5.《ネタバレ》 イタリアン・ホラーの巨匠の作品でサイコ・ホラーの傑作で、しかもダリオ・アルジェント作品に常連の美女が出演してるっていうので観てみた。
サイコ・ホラーの傑作といわれるのが分かるような気もする。
独自の精神的恐怖を描き、その恐怖が生きているから。
またエロスも漂う。
母性愛がエロスになっている。
子供の母親への嫉妬が牙を向いた感じが良い。
恐怖とエロスは深い関係にあるというのがこのホラーでも思う。
絶叫美女といわれるほど、絶叫が壮絶だ。
意味不明っぽくて退屈もしますが、その後に恐怖がしっかりと浮かび上がる。
チープさの中にリアルさがあり、手作りっぽさがあり、またそこに異様な雰囲気が宿る。
音楽がサイケで、ホラー映画とは思えないような高揚感で、アドレナリンと恐怖が一緒になる。
最後のテンションが高く、このテンションはやはり傑作のにおいがする。
ただそこに至るまでに間延びしているし、少し退屈でもある。
ジャケットが素敵。