103.《ネタバレ》 俺も、お前も、この街も、街の奴らもクソったれ 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-03 03:04:52) (良:3票) |
102.たかが7年の実刑食らった位でこの世の終わりみたいな顔して大袈裟だっての!誰がオマエを売ったか?誰でもいいじゃないの!売られて困るなら、売られる様なマネすんなっての!買うヤツがいるから売るだなんてエンコー女子高生みたいなこと言わせないぞ!お前の捌いたヤクで何人の人間が不幸になったか考えなさい。ヤラレて嫌な事はヤリなさんな!ったく米国人ってのは困ったもんだ! 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-12-09 17:48:06) (良:2票)(笑:1票) |
101.《ネタバレ》 全く個人的な意見ですが、モンティを眺める父親の目に、ニューヨークを眺めるスパイク・リーの目を感じた。傷付き、誤った道を歩み、でも誰にも本気で止めてもらえなかった哀れな、けれど何よりも愛しい息子。それを後悔しても嘆いても、一度きりの人生なんだから、再生への希望を抱こう。最期は不覚にも感動してしまって、自分の住む街こんな風に愛せることに、うらやましさすら感じてしまった。そしてこの重くて暗い内容を、一流のエンターテイメントに仕上げた演出はさすが! ノートン、上手いんだな~ ナチュレルの心情も、いいんだな~ あんなにモンティを愛していて、足を洗ってほしいと思っているけど、贅沢に慣れた自分が、貧しくなってもモンティを愛せるのか不安で、そんな自分にちょっと嫌気がさしている感じが、とても良く出ていた。友人二人も上手いんだな~ 会話もいいんだな~ 英語が理解出来たら、もっと楽しかったんだろうな、残念。モンティがドイルに言う、「こいつを助けた事は、俺の人生の中でも 最も素晴らしい事だ。だからこいつの命に責任を持たなくてはいけない」みたいな台詞、ジ~ンと来ました。スパイク・リーの「未来」に期待。 【ともとも】さん 9点(2004-02-22 21:53:43) (良:3票) |
100.誰にとっても人生は一度きりだ。昨今簡単に「自爆テロ」とまるで新しい爆弾の一種かなにかのように言われるが、自爆する人にとってもたった一度の人生。その決意は並々ならぬものがあったろうし、彼らにその決意をさせたのは「神」ではなく「人間」なのだと言うことを理解しなければ問題の解決とは程遠い。なので【veryautumn】さんの意見は全くもっともで、私も9.11について語られる時いつも気にかかることだ。しかしこの映画については【?すぺるま代表取締役社長】さんの「社会派ではなく1本の映画として完成度が高い」と言う意見に同意する。これはニューヨークを舞台に描かれたベニオフの原作にスパイク・リーが非常に個人的な感情を織り交ぜて作った映画だと思う。他人をヤク中にした金でゴージャスな暮らしをしてきたモンティ、その金で高価な買い物をするナチュレル、分かっていながら傍観者でしかなかったジェイコブとフランク。モンティと彼にまつわる人々の一度きりの人生が失われた原因は、彼ら自身にあるのだという真実をスパイク・リーは提示し続ける。その上での圧倒的な喪失感、そして再生への希望。ビート詩人がポエトリー・リーディングをしているかのようなこの映画での「スパイク・リーの復活」を素直に喜びたい。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-02-16 12:02:32) (良:3票) |
99.もしも「何か」が起きなければ、在り得たかも知れない将来。 思い馳せたところで、取り戻せる筈もなく、すでに失ってしまった幸福。 誰かを罵る事も虚しく、もっとも忌み嫌うのは自分自身。消そうにも消せない嫌悪。 弱者からの搾取を止められなかった、あるいは、その事実から距離を置いた友情。 醜くなった自分に心を開くのは、名前も知らない少年。 傷付き恐れている臆病な自分を乗せて、車は不幸へと進む。 映画全体から感じるのは、どこか「自責」のようなもの。 これを今のアメリカに照らし合わせて受け取るのは、考え過ぎだろうか。 【じょるる】さん 6点(2004-09-25 22:20:08) (良:2票) |
