150.《ネタバレ》 これは「映画」ではないですね。感性の表現をフィルムに落とし込んだ、90年代のミュージックビデオぽい映像作品です。 映画として鑑賞したならば、金城パートはお話として破綻してるしトニー・レオンの後半はフェイ・ウォンの住居不法侵入にストーカーの恐怖を抱いてしまうところです。 わたしは「アメリ」で鑑賞の仕方を間違って大失敗したのですが、今作は事前にみなさんのレビューで大体の作品味を押さえることができたので幸いでした。 ‶アート”の分野であると思って観れば、あら不思議うじうじ金城くんも独り言トニーも不思議ちゃんが怖レベルのフェイも皆生き生きと愛らしく見えてきます。 光の粒すら捉えている感のある映像は独特の魅力がありますし、若いということの手に余るようなどうにもならなさ、愛しさがよく伝わります。 90年代の香港の多人種で雑多なエネルギッシュなこと。かの都市の最後の自由な輝きを留めていることも、ノスタルジックな感傷を催しそうです。懐かしいといえばフェイ・ウォンの「夢中人」。綺麗な歌声は久しぶりに聞いてもやっぱりキュート。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-17 17:15:14) (良:1票) |
149.ストーリーは、あってないようなもので、カメラと演出と演技で魅せる映画。雰囲気は悪くない。邦題もよし。個人的にはブリーフではなくトランクスにしてほしかった。 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-09 17:57:43) (良:1票) |
148.《ネタバレ》 平成になってかなり経つと、このような楽しい恋の話も素直に創られるようになり、今となってはめずらしくないが、この頃はかなり胸ときめいた若者が多かったろう。前半は、殺し屋稼業とはいえ、紳士的にふるまった男性には、誕生日にメッセージを残すのが女性というもんだよ、と未だに追随者を寄せ付けぬ演出の手ぶれ映像で見せる話。後半は、今でこそ「ラストコーション」などでオスの臭いをプンプンさせてしまったトニーレオンが、白のブリーフ姿も見せる、プレイボーイとは程遠いもっさりした男を好演。相手は見るからに、恋にときめく健康な女の子。変な駆け引きもなく、悪い男も出てこないで、観ていて応援してあげたい位、微笑ましい話。2話とも音楽センスが抜群。ウォンカ―ウァイが好きだという人は、この映画で素直に共感した人が多いのではないか?実に正しい映画鑑賞の入り方だと思う。バッドエンドのニューシネマから入った小生には、ちと羨ましい気がします。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-31 09:50:59) (良:1票) |
147.一体この映画は何なのだろうか。アクションでもないのにあんなにブンブンカメラを振り回されては、なんだか人物まで軽く見えてくる。誰にも感情移入できずに終わってしまった。観る人を選ぶ映画 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2009-01-02 20:22:21) (笑:1票) |
146.《ネタバレ》 評価が高かったので期待していたが、正直1時間40分が14時間に感じた。 まず冒頭5分で、刑事だったら女の事なんか考えずに仕事しろよ!って言いたくなった。 主要人物四人のナレーションが頻繁に入るが、全員が同じような感性で理屈っぽいから個性が感じられない。これは一人の脚本家が思ったままに書いた失敗だと思う。 金城武って、私には全然魅力が感じられない。途中で加勢大周に代わって演じられたとしても、恐らく私は気付かないで観ていたと思う。 後半のストーカー行為を繰り返す話、自分の部屋に女が入ってたら、普通、匂いとか気配とかで気づくでしょう? 人間臭さがないんですよ。全員がドラッグ中毒者だっていうなら、まだ理解できるけど。 こういう作品が嫌いな人間は、DVDのジャケット見た時点で絶対に観ない。 それと、日本でもカーペンターズやアバなど、スタンダードナンバーを挿入歌にしているのが目立つけど、これは話を誤魔化すだけのものでしかないと断言したい。 「カリフォルニア・ドリーミング」……いい加減しつこいよ!!!ったく、もう! 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-12-31 04:21:29) (笑:1票) |
