オールド・ボーイ(2003)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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オールド・ボーイ(2003)

[オールドボーイ]
Oldboy
(올드 보이/オ-ルドボ-イ)
2003年上映時間:120分
平均点:7.03 / 10(Review 205人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-11-06)
アクションドラマサスペンス犯罪ものミステリー漫画の映画化バイオレンス
新規登録(2004-06-12)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【Cinecdocke】さん
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監督パク・チャヌク
キャストチェ・ミンシク(男優)オ・デス
ユ・ジテ(男優)イ・ウジン
カン・ヘジョン(女優)ミド
オ・ダルス(男優)監禁業者 パク
ユ・ヨンソク(男優)少年ウジン(アン・ヨンソク名義)
オ・グァンノク(男優)自殺する男
磯部勉オ・デス(日本語吹き替え版)
関俊彦イ・ウジン(日本語吹き替え版)
石田圭祐(日本語吹き替え版)
堀内賢雄監禁業者 パク(日本語吹き替え版)
小山茉美(日本語吹き替え版)
中田和宏(日本語吹き替え版)
岡野浩介(日本語吹き替え版)
三宅健太(日本語吹き替え版)
朴璐美(日本語吹き替え版)
石井隆夫自殺する男(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
原作土屋ガロン『オールド・ボーイ』
脚本パク・チャヌク
音楽チョ・ヨンウク(音楽プロデューサー)
撮影チョン・ジョンフン
美術リュ・ソンヒ
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
オ・デスは突然拉致され、そして15年もの間監禁されて、突然解放される。彼は復讐を誓い、犯人を捜していく。そこへ現れた謎の男ウジン。彼はオ・デスに自分が犯人だといい、五日以内になぜ自分がオ・デスを15年も監禁したのか当てろ、とゲームを持ちかける。そこには恐るべき罠が待っていた・・・カンヌ映画祭グランプリ受賞の傑作サスペンス。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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205.《ネタバレ》  原作を久し振りに読み返した勢いで、本作も再観賞。

 「謎の部屋に十年以上も監禁されていた主人公が、犯人の正体と目的を探ろうとする」という粗筋こそ共通しているものの、基本的には全く別の物語であり、しかも原作も映画版も両方面白いっていうんだから、中々珍しいパターンですよね。
 自分としては「犯人の動機が詩的で味わい深い」という理由で原作の方が好みなのですが、映画版も間違い無く快作だと思います。

 そもそも「原作の方が好き」という立場の人間としては「この映画が面白いのは原作のお蔭だ」と主張したくなるんですけど、本作の場合、それを言うのはかなり無理がありそうなんですよね。
 犯人の人物像や、動機も全然違っているし、何より映画版の方が「憎たらしい悪役」「ショッキングで分かり易い動機」になっている。
 多分、原作通りに映画化していたといたら、ここまで大衆受けはしなかったんじゃないでしょうか。
 それだけ、この映画のオリジナル部分、独自の部分が優れているって事なんだと思います。

 主演のチェ・ミンシクは男臭い魅力があって良かったし、ヒロイン役のカン・ヘジョンも可憐な雰囲気がたまらないしで、キャスティングも絶妙。
 その他にも「脱獄が成功しそうな直前に釈放される」というシニカルな脚本、ハンマーを手に大立ち回りを演じる場面での、泥臭いのにスタイリッシュなカメラワークなど「映画版独自の魅力」を感じさせる場面が沢山あったんだから、お見事です。

 ……ただ、一つだけ。
 「犯人の動機については、原作の方が絶対に良かった」っていう事に関してだけは、どうしても譲れそうにないんですよね、自分の場合。
 確かに原作の時点で「催眠術を便利に使い過ぎ」とか「犯人のやり方が遠回り過ぎ」とか、色んな欠点があるって事は分かるんです。
 それでも、最後に明かされる真相「わたしの人生に《他者》は存在しなかった……」「生涯で、おそらくキミだけが、わたしの”孤独”を……」という悲しい独白には、非常に胸打たれるものがあって、忘れ難い余韻を残してくれるんですね。
 自分が久し振りに「オールド・ボーイ」に触れようと思った際、映画版ではなく、原作漫画を先に選んだのも、やはりこの「真相」の差にあるんじゃないかと。