98.《ネタバレ》 鏡に向かって政治的な事から身近な者まで自分を取り囲むもの全てに放送禁止用語をかますシーンがある。この世には完璧な人間など居るはずも無く誰でも欠点や嫌なところがある。機嫌が悪い時などその部分が何より重大な欠陥のように思え、苛つき人に当り散らすように怒りをぶつけてしまうものだろう。自業自得のモンティはこの時点で当然の事ながら大事な人生を台無しにしてしまった自分自身と対峙できていない。しかし最後のシーンで罵倒された面々がズラっと並んで笑顔で再登場する。これはモンティと彼らとの和解なのであり、つまりは覚悟の決まったモンティ自身の人生の受け入れなのだと思う。モンティの心情が端的に表われたシーンだ。他にもドイルとの散歩シーン、曇り窓で自己紹介し合うシーンなど気に入っている場面がいくつかある。…ただ、ご贔屓俳優のエドワード・ノートンでなければ薬の売人モンティに感情移入など到底できそうもないので点数は下がります。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-14 18:19:48) (良:1票) |
97.《ネタバレ》 悪くない。 スパイク・リーを見たのは久しぶりだったけど、期待をはずさない出来だと思う。 明日は楽しい収監日。さあ何をして過ごそうか?というシンプルな話なんだけど、「逃げる」か「自殺する」か「出頭する」かの3つの選択枝の中から、モンティがどれを選ぶか。1番と2番は無いよね、というのは映画の雰囲気からして見るほうはなんとなく分かっているわけだ。じゃあ当然「出頭する」しかないんだけどそうやってそこまでもっていくのか?というツカミで引っ張るわけだ。そして、「チクったのはいったい誰?」。「収監される」というだけで、死刑囚にでもなったかのように、おおげさに苦しむモンティと周囲の人たちに、「??たったの7年でしょ?」と思うわけだが。彼らの認識では刑務所の中は「アメリカンヒストリーX」のような状態になっているらしいのだった。(なぜかこちらもノートンだ) 鏡のシーン、ラスト近くの妄想シーンは他の作品と一線を画すのに効を奏している。 最終的にモンティは己の浅はかさを悔い、友人たちは、モンティに苦言を呈しなかったことを悔いる。 そしてモンティは年貢の納め時を受け入れる。のだが例の妄想シーンの間中、「??これは夢?現実?」と観客を迷わせて技を見せる。「存在しなかった未来」を見せることによって、モンティが諦めたものの重さを示して秀逸だ。 鏡のシーンも異色だった。ニューヨークはアメリカじゃない、と言っていたのは誰だったか忘れたけど、そう、ニューヨークのように人種と文化が混在している都市は人類の歴史から見たら奇形なんだと思う。 たぶん人間の神経には、己と異なる文化を容認する許容量があるのだ。コップの水のように。花粉症の発生点のように。 スパイク・リーもそのことを言いたかったのだが、同時にそれがモンティを免罪するわけではなく、「(自分と異なっているから)おまえらみんな大嫌いだ」と言ったら当然相手も同じ事を思っている、という事実をつきつける。 見る価値はある。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-19 22:58:37) (良:1票) |
96.主人公に感情移入できない、モンティは自業自得、僕たちはすぐ安易に考えちゃいますが、善悪とか因果応報で観てはいけない。スパイク・リーに何を期待してるんでしょう?モンティが自分の愚かさに気付いてダークヒーローにでもなり、悪を叩いたりすれば納得するんでしょうか。この作品はリーの"怒りのファンタジィ"であり、彼流"怒りのメタファー(c)"です。映画というのは観客がどう観ようと自由・・・というほど、この映画は自由ではありません。その不自由さがリーの良いところであり、受け入れられない理由でもあります。 【takeseagull】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-01 14:35:16) (良:1票) |
95.この映画って明確なテーマが得られないまま進んでくので、場合によっては淡白で退屈してしまう。刑務所に入るまでの25時間?!を描いてるわけだけど、鏡に向かって自問自答気味に不満をブチまけるシーンは内容が詰まってそうだが、よくよく考えると意味不明だし、途中から誰に焦点を当ててストーリーを展開しているのか分からない部分が多々ありました。それにしても中ダレする映画。 |
