心中天網島のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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心中天網島

[シンジュウテンノアミジマ]
1969年上映時間:103分
平均点:7.07 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1969-05-24)
ドラマ時代劇モノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-17)【イニシャルK】さん
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監督篠田正浩
助監督小栗康平
演出林美一(時代考証)
キャスト中村吉右衛門(二代目)(男優)紙屋治兵衛
岩下志麻(女優)おさん/小春
河原崎しづ江(女優)叔母
左時枝(女優)お杉
小松方正(男優)太兵衛
滝田裕介(男優)孫右衛門
藤原釜足(男優)大和屋
加藤嘉(男優)五左衛門
日高澄子(女優)女将
浜村純(男優)黒子頭
赤塚真人(男優)丁稚三五郎
篠田正浩(ノンクレジット)
富岡多恵子(ノンクレジット)
原作近松門左衛門
脚本富岡多恵子
武満徹
篠田正浩
音楽武満徹
撮影成島東一郎
阪本善尚(撮影助手)
製作中島正幸
篠田正浩
ATG
配給ATG
美術粟津潔
篠田桃紅(絵)
編集篠田正浩
録音西崎英雄
その他IMAGICA(現像所)
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【クチコミ・感想】

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1
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15.《ネタバレ》 今見ても新鮮で衝撃的。江戸、昭和、令和をつなぐ名作。
黒子が黒子に徹せず、なんとあの世へのいざないとして積極的に手伝う当たり超怖い。
生きていくのも義理がらみ、死んでいくのも義理がらみ。はあー現世は辛い。憎いのう、この世は。
ただ、台詞の畳み掛けが小うるさいと言うか、多過ぎ。同じ事をなん度もなん度も。はあー辛い。
ほとはらさん [DVD(邦画)] 7点(2022-04-05 20:26:53)(良:1票)
14.2人を見守る神に見えた黒衣の演出が印象深い。他愛のない物語で登場人物がのべつ幕なしにけたたましく泣き崩れるくどい演出にはウンザリ。ただ、墓地での岩下志麻の艶めかしさは「凄い!」と感じるもので、ご亭主である監督の元での演技は女優冥利に尽きるのだろうと思えました。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 6点(2019-07-21 01:29:21)(良:1票)
13.《ネタバレ》 篠田監督の「無頼漢」にならぶ、古典モノ。
さすが篠田監督、古典をこねくり回して、自分の映画にしてしまう。
こんな監督、令和の今、いないね。残念です。
古典を掘り起こせば、ボロボロ傑作が出てきそうなのにね。

岩下志麻が、二役。その演出がまた効いてる。
奪う女と奪われる女。
両者に交わされた、女の意地の勝負。
もはや男の魅力とかじゃないんだね、女にとって大事なのは・・
そこを篠田監督が思う存分に料理する。

見応えある一本です。
昔観た時は、演出に目がチラチラして、イマイチのめり込めなかったけど、
年齢重ねて観ると、いいんだなぁ、これが・・

この時代は、黒澤、溝口を追いかけて、さらなる才能がしのぎを削ってた。
篠田さんもその一人ですね。
トントさん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-04 01:54:47)(良:1票)
12.セットや演出が斬新で、観応えのある映像と明快なストーリーが見事にマッチしており、かなり満足!
岩下志麻が美しい・・・
eurekaさん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-09 14:36:53)(良:1票)
11.《ネタバレ》 「日本のシェイクスピア」近松門左衛門の名作をモダニズムの極致とも言える演出で堪能させてくれます。自分は篠田正浩は好みではないですが、本作だけは別格。前衛的ながらオリジナルの基本的なところはきっちりと造っているのが良い。紙屋治兵衛がまた観てて情けなくなるダメ男で、名優中村吉右衛門がさすがの演技で唸らされます。 私の中では戦後日本映画界でもっとも妖艶な女優は岩下志麻だということになっています。若い人たちは『極妻』シリーズのイメージしかないでしょうけど、この人の60年代70年代の作品をぜひ観てください。その美しさ・色っぽさには眼が釘付けになりますよ。
S&Sさん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-07 02:31:03)(良:1票)
10.こういうのをシュールっていうんでしょうね。ストーリーはたいしたことはないですが、こういう作品が陥りがちな難解過ぎるという欠点につながっていないと思います。映像でここまで引き込むというのはすごいです。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-05-03 11:30:23)(良:1票)
9.MoMAでのATG映画祭を通して。同じATG心中物として鑑賞した中では本作の2年後に公開される「修羅」が若干かぶるが、色気部門では若さが少し邪魔するも岩下志麻に軍配。ただ内装の奔放さはさすがこの時期のATGといった感あり。

