ジャングル・フィーバーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ジャングル・フィーバー

[ジャングルフィーバー]
Jungle Fever
1991年上映時間:132分
平均点:6.92 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2003-12-25)【おばちゃん】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
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監督スパイク・リー
キャストウェズリー・スナイプス(男優)
アナベラ・シオラ(女優)
スパイク・リー(男優)
オシー・デイヴィス(男優)
ロネット・マッキー(女優)
アンソニー・クイン(男優)
サミュエル・L・ジャクソン(男優)
ルビー・ディー(女優)
ハリー・ベリー(女優)
ブラッド・ドゥーリフ(男優)
リチャード・エドソン(男優)
マイケル・インペリオリ(男優)
脚本スパイク・リー
音楽テレンス・ブランチャード
スティーヴィー・ワンダー(ミュージック・アレンジャー)
撮影アーネスト・R・ディッカーソン
製作スパイク・リー
美術ウィン・トーマス(プロダクション・デザイン)
ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン ノン・クレジット)
衣装ルース・E・カーター
録音トム・フライシュマン
ラッセル・ウィリアムズ二世
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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1
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12.黒人男性と白人女性の恋愛を描くなら、もっとシリアスにするか、逆にもっと娯楽に徹するかにしたほうがむしろ、現在も続く人種偏見の問題がより鮮明に描けたのではないかと残念。不倫ものでもあるので、道徳観の強い方には向かないでしょう。(黒人のいい奥さんと結婚しているウェズリー・スナイプスが恋におちてしまう相手は、アナベラ・シオラ。かなりなヌレ場もありますから、清純な役の彼女にほれこんだ人は、特に見ないほうがいいかも?)もちろんその恋愛の経緯には無理からぬストーリーが用意されていますが、あまり後味はよくなかった覚えがあります。本作の貴重な見どころは、若いウェズリーとサミュエル・L・ジャクソンを見られるあたり。特に、サミュエルのファンは必見では? 薬物中毒からの再起第一作だったのだそうです。俳優としてもうあとがない、という意識からでしょうか? 鬼気迫る演技でした。なので、サミュエルに1点プラス!(あ、でもこの2人が何と兄弟役だったんですよー、ちょっと似てなさすぎですよね。でもない?)
おばちゃんさん 7点(2003-12-26 21:55:12)(良:1票)
11.《ネタバレ》 アメリカという社会が抱える病巣、麻薬や貧困、そして人種差別といった重たいテーマを、まるでホームドラマのような都会的で洒脱な明るいタッチで描いたスパイク・リー監督の秀作。特に、当時はほとんど無名だったサミュエル・L・ジャクソンが演じる麻薬中毒の兄の演技には目を見張るものがあった。母親から奪いとった家具を売り捌いた金で麻薬を買う兄、それを責める弟に「何故、そこまでして俺が麻薬をやるのかって? それはな、俺がジャンキーだからだ」と目を逸らすことなく言い放つサミュエルの鬼気迫る目付きが今でも忘れられない。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-20 17:46:05)
10.この監督の面白さはホームドラマにあるのかも知れない。一組の男女から、しだいにそれぞれの背景、家族から民族まで広がっていくドラマを、会話で綴っていく。「わだかまり」の根本を見詰めようとする姿勢は正しい。残業の会話でジョークジョークと言いながら、黒人の上司と白人の部下という関係のわだかまりをためつすがめついじり回す楽しみ。女たちの討論会。黒人男はどこかで白人女を求めてるのよ。イタリア系の店での差別論議。今回は人種差別に性差別も絡んでくる。主人公のカップルの裏に、タトゥーロ青年の黒人女性への恋が肯定的に置かれていた。後半麻薬のモチーフがグッと出てくるのがもひとつピンと来なかったんだけど、今のアメリカで家庭を考えるとき避けられないテーマなのでしょうな。道を散歩するシーンがなぜか滑らかな移動で描かれるのが面白い。フィーバーではあるけど、すべて中途半端な情熱になってしまう哀しさみたいのがある。警官に強姦していると思われそうになるとき「恋人と言うな、友だちと言え」なんてあたりに、今黒人が置かれている状況が分かる。タテマエは平等ということになってても、実際に心に生まれてくる「わだかまり」はどうすればいいのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-11-07 09:44:43)
9.《ネタバレ》  焦点が定まっていないというご意見に大きく賛同いたします。
 人種問題。不倫。ドラッグ。
 大きく3つの問題がテーマとしてとりあげられているようです。
 メインはおそらく人種問題。
 ただ、不倫問題も映画内でかなりの割合を占めているため、
 「ん?いったい何を原因にフリッパーとアンジーは責められているの?」
 と少しわかりにくい気がします。
 フリッパーの奥さんたちにとっては不倫をしたことが問題であり、アンジーの父親(つまり白人側)にとっては、黒人と関係をもったことが問題なのです。
 登場人物たちも道徳感、倫理感に問題があり、今いち魅力を感じません。
 唯一良かったのはポーリー。
 冷静で中立、我慢強く、周りの人間を大切にする人物です。
 彼は私たち日本人に最も性質が近いかもしれません。

たきたてさん [DVD(字幕)] 4点(2012-06-06 01:51:06)
