75.マイコン好きのごく普通の高校生が、偶然軍事司令部のコンピュータにアクセスしてしまい、核戦争の危機に陥ってしまうというお話で、パソコンを長年やり込んでいる僕にとっては興味深く鑑賞できました。当時は今でいうパソコンの事をマイコンと呼んでおり、インターネットはまだ無いどころか通信手段も整っておらず、大企業や研究機関・一部のマニアといったユーザーが、電話回線を介してパソコン通信等を利用してホストコンピュータへ接続し、文字のみでやり取りしていました。そのような時代に、ハッカーやクラッカーによる脅威を取り上げるあたりは斬新ですね。8インチフロッピーディスクや通信機器に音響カプラを利用しているところが、古き良き時代を感じさせます(笑)。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-27 19:01:02) (良:1票) |
74.《ネタバレ》 この映画は大好きでした。 初めて観た時から、もう約30年が過ぎているとは。今見ると、アルテア8800とか、音響カプラとか、8インチフロッピーディスクとか、歴史上の機器にあふれています。同じような知能的コンピュータの双璧HAL9000と比べても、大好きなコンピュータです。というか、映画で観たコンピュータの中でも断トツに「素敵な」コンピュータです。○×ゲームで「勝者なき戦い」を学習するアイデアが凄い。 人間でさえも、ジョシュアの域にまで達するのは、なかなか出来ることではありません。 米ソ冷戦は終わりましたが、今世界は、局地的な軍事的危機を迎えています。それら双方を含んだ人類が、せめて30年前に映画で描かれた、機械ほどの学習力があればと、切に望みます。 悲劇的なエンディングも作られたといわれた本作ですが、最終的に採用された素敵なハッピーエンドに9点です! [改訂・追記] 最近、「地球爆破作戦」なる作品を見て、これと似た展開に驚きました。あっちは、コンピュータが人間を脅迫するのですが、やはりミサイルを握られています。そして、エンディングがバッドエンドというか、支配された状態で終るのですが、あの後味の悪さを見ると、やはり今作のハッピーエンドは、大正解と言わざるを得ません。タイトルやクレジットの字体といい、これの元ネタなのかも知れないですね。あるいは、オマージュ? 戒めから愛すること。この映画は、新約聖書なのかも知れない。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-08 02:07:33) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 テクノロジーとしては古くさくなったけれども、公開当時に映画館で観て、主人公がFBIに捕まる場面ですごく緊張感が高まったのを覚えてます。あの瞬間、高校生の他愛無いイタズラじゃなくて、とんでもないことなんだという(映画の中の)現実感に圧倒されました。公開当時はまだネットは一部のオタクのものだったように思いますが、現代のように誰もがパソコンでもケータイでも手軽に利用している時代だからこそ、うまくリメイクしたら大当たりする作品にならないかなと思ったりします。本作はエンディングに2パターンあったそうで、試写でハッピーエンドの評判が勝ったので、あのエンディングなのだそうです。では、バッドエンドのバージョンでは○×ゲームは出てこないのだろうか? それとも○×ゲームで「えぇいルールなんてクソ食らえ! 何してでも勝ちゃぁいいんだよ!」と学んでしまったとか(笑) いずれにしてもリメイクして欲しい! 軍に雇われた天才ハッカーvs軍外の主人公ハッカーという図式を加えてデスノートばりのバトル加味して。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-15 20:37:48) (良:1票) |
72.核戦争の危機を回避できるかどうかのハラハラドキドキが結構楽しかった気がします。この映画のコンピュータにしても、「イルカの日」の動物にしても、無邪気に危ないことをするから、見ている側にとってはなんともいえない圧迫感を持つんでしょうね。 【オオカミ】さん 8点(2002-04-30 20:16:04) (良:1票) |