145.《ネタバレ》 ウォン・カーワァイ監督のオリジナリティーが前面に出た素晴らしい作品。撮影のクリストファー・ドイルとの相性も抜群。冒頭の雑踏シーンもその相乗効果が如実に表現されてるし、大好きなシーンです。また、この作品でカーウァイ監督の大きな功績といえば、歌姫フェイ・ウォンの起用だと思いますね。彼女なくしてこの作品は成り立たないと言っても過言ではない。劇中の彼女は、天真爛漫な雰囲気であり、自由奔放でリズミカル。そして自然な表情を自然体で演じている。監督の演技指導の賜物かどうか別として、ポップな作風にすごくピッタリである。曲の挿入タイミングも見事だし、あの「カリフォルニア・ドリーミング」がすごく耳に焼き付いている。失恋話だけど感傷気分になるというより、金城武が腹いっぱいにパイナップルを食べるが如く、むしろポジティブになれる元気を与えてくれる唯一無二の映画です。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-17 19:51:30) (良:1票) |
144.私が生涯観てきた作品の中でもTOP5に入る、宝物の様な作品。 音楽も素晴らしいし、金城武やトニー・レオンも素晴らしい。 返還前の香港の夜を知っている人には、たまらない映像の数々。 実際に香港に行ったことがあるかどうかでも、見方はかなり変わるかも。 パイナップルの缶詰、トニー・レオンが女性を口説くシーンなど、その他どれをとっても記憶に残るシーンばかり。 これらにクリストファー・ドイルのカメラが一役かっていることは間違いない。 やはりドイルは天才だ。 本作でドイルのファンになり、今でも彼の撮る作品は追い続けている。 又、舞台となった「重慶(チョンキン)マンション」には実際に宿泊したことがあるので、その点においても感動が高まった。 本作くらいの作品を、またカーウァイに撮ってもらいたいなぁ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-10-15 12:16:02) (良:1票) |
143.「この映画、分かる人には分かるんだよね~」と言われ見てみましたが、 私は分からない方の人間でした。「意味不明」と感想を述べた時の知人の 憐れむような目が忘れられません。「この映画を分からないなんて人生の半分を損してるよ」だって。半分もかYO! 「スタイリッシュ」と言われる映画は大抵肌に合わないので、きっと私のセンスが 悪いんです生まれてすみません。(ビデオ) 【なみこ】さん 3点(2004-09-05 17:44:01) (笑:1票) |
142.《ネタバレ》 深夜に母とレンタルビデオで観ました。1話の金城武が出ている方を観てしばらく、母が「変な映画。金城武ってイチローに似てる」とだけ言い残し、先に寝てしまった。 ブリジット・リンの変装(金髪のヅラ)も奇妙だし、ストーリーもイマイチ。・・・が、2話目は結構お気に入り。フェイ・ウォンとトニー・レオンのキャストがどちらも私好みなところもありますが、ストーリーもよかった。ただ、少し不自然というか、なぜ他人が自分の部屋に侵入してきてイタズラしているのにここまで気づかないのか?疑問です。他の方も言われてますが、トニーレオンの白のブリーフ姿はなかなか貴重です(笑) 観終わって、何かよくわからないけど、いい映画って思えた作品です。 【パンプキンパイ】さん 8点(2003-10-18 21:41:43) (笑:1票) |
141.《ネタバレ》 予告編も特典映像も収録されていない、CDケースサイズのDVD(恐らく日本で最初に販売された仕様)が拙宅に有り、 今でも突発的に無性に観たくなる。 ブルーレイと比べると画像は粗いがそれがまた絶妙な味になっていて、出演されている皆さんもまだお若く26年の歳月を否応でも感じさせる。 この映画は、旬を迎えた才能達が絶妙なタイミングで邂逅し発生した化学反応をフィルムに収めた記録映画だと言える。 正に奇跡の様な作品。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-01-27 16:28:13) |
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140.《ネタバレ》 前半と後半があるが、断然良いのはレオンが出ている後半。映像はスタイリッシュで綺麗だし、でもそれだけかも。フェイウォンが可愛い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-03 19:33:29) |
