189.《ネタバレ》 (ワン、ツー、スリー!) えー、どんでん返しに気付いた人の中にも、まだ騙されている人が多いようなので、思い切って言います。アリソン・ローマンは、なんと、あれでも24歳です。役柄とはいえ、10歳もサバを読んでいます。ついでに言うと、ニコラス・ケイジはあの頭でまだ40歳です(別に10歳サバ読んでいる訳ではありません)。こちらにも、くれぐれも騙されませんように(笑)。では、また。 (ワン、ツー、スリー!っと) 【STYX21】さん 6点(2004-04-06 20:36:25) (笑:2票) |
188.《ネタバレ》 いつもは鈍感な僕でしたが、このオチは読めました。この映画は予備知識が全くない状態で見たほうが楽しいと思います。僕はジャンルがコメディだと聞いていたのですが、実際そんなことはなく、途中サスペンスだしヒューマンドラマも入ってる。一見、アメリカ版レオンかとも匂わせる。オチバラシ後の一年後…ってのはいらなかった気もするけど、やっぱあっていいと思います。アンジェラを見つけた時に恨みを晴らすようなことをしなかったのは、結果的にアンジェラのおかげでロイは変われたからだと思います。詐欺からも足を洗ったし、何より愛に気付いた。今は定職について新しい家族もできたし、ついぞ実の子供ができたわけですから。むしろ恨むより気付かせてくれたことに感謝してるかもしれないですね。詐欺師が騙され、偽物の愛のおかげで本物の愛を手に入れるなんて二重の皮肉ですね。面白い映画でした。 |
187.いや、楽しかったですよ。例えばデヴィッド・フィンチャーあたりが酔っ払って、バリバリ陽気になって撮ったらこんな映画できそうじゃないですか。そういう映画「も」作れる男、リドリー・スコット。この人、職人だなあ。意外さの中にもなーんとも言えない切なさのある作品でした、が・・・しかし、考えようによっては、映画の作り手というもの自体が、本作の主人公みたいな、一種の詐欺アーティストみたいなものなのかも。映画の中の世界は、あくまで虚構、人工のもの、と知りつつも、我々は自ら進んでそこに引き込まれ、時にのめりこみ、現実を忘れ、こうやって切ない気持ちになったりもする。本当の人生の難問が映画を観て解決するわけじゃない(映画で解決するのはそもそも難問じゃない。解決したあるいは救われたなどと錯覚するのは単なるセンチメンタリズムにすぎない)んだけども、「それでも」、確かに我々を惹きつけて止まないものが確かにある以上、我々は自らその世界に足を踏み入れ続ける。そういった映画の世界を作りつづける世界の映画人たちこそ、真のマッチスティック・メン、だったとさ。でも彼ら自身が足を掬われちゃったり(!)しないよう、注意すべし。なんちゃって。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-14 23:38:13) (良:1票) |
186.《ネタバレ》 良くできた映画です。自分の殻に閉じこもる余りに詐欺師が詐欺師に騙されるなんて、憎い演出です。一貫してケイジ側の視点に立った作品のために、屋外シーンでも部屋のシーンを見ているような錯覚を与えるが、質が高いと思います。潔癖な性格で塵一つの汚れすら許さないケイジ、あるいは肌の触れ合いをも許さないケイジに、接近して来るのは別れた妻との間に出来た娘。彼女との触れ合いによって、ケイジは徐々に肌の触れ合いを許そうとしますし、いたいけな子供の侵入によって、部屋は穢れを持ってしまいます。むしろ、その触れ合いがケイジの心を開くし、屋外へ引き出させる誘引となる。ところが、ケイジは娘と生活を共にすることができなくなってくる。一方的にケイジ側の視点で作られたこの映画にとって、外部との接触にケイジを連れ込む娘は次第に邪魔になってくるからです。潔癖なケイジの、外気さえも許さぬ、屋外を屋内であるかのように擬似化するところの、自室の無機質空間には、しかし、娘の正統防衛の行為によって血液がぶちまかれることになる。しかも、血液を大量に部屋にぶちまけることによって、部屋には死体が転がることになります。ケイジの潔癖な性格で統一されたかに見えるこの映画でしたが、その性格がもたらしたかのように、娘が無機質の部屋を、取り返しのつかない外気で満たしてしまう。それが、母よりも父を求めた娘との交流で多少外気に触れつつあった矢先のことだっただけに、ケイジは潔癖さを台無しにされることで遂に心を開くことにしました。つまり、娘が自分を助けるために犯した殺人を、ケイジ自らが全面的に庇うことにしたのでした。そして今まで稼いだ金をソックリ娘にやりたいと言い出した。と、ここまで来ればチャンチャンなのですが、冒頭に書いた通り、詐欺師ケイジが詐欺師に騙される映画ですから、ケイジは信頼しきっていた全ての者に裏切られます。潔癖症について相談していた精神分析医、無二の詐欺の相棒、取調べをした警察官、殺人事件の被害者、そして実の娘にまで。ケイジの無機質部屋を血で洗い直すこと(その血は嘘であることが明かです)が、体と体を重ね合わせる自然な人間関係へのきっかけで、転換の大規模さを演出して描いている。女性とも長く関係していなかったケイジに、レジで出会った女性との結婚、妊娠が待っているというラストは、外気や血や抱擁の必要性をケイジに教えてくれます。 【はなぶさ】さん 8点(2004-06-20 23:46:53) (良:1票) |