71.お目当てダブニー・コールマンは見せ場無く物足りないものの、小じっかりしたストーリーで機械オンチの身にはワクワクさせられ通しで楽しめました。キムタクっぽい若きマシュー・ブロデリックもなかなかのもの。 余談ながら彼がギャラガをしているのに、当時、仕事帰り梅田で毎日ギャラガとゼビウスにはまっていて、電車の時間・お金を気にせず家で自由に遊べたらなぁと思っていたアホな自分を思い出しました。 当時本作を観た知識を持った攻める側守る側の人々に影響を与えたと想像出来る良作でした。 |
70.《ネタバレ》 ~WarGames~最後“s”がつく。ジョシュアにとって、チェスも三目並べも全面核戦争も、たくさんあるゲームの一つに過ぎない。 オープニングからいきなり始まる全面核戦争のシミュレーション。ミサイル基地の扉の分厚さが核の恐ろしさを物語る。 デビッド、Fの子をAにするのはマズいだろう。まだコンピューターが普及してない時代だから、先生たちも成績を手書きで控えてる可能性大だぞ。 でもこんな当時から、マイコンオタクの仲間がデブとガリなのが面白い。あと“ユーザーアカウント”って言葉、こんな昔からあったんだ。 核司令基地の見学ツアー。本当にありそうな“そのボタンじゃない!”ジョーク。突然の核攻撃の緊張感と、あくまでゲームなデビッドの対比が面白くて怖い。 一般の人には馴染みのない地味なマイコン画面を垂れ流すのでなく、ブラウン管モニターには操作するデビッドが映り込む。これ特撮だと思うけど、どうだろう?画面上で起きていることと、デビッドの感情も伝わる上手な演出。 あとジョシュアの声。デビッドの部屋のスピーカーからしか聞えないハズだけど、基地でも同じ声で話す。これも、見る人にわかり易くする上手な演出。 三目並べから核戦争に勝敗が着かないことを学ぶジョシュア。モニターに映される核戦争の映像が無機質で怖い。あぁ日本にも落ちてきた。 「奇妙なゲームです。唯一の勝つ手段が、ゲームをしないことです。もっと面白いゲーム、チェスをやりませんか?」 これが今の時代だったら、遥かに進化したコンピュータが人間に余計な気を使って、適度に盛り上がる演出を加えて、核戦争を始めるかもしれない。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-05-27 16:28:53) |
69.《ネタバレ》 コンピュータオタクの高校生が思いがけず軍のプログラムにアクセスできちゃって起こる大騒動。ありそうでなさそう、いやでもこの時代ならけっこうあるんじゃないか、と思わせる絶妙脚本ですね。なんせ自軍のコンピュータ画面の方を相手国の人間の言い分より信を置く。「ソ連の言うことなんか信じられるか」・・いかにも冷戦下の状況を反映していて妙にリアルです。 モニター画面の画はコンピュータが作った単なるシミュレーション。なのに緊迫するお偉いさんたち。同時進行でソ連側では「アメリカが勝手にパニクって言いがかりつけてきた」と思ったろうな。米国各空軍基地ではイキナリ将軍から直電かかってきて「なんだなんだ」と慌てただろうし、と想像するのも楽しい。いやAIがさらに進んだ現代では笑いごとではないか。 ‟フェリス”まんまのマシュー・ブロデリックが小賢しい顔つきで今作もハマッてますし、マシューのハラハラ脱出劇や高速で情報分析するコンピュータを見守るしかできない緊張感漲るクライマックスは見ごたえあり。さすがベテラン監督の手腕が光ります。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-05 23:52:34) |
68.《ネタバレ》 エライことになっちまった。 核戦争はいつだって起こり得る、水際の人間たちのこの計り知れない緊張感。誰がスパイかわからない不信感。そして緊張に押し潰されそうなラストのやりとりに不気味なAIジョシュアとの攻防にドキドキです。 ラストの○×ゲームの展開でこれがサマーウォーズの元ネタと気づいた頃にはこの作品の圧倒的な緊迫感に丸め込まれていました。ヒェーッ! にしても冴えない主人公に対してジェニファーの絶対的な天使っぷりはなんなんでしょうね。ヤバイですよありゃ。フォルケン博士ことジョン・ウッドの不思議な存在感も凄いですね。 それに80年代なゲームセンターに音響カプラとたまらないアイテムの数々も嬉しかったです。 僕が子供の頃に気づいた頃には終わっていた冷戦の張り詰めた雰囲気をこれでもかと味わえる一本でした。怖い! 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-11-08 09:03:14) |