94.面白いとは思いませんでした。一つ気になってたのが、刑務所に入る前日ってこんなに自由に動けるものなんですか?ずっとそれだけ気になっていました。 【諸星わたる】さん 3点(2005-01-11 15:45:25) (笑:1票) |
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93.素晴らしか~!!やっぱエドワード・ノートンいい味だしとうね。あと音楽最高!!人間後悔しっぱなよ!!でもそこからが大事ばい!! 【はりマン】さん 10点(2004-11-05 00:23:47) (良:1票) |
92.相変わらずエドワードノートンは一定以上の演技を見せてくれる。脚本自体も、人の気持ちの流れが結構リアルに表現されていたと思う。主人公のあらゆる人に対する不信感とか、刑務所に入る友人を前にした気まずさ、どう接したら良いのかわからないところとか。テーマは当然重いし、救いもあまりないのである程度余裕がないと疲れる映画かな。人は選ぶと思うけど、ヒューマニズム系の映画としてはなかなかいい出来なんじゃないかと思う。 【りょう】さん 7点(2004-10-15 03:10:25) (良:1票) |
91.心にズシッとした重みが乗っかかってくる。原作とは多少テイストの異なる映画になったが、そこはさすがスパイク・リーの骨太な演出を見せてくれる。刑務所収監を明日に迫られた主人公、最後の24時間がただ淡々と過ぎていく…。荒涼としたニューヨークの街並みがより一層刹那感を際立たせる。結局は主人公の自業自得でしかないが、これからも自分はモンティとは違い愛する人と一緒に夜を過ごすことが出来るという喜び、そして主人公の決して避けては通れない過酷な運命を痛感した。相変わらずエドワード・ノートンのカメレオン演技には脱帽、個人的にはまたもやフィリップ・シーモア・ホフマンが冴えない駄目男を熱演していたように思う。 【かんたーた】さん 9点(2004-09-14 21:25:45) (良:1票) |
90.《ネタバレ》 平均点下げてごめんなさい。ものすごくつまらなかったです。NYを斬るにしては中途半端だし、いきなり鏡に向ってノートンが文句たれるっていうのが寒かった。かっこ悪い持って行き方で観ていて恥ずかしくなった程。もう少し違う所でなんとか持っていけなかったのかなぁって思いました。テーマがよくわからなかった。NYっていうのはわかるんだけど、それにしては、描き方が浅い気がしました。友人たちの仕事の話しとかもいらないし。父子の話しも、恋人との話しも、友情も何もかもが中途半端な感じがしました。かなり期待して観たのでとても残念。エドワードノートンは大好きなので彼に1点。まあ、自業自得だしねぇー。 【ぷー太。】さん 1点(2004-05-28 22:34:59) (良:1票) |
89.10年前から道を反れたモンティを親友も父親も恋人も本気で忠告したり救おうとしなかった。収監を目前にしてそれを悔やむ彼ら。もちろん自業自得ではある当人も。この場に及んで悔やんでも苦しんでも誰も過ぎたこの年月をやり直すことは出来ない。最後にもし西へ行ったら、、と語られる家族に囲まれた幸せなもう一つの人生。もしかして彼にはやってこないかもしれないこのくだりが切なく胸に迫って泣ける。地道に誠実に平穏に生き、家族を増やしつつ年を取っていく平凡でささやかな人生。「人生を無駄に生きるな」こんなメッセージがずっとリフレインしてます。黒猫さんはじめ皆さんの素晴らしいコメントに共感したりいろいろ教えられました。それ以上うまく表現もできないのですが、とにかくいろんな感慨をおこす作品でした。 【キリコ】さん 8点(2004-05-15 16:33:24) (良:1票) |
88.《ネタバレ》 後悔して後悔して、でも「どうしようもない」ということはこんなにも辛いのか。それがじわじわと染み入り、友を殴り、殴られるシーンで最高潮に。そしてラストの父親が語る、有り得ない未来の空虚な美しさ。これがまた辛さをいやますんだなあ。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-04-19 20:08:21) (良:1票) |