185.血は繋がっていなくても、一度繋がった親子の絆は簡単に切ることはできない。そんな人間味溢れる最後が私は好きです。子を持つ親としてほっと和みます。 今作を見るとニコラスケイジの前頭葉はさらに後退し、しかも地肌が目立つようになってきてますね。いよいよリーチかと、本編以外でドキドキしてました。 【tantan】さん 7点(2004-03-27 00:59:42) (笑:1票) |
184.見てない人のために話については書けませんが、主な登場人物の3人がとても素晴らしいし、脚本も良く練られていて最後はやはりあっと驚きました。神経症のN・ケイジがその特徴的な症状の数々をとってもうまく見せてくれます。アリソン・ローマンは「ホワイト・オランダー」でもその演技力は証明済み、ここでも唸るくらいうまいです。小柄なのでホントに少女にしか見えませんが、実は美しくて色っぽいのがちらりと見える。サム・ロックウエルもちょっとイカレた兄ちゃんや犯罪者などをやらせると、見事にはまってしまう。(グリーンマイルの彼を覚えてますか?)ケイジとロックウエルは詐欺師でいわゆるコンムービーなんだけど、N・ケイジ演ずる男の心の救済過程も重要なテーマで、一種のヒューマンドラマでもある。監督はそのバランスもうまくこなして感動的でさえある。しかし何を言ってもネタバレになってしまうのでこれ以上は書けません。スティングを思い出すか、ペーパームーンを感じるか・・・まぁ見て下さい。 【キリコ】さん 8点(2003-10-09 20:38:38) (良:1票) |
183.《ネタバレ》 詐欺師が主人公の時点で、その主人公が詐欺にかかることが予想されるので、むしろそこからもっと意外な展開でもあるかと思っていたけれど特に何もなかった。 強いて言うなら詐欺の話だから、最後の娘「のふりをしてた女性)の言ってることが本当かどうかもわかりはしないってとこが、オチといえばオチ? ストーリー以上のエピソードも特に無く。印象に残らない作品。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2024-06-18 23:35:27) |
182.《ネタバレ》 面白かった!軽快にトントンと乗せられ、すっかり監督の掌で転がされました。リドリー・スコットのイメージと大分違うテイストなので驚きました。言われてみれば奥行きのある画の切り取り方とか、視ることにストレスを感じさせない映像のクリア感はこの人ならではな気もします。 主演三人とも達者な演技を見せてくれます。アリソン・ローマンの実年齢を聞いてびっくり。童顔とはいっても全身で幼さを表出できてんのがもう、すごい。 いつでも上手いニコジーは今作潔癖症で精神病んでるうえ、最終的には裏切りに遭うわ身ぐるみ剥がされるわで気の毒な主人公。フランクに裏切られたことより‶娘”を失ったことのダメージが大きいのは一目瞭然。だけどこのお話苦いまま終わらないのが素敵なところで。次元の違う幸福にたどり着いたロイはある日”娘”との和解を果たし、その成長を見届けることができましたとさ。めでたしめでたし、です。 ところで、何故にキャシーとヘザーをあんなにそっくりの女優でキャスティングしたのかしら。若干の混乱をきたしたのは私だけではないと思う。メローラ・ウォルターズはクレジットにもいなかったよね?なぜ? 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-22 23:20:23) |
【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2023-12-10 19:44:00) |
180.《ネタバレ》 大どんでん返しがあると知っていたので大体オチの予測は付いた。 前情報がなかったら驚いただろうな。 ニコラスゲイジの演技は良かった。 俺の部屋見たら発狂しそう。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-12-07 03:06:26) |