 で、以下は映画版に関する文句というか、難癖になってしまうのですが……
 「孤独」ではなく「近親相姦」をテーマにした本作に対しては、抵抗も大きかったりするんですよね。
 それは何も「近親相姦はタブーだから、見るのもおぞましい」とか、そんな理由じゃなくて「犯人像を変えた事により、不自然な点が生じている」のが気になっちゃうんです。
 まず、原作の場合は「犯人を殺して復讐する事より、真相を知りたい好奇心を優先させてしまう」のも納得なんですが、映画版に関しては、そうじゃない。
 なんせ原作の犯人と違って、映画版の犯人は主人公の妻を殺してる訳ですからね。
 この時点でもう破綻しているというか「私を殺したら真相は分からず仕舞いだぞ」と原作の犯人同様に挑発してくるイ・ウジンという存在にも、それに従う主人公にも、感情移入出来なくなっちゃうんです。
 (いや、真相を知りたい気持ちとか優先させてないで、妻の仇を取れよ)と思えちゃって仕方無い。
 また「俺は確かに獣にも劣る人間だが、生きる権利はあるんじゃないか」という台詞が印象的に使われている訳だけど、その台詞を最初に吐いた男を主人公は見殺しにした形なのも気になります。
 死者の台詞を剽窃する形で、自分だけは特別と言わんばかりに「生きる権利」を求められても、勝手な奴だなぁとしか思えなかったです。
 
 そんな訳で「映画オリジナルで面白い部分」「原作と違っているがゆえに不満がある部分」が、どちらも強烈な光を放っており、何とも評価が難しい本作品。
 面白かったし、観て良かったと思えたのは確かなのですが……
 諸手を挙げて「好きな映画」とは言えない、そんな引っ掛かりの残る一本でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2020-02-06 02:13:32)(良:2票)
204.《ネタバレ》 いい映画だっただけに惜しむべき点が二つ。一つは、ウジンの復讐の理由に共感しがたい点。ほとんど逆恨みに近い理由で、ここまですることにどうも納得できない。おしゃべりが原因というけど、あんなシーンをガキが見たら大体の人は周りに言うんじゃないかね。つまり、感情移入しにくいのがツライ(文化の違いか?)。もう一点は、最後にウジンが「箱を開けるな」と命令するシーン。(舌を切ったにせよ)犬の真似事程度で許す復讐心だったなんて、少し拍子抜けしてしまった。デスは心から反省しており、もう復讐は完全に果たしたという気持ちからなのか?それなら何故、ペースメーカーをストップさせると偽ったリモコンを(おそらくわざと)落としたのか?最後にデスの反省の心を試し、押さなかったら箱を開けさせない、押したらパクに何らかの合図が届き、ミドが箱の中身を知ってしまう、みたいな展開にしたらもっと面白くなったと思う。セックスシーンの盗聴を流して「ほら、お前も一緒じゃん」なんて子供かよ。姉と知って性交するのと、娘と知らずに性交するのは結構違うと思うのは僕だけですかね。逆によかったと思えたのはラストシーン。ウジンが自殺して「これが僕の話の全てです」で終わったらいまいちだったが、最後に催眠で記憶を消すというのはいい終わり方だったと思う。ただ、娘と知った上でその真実を封じ込めてミドと一緒にいるというのは、ウジンの「お前も一緒じゃん」理論でいうと完全に敗北したことになる。ただ、別にデスはウジンと姉ちゃんの関係を知ってたわけでもないし、それを否定したわけでもないから結局はウジンの勘違い逆恨みってことで。
グングニルさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-15 20:33:21)(良:2票)
203.《ネタバレ》 結局のところミステリーでしかない内容ですし、真相が示された後は、やりたい放題。
催眠術でしたなんて御法度(御法度の使用でも納得するなら、いくらでも興味を引く展開なんて作れる)。
さらに、それを知った男の反応は理解に苦しむ。
妙な逆恨みをした奴の策略によって催眠術で娘と結ばされた。
あくまでやらされたことですし、セックスしたということでしかないわけだし、娘がそれを知ったところで、やはりやらされたことなので変なことにはならないでしょう・・・。
娘という条件はあるにしてもセックスをそこまで特別視する?
文化の違いがあるのかな?
男の正しい反応は目の前にいる奴に殴り掛かり、殺してしまうって感じでしょ。

