7.H.G.ウェルズとゴードン監督を足すと、1たす1が0にもマイナスにもなりうるという、いつも通りの作品。勿論原作とはほとんど関係なく、オモシロすぎる映画になってます。とにかく特撮の強引さは圧倒的。この手の映画、最初は小出しにするのが定石ですが、この映画では最初から出し惜しみせず、後半、意外な展開を見せて、なかなかの新機軸です。しかし、ホントーに蟻の眼には物がああいうふうに見えるのか?だったら蟻に生まれなくてよかったよ。 【鱗歌】さん 7点(2003-05-25 15:09:05) (笑:1票) |
6.単純な巨大生物パニックものだと思ってたところ、導入から30分くらいまでは、インチキ不動産屋の美人女社長が企画した、孤島の別荘地販促ツアーに集まる人たちの交流を、結構な尺を使ってインチキ臭く描写していて、社会風刺的なユーモアにもなっていて、結構楽しめました。だがしかし。巨大蟻が登場したところで、映像技術の雑さ加減に、思いっきりずっこけました。巨大蟻登場時に3つの視点を使い分けていています。(1)巨大蟻の複眼視点(蟻に狙われている感を演出)。(2)静止遠景に巨大蟻を合成または実物の蟻を歩かせる(巨大蟻登場!!!)。(3)登場人物を襲う巨大蟻模型との格闘を手ぶれカメラで近写(臨場感を演出しつつチープさをごまかす)。すべてヒドイとは言え、とりわけ(2)がヒドイのです。そのヒドイ映像に合わせるかのように、後半はハチャメチャなトンデモ展開になってしまっています。辛うじて、ずぶ濡れになった金髪お姉さんは、スタイル良くてよかたです。蛇足:この作品に限らず、複眼生物の視界が、複眼の個数だけ分割されて見えるという発想は、一体どこから来たものなんでしょうかね?我々の視界(空間認識)が2つに分割されてないことを考えれば、普通はそういう発想は生まれ得ないはずなのでとても不思議です。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 3点(2023-02-18 20:13:30) |
5.「 ちょろちょろと 言うこときかぬ 蟻達が ブルーバックで 消えたり出たり 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
4.小さい頃に観たのですが、巨大生物の方なのか、しかし、巨大蟻を確かに観た憶えが・・・・ 【ボバン】さん 6点(2004-06-04 00:43:19) |
3.懐かしや、実写で大きく見せていただけの蟻! なので当然リアルでしたよね。あの巨大蟻たちの動きでおかしかったのは、ちゃんと蟻らしく、桟橋を渡る時にはちゃんと一列縦隊して渡ってるとこでした(笑) 【3737】さん 8点(2003-12-27 07:54:02) |
2.必殺、アメリカ人による北朝鮮レベルのカルト映画。離島にやって来た人々を巨大アリが中途半端に襲いまくると言う話。しかも地元住民たちは「女王アリ」のフェロモンに洗脳され、砂糖工場で出来立ての大量の砂糖を巨大アリたちに提供する始末。こう話しといておきながら、巨大アリと言うのはただ単に「本物のアリを拡大しただけの映像」。人を襲うために、桟橋伝いに船に向かうシーンがカルト映画史上最も輝ける瞬間。(合成が上手くいかなく所々アリが真っ黒になり、しかも橋の上を歩くアリは時々急に止まる)アリを巨大かさせる原因のウランなんだけど、海の深い所に注意深く捨てたにもかかわらずいきなり次のシーンで砂浜に流れ着いちゃっている訳で。 【セクシー】さん 10点(2003-12-06 11:55:09) |
1. 【鱗歌】さんによる新規登録作品に感謝!可成り私のツボを突く渋いチョイスw。とは言え「とにかく何でも巨大化させちまえ~!」が身上の”Mr.BIG”ことバート・I・ゴードン監督による本作は(好きなんだけど)手放しに絶賛するのは躊躇うクオリティ。特に本物のアリを合成した(だけの)チープさは…絶句!50年代なら兎も角「スターウォーズ」が公開された1977年時点では余りにお粗末w。1953年の「放射能X」の巨大蟻の迫力には遠く及ばない。ジョーン・コリンズが老醜を曝すカルトな珍品に…5点。でも好きw。 【へちょちょ】さん 5点(2003-09-04 14:02:08) |