46.小説に例えれば、文体が革新的だが話の内容が陳腐な作品といったところ。しかし、文体が革新的であり、かつ、それが読み手の感受性を刺激するというのは、文学においてはかなりウエイトの高い評価対象である。本作品も、映像分野でこれと似たような位置付けをすべき作品であると思う。それでも話の内容について少し考えてしまう。小夜がオリジナルのヴァンパイアだとすれば、「鬼」はヴァンパイアと人との間に産まれた鬼子なのだろうかなどと。ともあれ、アニメに抵抗のない人なら一見の価値あり。 【山の木屑】さん 7点(2004-07-30 12:32:57) (良:2票) |
45.《ネタバレ》 シリーズもののアニメの1エピソードを『読みきり番外編』で見た感じです。 アニメーション?とにかく映像のクオリティが大変高く、映像美だけでも楽しめます。退廃的な世界感も好きです。 保健室での『ここはやつらの食堂か。』の台詞が、偶然にも寄生獣と同じで、その既視感につい笑ってしまいます。 惜しむらくは、中盤以降は正体を現した吸血鬼とのバトルがメインとなってしまったことでしょうか。もちろんそこがこの作品の最大の見所なのでしょうが、そこから先がパワーゲームに終始してしまったのはちょっと残念。もう少し、序盤のホラーテイストな雰囲気を味わいたかったですね。ですが読みきり番外編の48分じゃ、これが限界かな(笑) それから吸血鬼の始祖である小夜、という設定が思いの外活かされておらず、『刀を振り回すだけの少女』どまりだったのも、後半が盛り上がりきれなかった原因かもしれません。もーちょっとだけ、吸血鬼と小夜にはっちゃけてほしかったな。 『あの保健室のおばさんが実は吸血鬼たちのボス』とかいうオチだったら満点つけたんですけどね(笑) 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-25 04:41:45) (良:1票) |
44.制服を着た美少女が日本刀を使って化け物をバッタバッタと切り殺しまくる内容は、とにかく爽快の一言。そのB級感が漂うストーリーと、退廃的な映像のサジ加減が良い分量で、個人的には全く飽きずに最後まで観れました。実写化、テレビアニメ化したのも納得の面白さだと思いました。まあストーリーが中途半端な感は否めませんですが。キル・ビル好きな人とか、観たらいいんじゃないでしょうか。 【民朗】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-01-03 00:44:33) (良:1票) |
43.面白いねえ。このリアルなようでいてどこか異質な感覚。“丁寧に描き込んで実写と見紛うばかり”ってのとは違う。やはりアニメらしさが横溢しており、フムそうですね、いわば超豪華な影絵芝居を観ているような感じ、とでも言いますか。独特の質感は、生身の人間の演技とは違った、一種の硬質な肌触りであり、これが幻想的な雰囲気を醸し出してます。そして全体的に暗い色調の中で、ラストの明るい青空がとても目を引き、何だかホッとしてしまいます。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 8点(2006-08-14 00:28:39) (良:1票) |
42.デジタル技術はすごいが、かっこいいとは感じなかった。技術はあるが、センスがない。見せ方が上手いのはせいぜい冒頭の列車のシーンくらいか。せっかく日本刀という絵になる武器を持っているのに、普通にぶったぎるだけ。戦闘機に飛び移ろうとするモンスターを斬るクライマックスなんか、もっとドラマティックに演出できたはずで、これじゃ尻すぼみだ。セーラー服に日本刀というキャラクターも好評のようだが個人的には「?」。男みたいな顔立ちなので女子高生が日本刀を持つというギャップも薄れている。心理描写も少なく愛着も湧かない。本作ヒロインをモデルにしたGOGO夕張は可愛くてかっこいいのになあ。モンスター造型は安っぽいの一言で、デビューしたての三文漫画家レベルのデザインだ。いちおう退屈はしなかったので6点。短くまとめたのは潔くてよい。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-28 00:22:11) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 デジタルアニメとしての完成度が高い。リアルな吸血鬼像も良い。しかし、「ハンター対人外の魔物(特に吸血鬼)」という基本設定にオリジナリティが無いのは残念。時間的な制約もあってか、設定全般のディテールが練りこまれておらず、薄っぺらいままなのが難点。 「主人公が普通の人間ではなく、狩る側でありながら、狩られる側と深い関係がある」という設定もよくあるパターンだし、ハンターをするに至る彼女の過去や組織との繋がりなども含め、ほとんど掘り下げもされないまま。ラストの戦争批判へ繋げる言説も唐突。 全体的にまだ未完成品といった感じ。長期シリーズ化してくれたら面白くなるはず。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2004-03-19 03:47:30) (良:1票) |
40.なんだこれは?って感じで最後まで行きました。決して万人向きではないし。アニメも漫画も全く見ない私にはきつうございました。この作品のよさがわかりませんでした。確かにクールではありますね。でもちょっとバイオレンス過ぎんか? こういう映画が高得点を取る現状を私ははっきり言って憂えています。 【たかちゃん】さん 3点(2003-12-12 23:14:17) (笑:1票) |
39.映像に迫力があった。それを楽しみにしている人にとっては楽しめる作品ではないだろうか?しかし、話自体を楽しむ作品ではないので、話を楽しみにしている人にとっては、ちょっと苦痛かもしれない。押井守さんのテーマ性のある作品を期待している人にとっては、この作品は余りお勧めできないと思う。が、映像は本当にリアリティがあったので、怖い物が好きな人とかは楽しめるだろう。 【onny1976】さん 7点(2003-02-20 19:28:31) (良:1票) |
