6.無知、無理解、孤独、絶望、欲望、死、すべてが詰まっています。70年代アメリカの繁栄の裏にあった影の部分を一人の白バイ警官の視点で丁寧に描写したとんでもない映画です。レビュー数の少なさが少し寂しいですけどこの知名度の低さもこの映画の魅力じゃないかな。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-09-30 02:02:42) (良:1票) |
5.輝けるアメリカもヒッピーも過去になりつつある中での地方人達の混沌、人生、孤独、諦念などをアリゾナの荒野を舞台に描いています。美しい風景映像や音楽、寂寥感漂うエンディングはなかなかのもの。 【クリプトポネ】さん [DVD(吹替)] 6点(2020-05-17 11:59:12) |
4.《ネタバレ》 反権力側にとってだけでなく、権力側にとっても虚しい時代。そんな空気を的確に切り取った、まさに裏「イージー・ライダー」。繰り返されるアリゾナの不毛な大平原の風景も、このテーマに合致している。それと、ボブ・ゼムコを演じていたのがあのシカゴのピーター・セテラというのは、もう、どびっくり。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-24 20:23:33) |
3.《ネタバレ》 スターウォーズ、バックトゥザフュチャー、ターミネーターを観て 育った自分には、まさに名画座で観るよう映画。 「嫉妬」「孤独」がテーマに感じた。 「銃でなく孤独が殺す」という言葉が重かった。 この主役のロバート・ブレイクは映画の中で小柄の白バイ隊と、 映していましたが、実際も163センチと小柄なようです。 誰が正しいなんて分からない…そんな映画です。 まあ、子供とは見ないほうが良いと思います。 大人の映画です。 |
2.《ネタバレ》 最初は名画座での鑑賞でした。突然に訪れるクライマックスと、とてつもなく長いエンディングをスクリーンで味わえたのは幸せだったと思います。その後、テレビで見て再び感動し、ビデオもDVDも購入してしまいました。勧善懲悪でもなければ、ヒーローものでもなく、ストーリーもけしてスッキリとはしていません。しかし、撮影、音楽、アクションと随所でしびれさせてくれるものがあります。オープニングのタイトルバックはまさに秀逸です。アメリカンニューシネマや、サム・ペキンパーのスローモーション撮影が好きな映画ファンには是非見てもらいたいです。モニュメント・ヴァレーを美しく撮ってくれています。思わず「駅馬車」「イージーライダー」「フォレストガンプ」らと比較してしまいます。思い入れのある作品なので10点を捧げます。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-12-26 22:17:31) |
1.BSTやシカゴのプロデューサーとして知られるジェームズ・ウィリアム・ガルシオが唯一、手掛けた映画。原題の「エレクトラ・グライド」は、ハーレー・ダビッドソン社のオートバイの名前。映画でも登場するあのバイクのことで、原題から「エレクトラ」を外して「グライド・イン・ブルー」としたため意味不明になった邦題は最悪。アメリカン・ニューシネマの終焉期に登場した「イージー・ライダー」へのアンサー・ソングのような傑作。大胆な構図を多用したコンラッド・L・ホールのカメラが素晴らしい。 |