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179.《ネタバレ》 ちょっと仕掛け的には無理がある。 奥さんに電話できないということを逆手に取ったようだが、やろうと思えばいつだって電話できるわけだし。 ストーリーは楽しめたし、まあまあいい話なので5点。 あと、「良かった。病気の子供はいないんだ」的な、「良かった。撃たれてなかったんだ」といった言葉があれば更に加点なのだが。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 5点(2018-12-15 23:09:28) |
178.《ネタバレ》 予備知識皆無で鑑賞。 中盤まではやや怠かったが、娘が出てきたあたりから自然と見入ることができた。 終盤の大どんでん返しはなかなかで、ラストはややご都合主義ではあるが、 後味はなかなか良い。 主人公が過去の悪事の報いをしっかり受けた上で、 最後に小さな幸せを手にすることができたことが、 その理由かと思う。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-27 22:16:44) |
177.《ネタバレ》 ニコラスケイジの詐欺師、父親、潔癖症の演技が非常に良かったです。 最後にスーパーの女性と結ばれたのが救いで、これがなかったら後味が悪かっただろうな。 子供の名前はアンジェラか!? 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-23 00:39:56) |
176.《ネタバレ》 最後に主人公がダマされることが途中から読めてしまった。どんでん返しありきで作られていたような感じでした。ところで、ニコラスケイジはこういった役にぴったりですね。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 4点(2016-09-18 16:11:06) |
175.《ネタバレ》 悔しい。どんな映画かを知っていなければ最後は驚いたはず。だけど知っていたために終始どうやって騙されるのか考えながら観てしまった。しかも何となくわかってしまったのも悲しい。それでも最後の絨毯屋での再会には心がほっこりした。 【ぷるとっぷ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-19 00:39:15) |
174.《ネタバレ》 中盤まではとっても面白いのに後半ずっこけてしまったと、5点位かな~と鑑賞直後は思った。でも、いくら詐欺師とは言え、自分の血を分けた娘がこの上なく大切な存在だったんだと思い直し7点としました。私にとっては、娘が実は存在していなかったというオチがものすごく悲しかった…。14歳の女の子を演じたアリソン・ローマンが当時22歳だったということが一番の詐欺!いい意味で◎ 【SAEKO】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-12-27 22:55:25) |
173.恥ずかしながらこの映画については何の情報も持っておらず、たまたまテレビ番組表で見つけて「お?ニコラス・ケイジ出てるんだ?」と興味本位で録画予約しまして、で、観てみたら正直面白かった!サラッとした面白さなので記憶には残りにくいけれど、観ている間は楽しませてくれる作品です。内容についてご存じない方は是非ご存知ないままご覧ください。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-11-22 18:49:24) |
172.予備知識無しで観れたのでとても良かったです。リドリー・スコットが投影されているような几帳面な映画でした。笑い、ミステリー、サスペンス、感動、意外性、みんな入っている詐欺師の映画です。ラストで主人公の1年後が描かれていますが、後半部分はいい感じですが前半の再会シーンは蛇足に思えます。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2014-10-01 20:10:49) |
【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-06-29 17:58:40) |
170.《ネタバレ》 最初から”あやしいな~”と思ってしまったので、予想通りの最後がきて満足感がちょっと下がった。 ハッピーエンドでもあるし、悪くない作品だとは思うけど、ダマされるかどうか、が重要。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-29 15:53:25) |