それにインパクトのある画を撮りたかったのでしょうが、イメージトレーニングが実践で大活躍なんてのも無謀な設定。
カラバ侯爵さん [映画館(字幕)] 3点(2007-11-08 13:37:54)(良:2票)
202.《ネタバレ》 自身幻の0点作品。鑑賞後すぐに投稿した際は怒りに任せて0点を付けました。(翌日冷静になって点数変更)。後味最悪だったから。韓国映画をほとんど観ていなかったことも災いしたのでしょう。毒気にあてられた感じ。それだけ本気になったということ。感情移入しまくりで、物語に引き込まれました。振返ってみると、パク監督の復讐3部作の中ではダントツに面白かったと思います。まず設定がイかす。何の前触れもなくいきなり拉致。妻は殺害され、主人公は15年間も監禁生活を余儀なくされる。頭にあるのは復讐の2文字。怒りが人を動かします。これは快感だと思う。倫理のタガが外れた自由さは、普段の生活では得られない。武器がまたいい。トンカチ。殺傷能力はナイフや銃器類に劣るものの、相手に痛みを与えた感覚が直に伝わってくる。見た目滑稽なところも含めて、このチョイスに監督のセンスを感じます。一通り実行犯への復讐が済んだところで本丸へ。この展開だからこそ、黒幕をすぐに殺さないという選択が出てくる。とりあえずの怒りは収まった。それに殺すだけならいつでも殺せるという自信もついたでしょう。「何故監禁されたのか?」15年間抱き続けてきた疑問の答えを聞かずに、殺すわけには行きません。でも終始イニシアチブは相手にある。手のひらで踊らされているような漠然とした不安がつきまといます。果たして予感は的中。「“何故監禁されたのか”ではなく“何故開放されたのか”」復讐者の言葉にしびれます。復讐しているつもりが、復讐されていた。100%逆恨みです。直ぐに相手を殺すことも可能でした。しかし主人公は娘のことを思い遣ります。冷静になればいくつもの方策があったでしょう。勿論言い訳もつく。でも娘を傷つけたくない(そして嫌われたくない)という父親の心は理屈ではなく理解できる。ラストもそう。決してハッピーエンドとは言えませんが、この結末を望んだオ・デスの気持ちに涙します。時折挟まれるギャグテイストが隠し味。何とも濃く、深い味わいの作品だと思います。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-20 01:26:42)(良:2票)
201.《ネタバレ》 原作漫画既読。
原作を遥かに凌駕した世界観とパク・チャヌク監督のセンスが冴える、最高の形での換骨奪胎な映像化だろう。
15年監禁された男の復讐劇のように思えて、実は主人公が復讐されていたプロットが衝撃的。
勘の良い人なら途中で分かるものの、結末に行き着くまでの過程を飽きさせずに一気に見せる。
無国籍を漂わせるスタイリッシュな映像美とクラシカルで美しいスコアがギリシャ悲劇を想起させる寓話に押し上げる。

一番の功労者は主演のチェ・ミンシクだろう。
イメージトレーニングだけで敵をなぎ倒すリアリティのない展開に説得力を持たせることに成功しており、
真実を知ってしまった男の慟哭は圧巻の一言。
そういう意味ではカンヌ男優賞は彼でも良かった気がする。

