2.ストーリーはいたって単純、宇宙船が壊れ、何人かの男女が恐竜がすみつく惑星に漂着、そこでのサバイバルを描いたお話。でも、緊迫感とかはなくって、所々にコミカルな場面もあるし、どっかノホホンとしている。一番ノホホンとしてるのは音楽。シンセのヘンテコな音楽のおかげで、映画自体がすっごい安っぽく観えてしまう。役者もみんなバカっぽく観えてしまう。音楽は大事やな~。最初、川に落ちた発信機をとりに戻るのに、今さっき川から服着たままあがったのにもかかわらず、わざわざ水着姿になって川に飛び込む女性隊員とか、びびって弱腰の女性にわざわざ光線銃をもたせ、案の定、水につけてつかえなくなる銃のシーンをみて、この映画にどーしよーもないC級感を感じ、テンションダダ下がりだったが、その後、出し惜しみなく、色々な恐竜を出してくれて、しかも合成シーンもしっかり出してくれて、意外と最後までしっかり観れました。恐竜はストップモーションで出来も悪くなく、かのレイ・ハリーハウゼンも特撮に一部特別に参加してます。色々もめたりする人間ドラマが退屈になってきた所に恐竜が出てきてくれて、ストップモーション恐竜が好きなら、退屈せんていどに楽しめるかも。特撮の恐竜と倒した後、人がかついだ恐竜の大きさが明らかに違うのはご愛嬌ってことで。役者も確かに魅力がそんなにないので、重厚な人間ドラマは皆無ですが。でもやっぱ一番映画の足をひっぱってるのはノホホンとした音楽かな~。でも、これが最後のオチとみょうにあってしまってる所になんか、納得。