1.ジャック・タチがもの凄くクールでカッコ良いおじさんに見えた。マジシャンやジャグラーが芸を披露する中、真っ先に目が行くのは団長ロワイヤル氏を演じるジャック・タチのパントマイム。ゴールキーパーにテニスプレーヤー、釣り人に交通整理と、どれも素晴らしいまでの曲芸です。「ぼくの伯父さん」シリーズなどでは見ることの出来なかった芸人としての、”素顔”のままのジャック・タチが画面に現れるわけですからこれには感激します。そしてこれが彼の遺作であるということにもまた敬意を表さなければなりません。僕たちの伯父さん、ジャック・タチよ永遠に・・・。