38.《ネタバレ》 「バンパイアを日本刀でバシバシ切りまくるセーラー服の少女」って、文章だけだとなんのこっちゃ?なんですが、 これがまた痛快無比で面白い。 上映時間が短いのも良いです。 これに続く作品はすこぶる評判が悪い様で、アニメ・実写共に全く手を付けていません。 【たくわん】さん [DVD(邦画)] 9点(2024-11-21 17:18:38) |
37.《ネタバレ》 セーラー服と日本刀というマニアックな組み合わせながらも、スタイリッシュなアクションで痺れさせてくれる。 パイロット版に近い扱いのため、世界観を提示しただけの中途半端な作品だが、 後のTVシリーズの政治的要素、腐向け、冗長ぶりを見るに本作のストイックさには絶対に敵わない。 |
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【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-25 18:19:07) |
35.《ネタバレ》 最近お得意な輸入盤を買ったら英語セリフの多いアニメだったのね、これ。当然、日本語部分に英語字幕は出るけれど、英語部分には日本語字幕は出ませんな。で、世界観とか雰囲気とかデザインとか作画とか、もうさすがのプロダクションI.Gなのだけれども、ちゃんとした一本の物語としては成立してない、風呂敷を広げて、そしてそれだけって映画。連続ものの第一話だけ見せて終わっちゃったようなシロモノで、一体どう評価したらいいのかねぇ?って感じで。まあ「三つ編にセーラー服の少女が日本刀ぶん回す」ってビジュアルだけで十分っちゃー十分なんでしょうけれど。でも、そこも後に実写化された映画の方がハデにやっておりましたねぇ。オリジナルのこちらは、もっとがしがし動くアクションが見られるのかと思ったんですけれど。つーか、もっともっと小夜を見せて欲しいところですなぁ。ちなみにブルーレイにはテレシネ版とデジタルマスター版とが収録されていて、映像の雰囲気がかなり違うので1枚で2度おいしいバージョンになっております。 【あにやん🌈】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2010-02-11 23:41:33) |
34.《ネタバレ》 勝手に二時間くらいあるものと思って見ていたら、急に終わってびっくり。もっと、続き見たかった。でも世界観にかなりハマれたし、映像のクオリティも素晴らしい。やっぱ日本刀は華がある武器だ。 【たっけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-29 01:33:08) |
33.ごちゃごちゃと詰め込まずシンプルに短くまとめていたのでよかったです。 【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-06-21 01:04:16) |
【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 0点(2007-08-20 17:05:11) |
31.なんてーか・・。きっとアニメだけ観て育った人たちが作ったんでしょうね・・。技術はすごいです。ストーリーの方は『お話にならない』感じです。つーか、勿体ないなあ。『これだけの技術を光らせる話(説得力)』があれば、と、悔やまれるぐらいの作品です。いっそプロモーションビデオだったら、神クラスの点数になるのに。 【BEERGOGO】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-03-11 10:19:54) |
30.保健室のおばちゃんの反応がリアルに感じた。 IGの売り込みのための作品と観たが・・・・(笑) クオリティは非常に高いと思うけどねぇ~~ 【だだくま】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-09 13:42:31) |
29.いやー何がビックリしたってね、小夜の格闘シーンで劇場が揺れたこと。お、おい!まさかこの劇場、振動シート導入?!って思ったら地震だったんで2度ビックリ!!映画見てる場合じゃないよ!!って思ったけど面白かったので見続けた。短い作品ですがまとまっててIGらしい美麗な映像です。 【mason】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-11-08 08:33:54) |
28.《ネタバレ》 何しろ50分程度という短さですから、物足りなさを感じてしまうのは仕方のないところですが、それでもかっちりと作りこまれた作品内容となっていますので見ごたえは十分でした。あの「オニ」の造形(「人外」という言葉があるんですね、皆さんのレビューで初めて知りました)も面白かったし、最後にどうしてそれらが基地に向かっていたのかというオチも、僕自身は納得できるものでした(不謹慎かもしれませんが、これまでの大きな戦が生み出した死屍累々の中に、あのオニに襲われた死体が含まれ、また古今東西の戦場でそれらもまた密かに人を襲っていたという事は、何となくありそうなことだと思わされます)。 その一方で、確かに小夜の過去に関して掘り下げが足りないという印象も拭いきれませんが、それはそれで観る者の想像力を刺激しないわけでもありません。まぁこの点は、これから始まるTVシリーズで徐々に明らかにされることかもしれませんが。 工藤夕貴の吹き替えは、僕の予想を遥かに超えて優れていました。僕自身は、吹き替えに危惧を感じていてこの作品をなかなか見る気にならなかったのですが、今回見てみてそれが全くの間違いだったことがわかりました。意外と太いその声が、作品のハードボイルドな雰囲気ととてもよく合っていたと思います。 【マーチェンカ】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-10-10 01:22:45) |
27.流れるように終わった、と思ったら50分とちょっと。こんなに短かったのか。映像のクオリティーは高い、それだけで満足できるかもしれない。時間の無さが原因だと思うがスケールが小さかった・・かな?惜しい、本当に物足りない 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-08 22:18:19) |