毒々しさから一転した白銀の世界。
真実を知らない娘の一言と忘れたかもしれない男の表情に、
終わりなき復讐の痛みと儚き希望がない交ぜになった感情が込み上げる。
ノべライズ版の「絶望的なハッピーエンド」というフレーズが相応しい。
残酷な運命を切り開こうとする二人に幸あらんことを。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 9点(2015-12-23 00:14:57)(良:1票)
200.《ネタバレ》 やっぱり暴力って、何故だか惹き付けるものがありますよね。
否応なしに。
これ満点つけたいくらい好きなんだけど、オチがちょっと、ね。
韓国ドラマはイマイチハマらなかったけど、
韓国映画って凄いかも!?って思わせてくれた作品です。
むせかえるような画づくりは、日本映画も見習うべきだと思います。
顔に汗ひとつかかない日本映画の主役とかホント辟易します。
ろにまささん [DVD(字幕)] 8点(2015-06-30 19:58:43)(良:1票)
199.《ネタバレ》 催眠術ですか はぁ・・。
分かりました 催眠術ですね 催眠術なんですね・・ 
あれもこれも それもあれも催眠術だったわけですね はい、分かりましたよ 催眠術なんですね。 
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-06 22:47:06)(良:1票)
198.《ネタバレ》 誰が何の目的で15年間も監禁したのか、謎を追究する主人公に自然と思いを重ねてしまい、最後まで引っ張られる。
その謎を解くキーはなぜ解放したかにあったというのが、意表をつく展開で良かった。
日本の漫画が原作だけに、劇画的な部分もあちこちに感じられる。
15年間の監禁生活で体を鍛えイメージトレーニングを重ね、大勢の敵を金槌で倒せる格闘の達人になるなんて、いかにも漫画チック。
少年の頃に持つような空手の通信講座で達人になる空想を、そのまま映像化したかのよう。
リアリティはまったくないけど、これはこれで楽しい。
ただ、犯行動機と手段が近親相姦も関わってあまりに衝撃的でシリアスなもの。
なので、時折り混ざっていたギャグタッチの描写とのギャップに違和感はあった。
そういうのもないと重くなりすぎるのかもしれないが。

