29.とにかく、被害者であるアメリカの感情を逆なでするような作品が多くて残念。 アメリカが世界を監視してくれていなければ、とっくに世界は滅んでいたはずなのに、そのアメリカに対してこの内容の映画とは・・・。 イギリスなど、最悪。全く関係ない、他の国の出来事を持ち出して映画を作っている。 もっとアメリカに敬意を払えよ。 【孤島の鬼】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-02-19 07:24:01) (笑:2票) |
28.ショーンペンの作品。アメリカからの出展なのに・・・意外でした。また一番面白かった。メキシコの作品。これが僕は一番ストレートに感じました。表現は奥が深いなと。見終わる時に鳥肌が立っていました。これが一番賛否両論な作品になると思います。でも賛否両論になるという事はそれが一番作品として残り語り継がれる様な気がします。日本のは・・・ノーコメント。これだけ内容が充実し、日本映画の恥ずかしさも露呈できたという意味では満点です。角○映画がつまらないのに、つまらないと云えない風潮があるところで日本映画は成長が止まっていると思っています。この作品で、アメリカはなんでこうも嫌われるのか考え直すべきで、日本映画がなんでつまらないのか考え直すべきであるという事まで教えてくれました。日本映画の希望に光にもなっている気がします。 【zom2】さん 10点(2003-04-14 01:29:40) (良:1票)(笑:1票) |
27.《ネタバレ》 まぁ監督さんのいろいろなお考えが伺える、まさに「お国柄」な作品集ですね。印象に残ったのはフランス・アメリカと別な意味で日本。ショーン・ペンさんのは素晴らしいですね、それに引き換え日本の訳の分からなさ・・・無駄に豪華な出演者もよくありがちだし、というか内容が9・11と合って無いような!? 深い意味があるかもしんないけどぶっちゃけ分かんないね(苦笑)最後のオオトリでこれ?というのが正直な感想ですハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-12-30 11:07:21) (良:1票) |
26.オムニバスってのは、例えつまらなくてもワケ分かんなくても、延々2時間は続かないところがイイです。この作品群の中にも嫌悪感を抱くものや、よく分かんないものが少なからずありましたが、10分足らずの辛抱でしたからね。ケン・ローチが参加しているってんで見ましたが、正直、イマイチでしたねぇ。映画にする意味を感じられなかったなあ。唯一面白かったのが、ビンラディン探索編。アイディア勝ちとも言えるけど、ペーソスもあったし、「町ごと吹っ飛ばされるぞ」というラストの会話が秀逸でした。フランス版は嫌いだなぁ。障害者モノはそれだけで私の中ではハードルが高くなるんだけれども、なんかね、、、この期に及んでそれを使うかね、という意地悪な見方しか出来ませんでした。音声だけのメキシコ版は論外。ラジオドラマでやってくれ。今村さんは、ちょっと企画意図を履き違えていらっしゃったのでは、という気が・・・。ラストで、まさに「蛇足」でした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-08-09 21:38:17) (笑:1票) |
25.《ネタバレ》 ■イラン:個人的にはこれがベスト。イランというと反米のイメージが強いのでどう来るかと思ったけれども、反米云々ではない、先生の必死の指導と子供たちの徹底した「無関心」の通底があぶりだされている。しかし先生も「なぜ祈るのか」を語ることが出来ず、すべてがお題目と日常のはざまで空転している。 ■フランス:ここでの評価は高いが個人的には真中ぐらい。聴覚障害者を軸にしてほとんど無音で写していく斬新な方法はよかったが、結局どうしたいのかがいまいち見えてこなかった。 ■エジプト:監督の意図のありかによって高評価にも駄作にもなりうる作品。描き方がどうも「アメリカの傲慢さ」を一面的に描きすぎていて引けてしまうのだが、映画監督の主張にも結構矛盾があり(テロリストとアラブ人を同一視することを批判しながら、理由をつけてアメリカ政府の政策とテロの被害にあったアメリカ一般市民を同一視するなど)、そこまで含めて監督の意図なのかが評価を分ける。 ■ボスニア:何が言いたいのかイマイチよくわからなかった。 ■ブルキナファソ:番外編でベスト。