87.《ネタバレ》 私もノートンを観たかったのと、リー作品が初なので、深い事は書けませんが、見終わった後少し涙がこぼれました。圧倒的な絶望を、何処か冷めた目線で描いていながらも、幻想的なラスト、そして一気に現実へ。圧巻でした。こうゆう作品が単館ロードショーって勿体ないと思います。個人的にはモンティの友人達がグラウンドゼロを見下ろしながら、収監後のモンティの事を語る場面が一番印象に残ってます。一度壊れたモノは、喩え年月が経って見た目には元通りに戻ったとしても、壊れた事を誰も忘れないので、本来の意味では二度と元には戻らない。切ないです。 【n@omi】さん 7点(2004-03-08 02:36:25) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 追記:この映画このレビューについては私のミスリードです。しかし故あって、このレビューは晒しておきます。自戒。以下原文・・・・・ 笑(嘲笑?)票をもらっておいてなんだが、【黒猫~】さんと【すぺるま~】さんの意見にインスパイアされたので全面的に書き直す。ごめんなさい。原作にはグランド・ゼロは登場しないが、スパイク・リーはあえてそれを登場させることでモンティとNYの姿をダブらせ、ひいては「がんばろうNY」というメッセージを贈りたいと思ったはずだ。彼はモンティが因果応報と強調するが、ならば「モンティ=NY」である以上、NYテロも因果応報ということになる。しかし、モンティは自業自得だが、NY市民を含め、NYテロで死んだ人は自業自得とはいえないだろう。少なくとも、スパイク・リーおよび観客に彼らの死を「自業自得」と決め付ける権利はないと思うし、百歩譲って「自業自得」だとしても、NYのそれとモンティのそれはレベルも悲しみも全く違うはずだ。つまり「NYの希望」と「自業自得の男の希望」は全く別の動機から生まれた全く別種なもので、それを考えれば「モンティ=NY」というのがそもそも無理な設定なのだ。「がんばろうNY」という狙いのもとでグランド・ゼロを絡ませた時点で、もともと私小説的な性格を持つ原作を換骨奪胎した映画になったといっていいと思うし、スパイク・リーもそれを狙っていたと思う。しかし、そもそも前提にこのような無理がある以上、彼の狙いが成功したとはやはりいえないだろう。皆さん好評価だが、失礼ながらそれは「グランド・ゼロ」をモンティの自業自得ぶりと切り離すか、あるいはグランド・ゼロ自体を無視することで成り立っているのではあるまいか?スパイク・リーの狙いとがっぷり四つに組んで鑑賞すれば、「余計な色気を出さずに原作の良さを活かして撮れ」という結論になると思うのだがいかがだろうか?。もし、彼がそうしていたなら【ともとも】さんが言っていることに尽きる。蛇足になるが、もしこれが「自分自身への応援歌」だというのなら、そんな下らないものをカネとって見せる神経がそもそもおかしいと私なら思う。・・・原文終わり。汗。 |
85.《ネタバレ》 監督との衝突など何かとトラブルが多いエドワード・ノートンだが、彼が「本気」を出して挑んだ作品というのはどれも凄い。そして本作もその例に漏れることはない。 真上から見下ろされたワールドトレードセンターの跡地。9.11が人々に与えた傷が今も深く根付いていることを痛感する。「全ては星条旗の名の下に」、民族、言語、宗教、多種多様な価値観が混在し、貧富の格差は増す一方の超大国アメリカ。響くのは主人公の行き場の無い激しい叫び。失意と怒りが漂うニューヨーク、これほどまで等身大にこの街を見せてくれる映画はそうは無かった。モンティの先に広がるのはやり直す事の許されない苦痛に溢れた未来。どんなに悔やもうが罪は消えず、未来を変えることはできない。だがしかし、ボロボロになってどん底から見上げたニューヨークには、それでも小さな光があったのだ。バスに乗っていた子供の笑顔に若干だが救われたような気さえした。父親が語る幻の未来、ささやかな幸福。どんなに堕ちようとも必ずやり直すことが出来る、そうボロボロの状態で拾われたドイルのように。ただの絵空事でしかないのかもしれないが、それでも自分は力強い希望と願いを感じたのである。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-01-25 14:18:48) (良:1票) |
84.アメリカでは刑務所に入るとカマを掘られるなんて、都市伝説じゃなくリアルな恐怖なんでしょうか? いっそ安楽死(死刑)の方が人道的な気もします。 顔を一時的にボコボコにされても、日にちが経って怪我が治ったら意味がないような。 【プラネット】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-03-31 21:48:48) |