67.《ネタバレ》 83年と言えば、当時勤めていた会社に初めてパソコンが導入された年だったんですよ。パソコンとは言え一人一台なんて環境になったのはそれから15年は経ってからのことで、当時は課に一台で機能もごく限られたものでしたが恐る恐る使っていたのが懐かしいですね。この映画が製作された当時じゃまだインターネットも開発されていないし、あのレトロな機具を観てると感無量です。20世紀の終わりに初めてパソコンを買ったときもまだ電話回線接続だったことを考えると、今やスマホの時代ですからテクノロジーの進歩は恐るべきものです。 本作は皆さんご指摘の通り『地球爆破作戦』への返歌みたいなものでして、80年代らしい楽観主義に満ちていてジュブナイル小説の映画化かと思ってしまうくらいです。軍人たちも強面ではあるけど危機回避に成功したしたときの喜びよう観てるとみんな善人ばかりで、この種の映画にしては珍しいパターンです。まあ難を言えば、戦争は政治の延長と言われるのに作戦室の架空シミュレーション画面だけであそこまで危機的状況になるのは、ちょっとヤリ過ぎの感があります。まあこの映画の肝は、コンピューター・ジシュアに○×ゲームで学習させるところにあるんですから、しょうがないかもしれませんね。けっきょくジョシュアも善玉だったというわけです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-07 21:47:43) |
66.《ネタバレ》 自分がコンピュータに全く詳しくないからでしょう。全体的にすごくフワッとした印象を受けました。何が起こったから何が起こり、何をすれば良く、何が起こると駄目なのか、なぜそうなるのか、一体どういう状況なのか・・・。筋はもちろんわかるのですが、何かおぼろげというか、どうもモヤッとしたまま進んでしまった。また、視聴者からはゲームとわかっているので、ソ連の攻撃だ!と言われてもいまいち緊迫感に欠けてしまった感もあります。 ただ、テーマ自体は面白く、コンピュータに無益さを学ばせるという発想とその手法には感心させられました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-06-28 02:09:07) |
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65.まだソビエトという国が存在し世界が東西冷戦下にあり、 何かのきっかけで第3次世界大戦が起こってもおかしくなかった時代。 戦争を○×ゲームに例えた時代へのメッセージと共に、 パソコンやインターネットが広く一般に普及する少し前の時代にあって、来るべき新しい時代を予感させるような作品。 この頃のジョン・バダムの作品は「ショート・サーキット」や「張り込み」など、 続編が製作される映画も多く、面白い映画が多かった。 本作のもう少し後になれば青春映画でよくその姿が見られたアリー・シーディーにマシュー・ブロデリック。 本作ではまだ少し幼さも感じさせますが、サスペンスとしての緊迫感と共に2人が主演の青春モノとしてもいいと思います。 娯楽作を中心に確かな手腕を持つジョン・バダム。 最近その名前を聞く機会が無いのが残念ですが、また新作を撮って欲しい監督の1人です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-13 16:35:04) |
64.《ネタバレ》 今のインターネット全盛の時代からして、今の若い人は理解できないかも? でも、昔は電話回線でアナログで通信していたんですねー。 演習と知らずに、核発射ミサイルを押せなかった軍人さん。 押せなかったから、じゃあ発射の過程から人を外してしまえ!となって、全てをコンピュータで管理するようにしたけど、今度は主人公がハッキングしてしまったがゆえに、そのコンピュータが暴走して、核ミサイルを発射しようとしてしまう。 それを止めるために、コンピュータに「無益」という概念を教えようというアイデアは素晴らしかったです。 じゃあ「無益」ってどう教えるの?と知りたい人は、本作を観てみましょう(^^) 【とんちん】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-31 22:32:59) |