あの展開は面白すぎるが、毒もしっかり入っている。 ■イギリス:典型的な「薄っぺらいプロパガンダ映画」になってしまっている。アメリカの反共政策を一面的に批判し(まあチリ政策は私も支持しないけど)、今回のテロに潜む複雑な問題をあまりに単純化している。アメリカだってひどいことやってるじゃないか、という聞きあきた文句以上のものはない。 ■メキシコ:衝撃的かつ斬新な試み。ほとんど画面がブラックアウトで音声のみ。好き嫌いは分かれそうだが個人的にはありだと思う。前衛芸術の類かな。 ■イスラエル:ノーカット長回しはなかなか。 ■インド:一番ありそうな感じの作品。可もなく不可もなく。 ■アメリカ:なるほどと思わされた作品。やっと光があたった部屋、花が咲いた、そしてズームアウトしての影だけで示されるあの結末。やられた。 ■日本:評価はバラバラのようだが、個人的には全然ダメ。とりあえず日本以外では9・11とパールハーバーを重ね合わせて「軍国主義からの解放のための正義の戦争」へ、という流れがあるんだから、日本軍の横暴さが原因の蛇男では「正戦の正当化」にしかならないことがわかってない。最後のテロップも「いや、あれを文字と音でいっちゃ監督失格でしょ」と思う。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-10 00:09:35) (良:1票) |
24.11ヶ国の様々な才能が、一堂に会するという奇跡みたいな作品集。どの作品も秀逸で素晴らしく、特にアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ケン・ローチ、クロード・ルルーシュの作品が際立っていた。とりわけショーン・ペンの作品では、年甲斐もなく声をあげてボロ泣きしてしまった。 オムニバス映画としての足並みが揃っているとは言いがたいが、非常に見応えのある作品集でした。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-13 02:10:23) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 11の国の11の監督の「9.11のテロ」への9分11秒。 それそれの思いか篭った作品。中には「力入りすぎ」ものや、「わけわかんない」もの、「言わなくてもいいことまでお節介に言いすぎ」なんてものもあります。でもこの映画の意義は「それぞれの思いをそれぞれの視点で自由に描く」ことにあるわけですからその辺は構わないのでしょう。むしろにばらばらで不揃いで調和がとれていないところに意味がある・・・ そんな数々の私が最も好きなのは、ショーン・ペンのもの。この9.11の被害者であり、それでありながら世界的な同情論は決して多いとはいえないアメリカという国の監督が、如何なる作品を出してきたのか?と私は意地悪い気持ちで彼の作品を鑑賞したのですが・・・そのラストは極めてショッキングなものでした。小学生のころ観た「猿の惑星」以来味わったことの無いようなガツンと頭を殴られたような衝撃!・・・あの光が差し込んだ部屋の美しさと空虚さ、全てが白日のもとにさらされてしまった心もとなさ・・・まさに「してやられた!」という感じ。素晴らしいです、ショーン・ペン!この作品こそ私にとっての短編映画の中の最高傑作品。この作品ゆえに私はこの「セプテンバー11」という映画に躊躇せずに満点をつけることができる、それほどの作品であるのです。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-10-09 15:07:52) (良:1票) |
22.サミラ・マフマルバフ編、クロード・ルルーシュ編、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ編、ショーン・ペン編がよかった。 ケン・ローチに期待していたが、いいテーマだったのに「手紙」は安易すぎたのでは?普通のドキュメンタリーでよかったのに。わざわざ「映画」に合わせる必要はなかった。 そして問題の今村昌平編。なぜこれを最後に持ってきてしまったのか…中間に入っていたら、まだ、「個性的な作品の一つ」として誰かには許せてもらえていたかもしれないのに。そもそもなぜアメリカのショーンペン編を最後に持ってこなかったのか、永遠の謎。 全体としては、クロードルルーシュのショートフィルムが見れただけでも収穫だった。単品ではそこまでではないけど、9.11というテーマの中に入っていることによって、パワーや意味がある作品になっているものが結構あって、そいういう意味でこのオムニバスは成功だと思う。(例外もあるけど) |