黒子の面構えが気になる方、「神々の深き欲望」をごらんあれ。さすれば小松方正の素晴らしさも味わえまする。
keiさん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-01 11:49:54)
8.《ネタバレ》 黒子を使った歌舞伎のような演出や、篠田桃紅の描いた絵をはじめとした独創的な美術セット、白黒映像の美しさなど印象に残るし、ファーストシーンが電話でこの映画の打ち合わせをする監督(篠田正浩)と脚本家(富岡多恵子)のやりとりというのも面白い。だがあまりにシュールすぎて展開についていきづらく、あまり入り込めずに終わってしまった。しかし、岩下志麻は美しかったし、音楽担当の武満徹が脚本にも参加しているのはすごいと思った。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-09-14 02:42:26)
7.あまりに斬新過ぎてついていけない部分がありますが、岩下志麻の色気に免じて4点を献上します。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 10:17:04)
6.白と黒、光と影、男と女、運命を呪う人々とそれをそっと見守る黒子達、岩下志麻と篠田監督。それぞれの綱引き加減がうまいこといってこの出来栄え。しかし心中ものの寒々しさは堪えるなあ。
のはらさん [DVD(邦画)] 7点(2007-06-03 02:39:14)
5.難解な芸術映画と聞き、いろいろな知識を詰め込み、頭でっかちになって見に行ったものだ。しかし、映像美の前に杞憂に終わった。アート・シアター・ギルド(ATG)といえば、低予算だが良質な映画の代名詞だった。本作はその低予算を逆手にとった秀作といえる。現在の日本映画の力で、CGを使いまくり、総天然色でリメイクするとどうなるだろうか。素晴らしいできになると思うが、篠田の天網島が色褪せることはないと思う。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-07 18:55:10)
4.《ネタバレ》 もう30年以上経ってしまったのですが、この映画を観たときの感動は忘れられません。篠田も巨匠とか言われるようになっても「スパイゾルゲ」は論外にしても、これを越える作品は作れていないようです。岩下志摩は雪国のときよりもずっと大人の女を演じるようになっていて、最後の屋外で情を交わすシーンなどはそこいらのポルノとかが及ばないものがありました。黒子が場面に登場する(首吊りの手助けまでするのですが)のは人形浄瑠璃としての演出ですが、北野の「ドール」でももっと応用すべきだったと思います。
たいほうさん 10点(2004-09-23 20:52:21)
3.浄瑠璃劇と映画のミックスであるが、その両方の利点を活用している前衛性に富んだ意欲作。感情剥き出しの人物と、作られた”劇”であることを印象付ける要素との対比は、ユーモアとも取れるし、皮肉とも取れる。白黒の色彩美は、天才的である。
nothing-to-loseさん 8点(2004-01-11 12:27:11)
2.如月CUBEさん。。。この頃ATGの予算は1000万円。また、今はモノクロもカラーもフィルム代に大きな差ないですが、当時はモノクロのほうがうんと安かった。。。。そういう事情も斟酌してあげましょう。鬼平が極妻の腿に愛撫したりしてるだけでも、面白い。。。。。って。。。関係ないけど、+一点。
ちょうじ さん 7点(2003-03-29 19:26:15)
1.毎日映画コンクールでは大賞を受賞。篠田正浩監督作品の中でも、やはり一番の名作ではないでしょうか。ライティングもかっこいいし、テンポが気持ちいい。奥さんの岩下志麻がまた最高。まあでも白黒というのはある意味、逃げだという気がします。
如月CUBEさん 7点(2003-03-24 00:31:17)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
416.67%
516.67%
6213.33%
7640.00%
8320.00%
916.67%
1016.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 5.33点 Review3人
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