63.《ネタバレ》 まだインターネットが普及していなかった頃の話、けっこう楽しめた! 【KINKIN】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-25 19:22:28) |
62.ちょいちょい突っ込むところはあったんですが、設定が面白い映画でした。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-24 19:27:31) |
61.《ネタバレ》 どこにも文句がつけられない。いまでも時々見たくなるけど、何か面倒。八〇年代の名作はなぜかそう言うのが殆ど。何故だ。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 8点(2013-05-21 21:03:05) |
60.《ネタバレ》 戦争に勝者はいない。○×ゲームを通してその事実に気付かせる展開は良いですね。世代を超えて通じるテーマ。 コンピューターが無邪気にゲームを催促してくるところが恐ろしくもかわいい。 デビッド(マシュー・ブロデリック)がお気楽ながらも利発な高校生だったので、映画の展開がスムーズでしまりがあった気がします。特に軍事基地からの脱出シーンは見応えありました。暗証番号を録音して利用するシーンは最高です。 ラストは一見ハッピーエンドで、デビッドが関係者と抱き合ったりしていましたが、もとはと言えば全部おまえのせいじゃ・・・ 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-25 18:09:31) |
59.《ネタバレ》 サマーウォーズやぼくらのウォーゲームから流れてきた口ですが、それらの作品のようにラストは爽快で笑顔になれる。 |
58.《ネタバレ》 これ、当時映画館で観たんだよなァ でもってスッゴク面白かった記憶あるんです ということで27年ぶり(ゲ!そんなに前か!)に鑑賞 感想… ヤバイすごく面白い イヤー正直今に観たらしょぼいだろうなぁ という(変なw)期待を見事裏切ってくれました 余計な描写・シーンもなくシンプルで、かつ「あと何時間」という時間制限が緊張感を高めてますね 勝者の無い無益さを○×ゲームで表すという結末は 当時は冷戦時代であった為でしょうが、しっかり戦争のむなしさのメッセージが今現在にも通用するかと 細かい伏線が見事最後まで生きている(息子が○×ゲームをしている映像が)・破綻してないストーリー・見事なエンディング 久々のあっという間の二時間デシタ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-12-05 20:53:04) |
57.《ネタバレ》 当時、TBSでの放送だったと思います(荻昌弘さんの解説の記憶が)が、吹き替え版が最高なんだよね。録画して何度も何度も見直した記憶があります。インターネットではなく電話回線で3分10円(当時の日本の場合)で「パソコン通信」でハックする。インターネットの場合はこんな重要システムは隔離しているでしょうからより現実味があります。録画したテープが壊れたので、レンタルビデオ屋で字幕版を借りると、声も違和感あるし、テレビではカットされていた場面があって、逆に違和感が(笑)。今見ると古臭いのかも知れませんが、核の恐怖をアメリカが表現している事が素晴らしい作品です。「ラムダ・ベータ・タンゴ・タンゴ・アルファ・・・・」懐かしい~。 【お好み焼きは広島風】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-09-17 22:18:24) |
56.当時「ゲームセンター嵐」世代だった自分は、ハリウッドがパクリやがった!って憤りました。笑 いや、実際は子どもが戦争に関わっちゃうってだけで、全然パクってないですけどね。。。 ちなみに「ゲームセンター嵐」の方は、当時流行っていた「ミサイルコマンド」ってTVゲームを使って、主人公のTVゲームが誰よりも上手な少年が、誤って(?)現実に発射された核ミサイルをすっごいテクで打ち落として世界を救うという話なんです。今考えると全然違いますよね。笑 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-02-01 17:05:39) |