21.もっとも気に入ったのがフランスのクロード・ルルーシュ監督の作品。聾唖の女性を主人公に描いているのだけど、その女性の目・耳から見た景色を織り交ぜているので、音ではない振動がこの作品から感じることが出来る。例えば、ドアが閉まる音。普通だったらバンという音を聞いて我々はああ、ドアが閉まったんだと感じ取れるが、この女性の視点から描いているこの作品からはバンでもドンでもない“ォーン”という微かな振動の音が聞こえる。これには圧巻だった。正直やられたーと思った。その他にメキシコのアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督のありのままを伝える作品にもかなり衝撃を受けたし、アメリカのショーン・ペン監督の9.11を機に孤独な生活を強いられた老人を描いた作品もシュールでよかった。ただ日本の今村昌平監督の作品はあまりにもインパクトと個性が強すぎて、果たしてこの作品は世界に受け入れられるのだろうかと不安になってしまった。正直、9.11との関連性があまり感じられなかった。浮きすぎ。全体的に個性爆発で日本以外はそれなりに良かったと思う。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-29 15:20:27) (良:1票) |
20.良い選手は良い監督にはなれない。と思っていたのでショーン・ペンの作品には全く期待していなかった。が、彼の作品で思わず泣いた。アーネストも素晴らしい。さすが名優。最高に切なく暖かく悲しい物語だった。全体としては映画として評価するのはとても難しい作品。オムニバスだしね。だけど歴史に残るあの大事件をリアルタイムで目にした身としては、自分も何かに残さなくてはという気持ちを感じたし、特に映画にしたいやらしさも感じない。ただ、あの悲劇だけをとりあげて騒ぎ続けても意味はない。そこで何をしなければならないか、これからどんなものをみていけばよいか、考えた人たち、自分なりにわかってる人たちが作った作品集だと思う。決して内容評価ではなくなってしまうけれど、そういう意味で10点をつけておきたい。 【らいぜん】さん 10点(2003-12-12 21:52:28) (良:1票) |
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19.9月11日深夜、私も眠い目を擦りながら観入ってしまいました。込められた意味を考えれば軽くは扱えないんでしょうが、あくまで1本のオムニバス映画の感想として、一番好きなのはイランの作品。一番嫌いなのはメキシコの作品。一番完成度が高いと思ったのはフランスの作品。一番レベルが低いと思ったのは、因習のように太平洋戦争を持ち出し、巻末に「標語」を字と言葉で説明するという愚を犯した今村昌平の作品。これはみっともなかった…(特に最後だったしね)。全体を平均してしまえば5点。それに社会的意義を+1点して6点献上。 【sayzin】さん 6点(2002-09-26 22:17:53) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 <1.イラン>5:たわいのない話の後ろに、教育の大切さであったり、情報の不均衡であったり、遠すぎて肌で感じることができない政治的意思の影響であったり、子供の環境適応能力であったり、生命力であったりが感じられます。 <2.フランス>3:手紙をタイプしているときに、テレビが点けてあって、その中に911のビル崩壊映像が映っているのが、随分不自然だなと思いました。 <3.エジプト>3:USA!な人たち以外にとっては、「>>1 うん、知ってた。」という内容で、ここまでわかりやすく主人公に言葉で説明をさせると、ベタベタで深みがまったくなくなることがわかりました。映像作品と言うよりは、プレゼンテーションですね。 <4.ボスニア・ヘルツェゴビナ>3:9・11発生時の各地の反応という意味では、11作品の中で、最も作り話っぽくないとは思いますが、その分ほとんど印象に残らないというのも事実です。9・11と言えば、まずは何より映像の衝撃なのですが、みんなでラジオに聞き耳を立てているというような世界もあったのだなあと。 <5.ブルキナファソ>4:他意がなく、一番わかりやすいです。笑えますし。伝統的な武器の方が恐いし、痛そう(笑) <6.イギリス>5:長編映画が何本も作れるような題材を短い尺によくまとめたなと思いますが、予備知識がない中での初見では、さらりと流れてしまう印象。何回か見直すと理解が深まります。 <7.メキシコ>4:生の素材を使っているので緊迫感はあります。作家としてオリジナルに作った素材はないのですが、それでも個性を放っているので、短編集の一篇としてはありかなと思いました。 <8.イスラエル>4:技術的には一番頑張っている作品で、役者も熱演しているのですが、映像が綺麗すぎて、嘘くさいんですよね。グロテスクさと緩急が足りないのかな。 <9.インド>4:テーマに沿った題材を飾ることなくひねることなく扱った作品です。面白みには欠けますが、実話に基づいてますから重みはあります。 <10.アメリカ>8:この話が9・11とどう関係するのか?この発想は凄い。そして構成力も凄い。都市の表と裏、光と影の対比が、都市の懐の深さを感じさせる。素晴らしい。 <11.日本>3:体験した戦争を語るには、第二次世界大戦まで遡らなければならない。と言うことは、その間、平和だったと言うことで、幸せなことなのですが、こと、このテーマで表現をする際には、不利に働いてしまったかなと。そう考えると、これが日本の精一杯ということで、あまりけなす気持ちにはならないのですよね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 4点(2023-04-03 20:04:54) |
17.《ネタバレ》 それぞれの監督のお国柄も垣間見えて、興味深かったです。心に特に残った作品を記します。 好きなのはフランス。平時には最大級の悩みを物の数に入らないようなレベルに引き下げる大惨事が無音の世界で起こっている。並行して見せられるその画が、暴力の不条理を訴えているようでした。ああ彼は犠牲となってしまい、手紙を読むことはないのだろうなと察したこちらの読みをさらりとかわしたのも印象的でした。 イギリスはなるほどケン・ローチ。”9・11”は南米ではまた違う日を記憶されているのだよ、と米国の姿勢を問う作風は反骨精神派の監督ならではの切り口でした。米国が圧倒的に被害者と語られる9.11も「なぜ」起きたのかそれまでの世界近代史を眺めるとCIAのしてきたことが無関係であるとは言えないでしょう。アメリカ発の報道によるばかりでない、老監督の視線は大事だと思います。 唯一、”9・11”の事件をメインでなくストーリーの背景に置いた驚異の作品はアメリカのショーン・ペン。老境に訪れた人生の真実はタワー崩壊のその日、光と共にもたらされました。米国人として描くのはやや勇気も要ったのでは、と感じましたが最後のコマ3秒間は圧巻でした。 我が日本からは今村監督のシュールな民話調。「まんが日本昔話」みたいなテイストで私は好きですが。市原悦子さんも出てますし。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-31 17:24:27) |
16.《ネタバレ》 貿易ビルの歴史的国際テロに世界は何を想う。 それぞれの国のドラマがそれぞれの監督によってオムニバス形式で描かれている。 短編集慣れはしていないので好みでなかったけど、それなりに異国のメッセージ性は伝わった。 ところが日本は意味不明。評価を著しく落とすメッセージに唖然。 |
15.観るのが遅すぎた。 さすがに自分にとって、9.11は遠い記憶だった。 そして、アメリカという国が好きでない私には、不向きな作品だった。 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの作品が目当てで本作を見たが、そこは流石の出来栄え。 映像のインパクトと、お手前の音楽の使い方なんぞ、ずば抜けている。 後に、この監督がアカデミー賞で注目を浴びたのは必然だと思う。 にしても、この作品、なかなか際どい主張をしている。 それは、9.11という同時多発テロに対して、必ずしも批判的な姿勢を取っていないということ。 勿論、倫理上、テロ行為を肯定するような直接的な表現はされていないが、随所にアメリカの自業自得と言わんばかりの表現が、いくつかあったように思う。 そんな際どい主張を、スレスレの危うさでやってみせた本作は、なかなかの問題作のように思う。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-05 00:48:54) |
