1.トリュフォーの自伝的シリーズである“アントワーヌ・ドワネル”ものを除けば、トリュフォー作品の中では一番面白かったかも。
何故かっていうと、本作には“トリュフォー的ヌーヴェル・ヴァーグ”の残り香がプンプンと漂っていたから。
次から次へと女をナンパし、いとも簡単にベッドに落ち着く。
だけど、そこには深い意味はなく、ただ男として衝動的に動いているだけ。
話としてはただそれだけなんだけど、ヌーヴェル・ヴァーグ作品における秀作と同じように面白い。
最後に寝て、全てを知ってる女を演じた女優が一番魅力的だった。
主人公の男が最後に寝た女性に相応しい。
オープニングとエンドロールに出てくる水色の文字も特筆もの。
ネストール・アルメンドロスによる映像も、言わずもがな素晴らしかった。
本作には、フランス人女性のスレンダーな美しい脚が沢山登場する。
これは理屈ぬきに、見ていて楽しい。
足フェチの男性諸氏には是非オススメしたいフランス映画だ。