8.《ネタバレ》 差別意識ってのは永遠になくならないのかなー。最後のだめ息子を撃ったときはスカッとしました。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-12 22:59:23)
7.やや焦点ボケです。90年代にも人種問題は確実に存在していたということですね。なんだか悲しくなりました。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-20 23:12:46)
6.白人vs黒人の人種対決を間近に体験する機会の少ない私は、興味深く見ることが出来ました。黒人同士の対立も描かれていて、単調になっていないと思います。ただ不倫・麻薬という要素も盛り込んでしまったので、焦点が多少ぼやけてしまっているようにも思います。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-21 12:33:27)
5.うーんと昔にWOWOWで観ました。なぜかとても「いい映画だった」という印象だけが残っています。この映画の中では秘書役のアナベラがとてもキレイで、その後、色んな端役で登場するのを見かけるたびにがんばれ!と注目していました。
りんすさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-12-22 00:37:28)
4.今の妻と最初に見に行った映画。考えてみれば、黒人と白人がつきあうってことは、普通じゃないんだねえ、と改めて関心。渋谷のシネマライズで見たのですが、妙にこじゃれた人たちばかりで、びっくりしました。シネマライズで映画を見ることは時々あるのですが、あのときはなんだったのだろう。
みんな嫌いさん 6点(2004-10-31 19:20:39)
3.黒と白の恋愛物語。あえてきつい(はず)のテーマを選びながら、飄々と描いていくスパイク・リーは流石というのかなんというのか。かなり前に観た作品なので細かなデティールは忘れているのだが、ラストシーンがどうにも理解できなかったのだけは思い出せる。スティービーのサントラもいいね。
swamiziさん 6点(2004-08-16 22:29:00)
2.《ネタバレ》 なんでレビューがこんなに少ないのかが不思議です。別に人種差別を重点的に取り上げた作品と視聴者側が取らなければそれはそれで見応えはあるドラマ仕立てになっていると思います。本作の内容としては中流階級の黒人男性フリッパーとまあ労働者階級のイタリア系白人女性アンジーの不倫話なんですけど、この2人種間の自分達が持つ勝手な先入観による対立と両者の価値観の違いを浮き彫りにする毎度のことながらの「スパイク流演出」が炸裂しています。私がこの作品で一番好きな役柄はジョン・タトゥーロ演じるポーリーでした。ポーリーの二人種間を取り持とうとする緩衝材的役割がこの作品においては何より”救い”でした。彼女(アンジー)にはふられ人種的偏見を持つ親父や周りの人間に動じることなく自分というものを貫いた態度は誇るべきであり、また称えるべきでもありました。兄弟の対比を同じ親から生まれそして育った兄が麻薬中毒というのはちょっと過剰演出しすぎててスパイク・リーらしくないと思いましたけどドラッグ問題を取り上げた作品が少ないのでたまにはこういう演出も彼には必要なんかなぁと妙に納得した覚えがあります。その中で馬鹿兄貴ゲイター役のサミュエル・L・ジャクソンが弟フリッパー役ウェズリー・スナイプスに何度も金をせびりにくるシーンがありますけど、このサミュエル・L・ジャクソンの演技というか独特のリズムがとにかくたまりません。この黒人の持つ独特のリズム遺伝子をどうにかやっていただきたいもんですはい。他にも「ショーシャンクの空に」で名を馳せたティム・ロビンスなんかも出演してるから(ちょいですけど)案外観易いと思うんですけど、シドニー・ポワチエ氏の「招かれざる客」みたいに観ようとする側がとらえるから手が引っ込んでしまうですかねぇもったいない。未見の方はぜひサミュエル・L・ジャクソンの”演技”をご賞味あれ。
tetsu78さん 9点(2004-06-27 19:56:49)
1.ヘヴィなテーマをトボけた調子で描いたあたりがいかにもスパイク・リー、という感じで私は好き。黒人同士でも「あんたは色が濃い」「薄い」とか、意外に部外者からはわからない軋轢みたいなものがあったり。タブーとされて封印されているレイシズムを敢えて真正面から捉えるというのは黒人監督にしか許されないみたいな部分が現実にある以上、こういう映画が出て来るというのは日本人からはちょっと想像しづらい衝撃だったと思う。スポーツや音楽で成功した黒人が絶対に語ろうとしないことを、スパイク・リーはきちんと語ろうとしている。成功した黒人としてウェズリー・スナイプスが封印しようとしている「過去」として登場するサミュエル・L・ジャクソン&ホール・ベリーが象徴するものは、黒人社会が抱える圧倒的な現実。アナベラ・シオラの女友達を通して監督が言わせる「黒人だけはやめたほうがいいわ」、表向きは撤廃された人種差別が現実には表面に出て来ない意識として定着している現実、そういうものを敢えてヒステリックな告発の形を取らずにコミカルにクールな視点で描いたこの映画が、アメリカ社会に向けて訴えていることの重みは大きい。ヒステリックに声高に訴えようとすればいくらでもできることを、シニカルにこういった作品で世に出して来るスパイク・リーにはかつてのウディ・アレンを思わせるものがある。アメリカ社会において今なお共存の道を模索し続ける黒人たちの声にならない声が聞こえて来る秀作。
anemoneさん 9点(2004-01-03 13:14:11)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
418.33%
500.00%
6325.00%
7541.67%
818.33%
9216.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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