14.《ネタバレ》 【イラン】・・・子供達にとって見たことがない出来事は無いものと同じ。彼らにとっての『世界』は周りの日常のみ。そしてその日常の中にも等しく『死』が存在することを表現できている。映画としてのパワーは足りない。5点。 【フランス】・・・聴覚障害の女性とそのラブストーリー、その世界とテレビで起きている出来事の対比が凄まじい。7点。 【エジプト】・・・最も多角的な視点で物事を捉えている。『民主主義の国は国民にも責任がある』というのは正論だが、その正論をもってテロを肯定することはできない。6点。 【ボスニア】・・・ちょっとよく状況がつかめない。予備知識が必要。3点 【ブルキナファソ】・・・貧しい国では、遠い国で起こるテロより、喫緊で切実な課題が山ほどある。そんな国では、テロの首謀者ですら、子供達の夢や希望をかなえるための対象となってしまう。6点 【イギリス】・・・予備知識が必要。2001年9月11日のテロでは被害者であるアメリカも、1973年9月11日では加害者で、他国民の命を大勢奪っているという痛烈なアメリカ批判。ただ、それをこのタイミングでするのはどうかと思う。表現方法も、映画というより説明不足なニュースのよう。4点 【メキシコ】・・・断片的に切り取った映像、ニュース、被害者達の声を媒介に、圧倒的な臨場感と存在感を生み出すことに成功している。改めて同時多発テロの凄まじさを感じる。8点。 【イスラエル】・・・マスコミ批判?ちょっと何が言いたいのか最後までつかめなかったが、タイプ的にはイランに似ているのかも。説明不足。5点 【インド】・・・アメリカ在住のイスラム教徒が半年にわたって受けた迫害の物語。実話であり、わかりやすく、テロのまた別の側面を知ることが出来る。8点 【アメリカ】・・・言葉が出ない完成度。涙が出てくる。20点。 【日本】・・・異色作。ラインナップに入っているのが日本として恥ずかしい。ラスト、『聖戦ナンテアリハシナイ』って言っちゃった。言っちゃったらダメじゃない?2点。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-04-15 00:06:34) |
13.《ネタバレ》 監督によりクオリティは違う ショーンペンは秀逸 |
12.《ネタバレ》 9.11を題材に世界のさまざまな地域の映画監督がそれぞれの思いをこめた短編映画集です。この作品集を観て、我々があの事件に対して感じた思いが決して世界共通のものでは無いということに気づかされましたね。 その中でも一番印象的だったのは、フランス人のクロード・ルルーシュ 監督の作品でしたね。このような残酷な悲劇をモチーフに、美しいラブストーリーを作ってしまうその精神は不謹慎でありながらも惹かれてしまいました。その他印象的なのは、「もう一つの9.11」を描いたケン・ローチの作品と世界の舞台とか別に関係ないねとばかりにドロドロの日本映画を提供した今村昌平の作品ですね。 【TM】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-11-13 00:08:39) |
11.好きなのはフランス・ブルキナファソ、嫌いなのはイラン・イスラエル・アメリカ、今村作品は日本の恥。このタイトルから、誰が”蛇男”を想像するだろうか。インパクトが強すぎて、お陰で、9.11を思い出すたびに嫌いな蛇を連想してしまう。今頃、太平洋戦争を持ち出すなど時代錯誤も甚だしく、今の世代と感性がかけ離れ過ぎている。蛇男も結局矛盾だらけで、やるなら服も脱ぎたれ流しするぐらい徹底しろと言いたい。要は、こういう人それぞれに思い入れがあるテーマに、賛否両論が容易に予想できる奇抜なモノを持ってくるのは好ましくない。芸術の様に観る側を選ぶ本作は私には向いていなかったようである。痛恨にアメリカを批判しているという「華氏9・11」に期待したい。 【まさサイトー】さん 3点(2004-06-26 01:19:13) |
10.こういった映画を撮るということはとても意義があることだとは思う。でも…デキの良し悪しの差がありすぎて評価が難しい。ってか日本代表映画があれってのは、どうなんだろ? 【ふくちゃん】さん 6点(2004-02-27 09:38:18) |