139.《ネタバレ》 警官223号の金城武がポケベルや公衆電話にやたら頼っているのでイラつかされますが、よく考えると携帯もスマホも存在していない24年前の映画でした。現在ならスマホに依存する青年という感じなんでしょうが、つまりそこを入れ替えるだけで現代でも通用するこの映画の持つスタイリッシュさは色あせていないということなんでしょう。 ほんと公開当時はフェイ・ウォンのスタイルに影響された女子が多かったですよね。多分この映画が、90年代においてハリウッド映画以外で最も若者カルチャーに影響を与えた作品だったんじゃないでしょうか。ストーリー自体はあってなきがごとくと言った感じで、前半の金城武パートと後半のトニー・レオンのパートもそれこそ1ミリもつながりはありません。また主要な2組のカップルは中二病感が丸出しで、とくにトニー・レオンはかなり重症だと言えます。ネタなのは理解できますけど、部屋の石鹸や濡れたタオルにまで話しかけるところは観ていて痛々しい限りです。まあ中二病がもっとも進行していたのは監督のウォン・カーウァイだと言えますけど。あとフェイ・ウォン以上に世界に衝撃を与えたのはトニー・レオンのランニングシャツ&ブリーフ姿で、白ブリーフ履いてこれだけカッコよい男は史上空前です、やっぱイケメンはどんな格好でもサマになります。 『夢のカルフォルニア』の使い方だけはさすがに耳障りだったかもしれませんが、総じて音楽の使い方にはセンスがあって好きです、エンドロールに流れるフェイ・ウォンが唄うクランベリーズの『ドリームス』のカヴァーも良かったなあ。そういやクランベリーズのドロレス・オリオーダンは今年亡くなりましたね、合掌。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-18 22:37:49) |
138.映像に新鮮味があるが、それだけ。一応最後まで見続けることは出来るが、見終わっても何も残らない感じ。 ストーリーはあって無いようなもので 実は深い意味があるのかと考えてみたくもなるが、同監督のその後の作品も考えると 大した意味は無いようにも思ってしまう。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-22 21:10:30) |
137.《ネタバレ》 香港を旅して帰ってきたので2回目の挑戦。なんだかよくわからない映画。見るのに集中力が必要だった。金城武はパイナップルの缶詰を買い続けながら、トニー・レオンは家の中のものを擬人化しながら恋人を待つ話。あまり面白くなかった。香港で宿泊した場所の近く(だと思う)ところが出てきたのはちょっと面白かったかな。それだけ。 【lalala】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2018-02-05 08:36:41) |
136.カンフーやマフィアものとは真逆の、浮遊感あふれるスタイリッシュな映像と中二病なストーリーテリングは新鮮で、初めは目を引くがどうしても飽きてしまう。二つのエピソードにあまり繋がりはなく、せめて交互に同時展開してくれないと退屈極まりない。象徴的に流れる"California Dreamin'"と"夢中人"はどうしても耳に残る。感覚的に嫌いではないが、なんだかな・・・ |
135.フワフワした感覚、映像と撮影の世界が調和した不思議な映画。 この時代の混沌とした香港を象徴しているのか、夢のカリフォルニアなどのバックミュージックが変化の富んだ撮影方法に馴染んでいる。 見る人によって、それぞれの年齢によって解釈も評価もさまざまに違ってくるだろう。 個人的には前半より後半のほうが目を引いた。 【mhiro】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-06-29 09:52:07) |
134.なんとも不思議雰囲気がでてた。後半退屈だった。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-06-17 04:28:40) |
133.ダラダラしているだけのストーリーは退屈極まりない。映像的には挑戦しているようだが、自分の感性には合わない。登場人物にも魅力を感じない。香港の暑苦しさ、汚らしさに、スタイリッシュも感じない。音楽だけは懐かしかったが、作品に合わずアンバランス。 |
132.《ネタバレ》 恋する惑星だとはちょっと大袈裟な せめて恋する香港 恋する金城程度やろ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-09 15:53:44) |
131.《ネタバレ》 地に足がつかないふわふわした恋愛ストーリーも、監督のセンス次第でここまで面白くなるとは。恐れ入りました。金城武パートはあまり楽しめなかったのですが、トニー・レオンパートは良かったですね。ゴダールの映画を観ているような感じがしたので、長々と感想を書く必要もないかな。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-17 20:50:45) |