてほどほどに楽しめる作品。小気味いいストーリー展開は、痛快感があり良い。センスとしては雲泥のさがあるが、「パルプ・フィクション」ぽさを感じる部分もある。 【鉄腕麗人】さん 5点(2003-11-16 17:49:07) |