2.ねたばれあり。80年代の米国ユタ州のソルトレイクシティ。こんないなかでパンクをやるのも辛いっていう青春映画。この映画はBOX東中野で観ました。とさか立てたパンクなカップルが大勢来ていました。しかし、この映画はパンクはファッションじゃない。精神だ!てな感じの映画で、パンク精神とは何かを正面から描いた貴重な作品と思います。パンクはですねー、多くの若者にある、「うぉぉぉぉぉ、ぶっ壊してやる。」のひとつのパターンと思いますが、暴走族等よくあるパターンの群れる不良たちが20才とかになると、「俺も歳だし、そろそろ卒業か!?」なんて、なんの疑問も沸かずに普通になれる(よーするにはしかみたいなもの?)のに対し、パンクの場合は、大人達の体制を拒否しているから、拒否した世界に自分が入れるのか?という辛~い問題があります。それを、よく描いていますね。でも、結局はパンクも大人になるしかないのです。大抵は。「俺はパンクだ!」って行った時点で、暴走族と変わらない部分もあるわけですね。中年パンクより。