アラを探せば、主人公が解放後に一番気になるはずの娘の消息を追わなかったのはおかしい。
また、万能薬的なアイテムともいえる催眠術を使っているのも引っかかる。
ただ、そうしたことをさほど気にならなくさせるだけの勢いがこの映画にはある。
ウジンの犯行動機は理不尽な逆恨みに近く、これほど苛酷な復讐はありえないと思われるかも。
でも、イカレた人間の逆恨みのターゲットになる怖さは今の社会なら常に潜在しているので、絵空事とまでは思えない。
タブーを恐れないアンダーグラウンドの臭いがして面白い映画だった。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 8点(2013-01-17 21:55:48)(良:1票)
197.《ネタバレ》 それまでの暴力描写の衝撃などすっ飛んでしまうような、エヴァーグリーンの監禁の真意。もう人が考えられ得る中で最悪の状況の一つですよね、実は娘と愛し合っていたなんて。殆ど気が触れてしまった様な、チェ・ミンシクの怪物演技は言わずもがな。やや場面展開の仕方が変に凝っていて自分好みでなかったので点数を下げていますが、そんな一般的な好き嫌いを抜いたら間違いなく完璧だと思います。
民朗さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-21 17:52:03)(良:1票)
196.面白かった。事件の動機などには突っ込みどころはありますが、あのおっさんが何をやらかすか分からん緊張感が良かったです。こういう偏執的な映画を作らせたら、日本映画より韓国映画の方がパワーがあるんじゃなかろうか。曖昧な言い方だけど、エンタテイメントとしてハリウッド映画ほど放り投げず、日本映画ほど自己完結していない、程よい着地感でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-30 15:04:37)(良:1票)
195.細い廊下を横からとらえた大乱闘シーンがコミック的でかなりイケテる。女優も可愛らしくていい。お話はよく考えたなと感心しきり。原作漫画は知りませんが、同じ展開なんでしょうか?謎が謎を呼ぶ展開の妙はなかなかのもの。冷静に考えればこの復讐は実際に行うにはかなりの頭脳と根気と資金と都合のよさがないと実現不可能で、いかにも映画や漫画といった世界でしか通用しない、それを観る者あっての「復讐」だったんだけど、まあそれにしてもやっぱり凄いよ。考えた人。言い換えればこの作品はこの復讐方法が凄いだけの作品。あと、その復讐なんだけど、娘を持つ身としてはキツイっす。このなんともいえないドヨーンとした気持ちは同じ立場の人にしかわかってもらえないかも。「救い」的な描写をラストに持ってきてくれてるのが本当になによりの救いでした。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-09 12:16:40)(良:1票)
194.《ネタバレ》 認めざるを得ない物凄い完成度の高い映画。最後まで一気に見せる力があるし、主演の俳優はほぼ全員とりつかれたかのような演技を見せています。ただし、シナリオは本当にキツイですね。実の姉との関係を広められた事が原因で死に至らしめた事を、15年ごしに今度は実の娘と二人に暗示をかけて関係を持たせるなんて、ちょっと普通じゃ考えられないような復讐です。でも元々は実の姉と関係を持った彼も歪んでいるし、まぁ口数の多かった主人公にも問題アリで、どっちもどっちだなって感じでした。口は災いの元っていう教訓の映画ですね。最後まで娘に箱を開けさせないで済んだ事、ユ・ジテ演じる犯人がエレベーターで自ら命を絶ったこの二点でかなりすくわれました。観る価値のある名作だと思いますが、フルコースディナーみたいな濃い映画なので、1度観たら、観返すまでに時間がかかりそうです。点を付けるのが本当に難しい作品ですね、完成度だけなら9点ですが、グロさ、シナリオのやるせなさ等を考えて7点です。
まさかずきゅーぶりっくさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-16 16:23:26)(良:1票)
193.《ネタバレ》 これもいい映画だと思います。やっぱり残虐シーンは多いけど、共感出来る映画。この監督って外れがないですね。
さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-05-20 20:15:03)(良:1票)
192.ラストが全然読めなくって、ある意味、衝撃を受けた。内容は、後々尾を引くが、ずばぬけて面白い。作りも映画的で、ある意味丁寧です。ところで、韓国映画は、ここまで来ているのに、日本映画はなぁ・・・。
瑞鶴さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-22 21:45:06)(良:1票)
191.裏には裏があり、底には底がある二重三重のストーリー構成、どこまで行っても逃げ切れないような泥沼の世界には、正直唸らされました。それにまた、カッチョよいのよね、場面場面が・・・と言って素直に面白かったと言って終わりたかったのだけど、さすがにクライマックスは「やり過ぎ」、ここまでくると白けてきちゃいました。残酷描写に頼った衝撃は(特に繰り返しの鑑賞には)威力を損ねやすいもの。せっかく「カッチョええなあ」と思って観てたシーンの数々が、遡ってどれもこれも嘘臭く感じられてきちゃったのよね。ああ、あのタコの踊り食いも、所詮はコケオドシだったんだよなあ、と、醒めた気分で思い返してしまう。さらには、「ウヒョウヒョ、これ、グランプリ、決定ね。誰か文句ある~?」とか言ってタランティーノが喜んでる光景すら想像されてしまう。というわけで、残念な部分の残る映画でした。とは言っても、観終わってから、(最近はロクに聴くこともなくなった)ヴィヴァルディの「四季」の「冬」をフト無意識に口ずさんだりしてた私。やっぱり、この映画、カッチョよかったのは間違いないんだね。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 23:22:31)(良:1票)
190.《ネタバレ》 壮絶な映画であった。日本で映画化されれば、ここまで激しくはならなかっただろう。大げさという見方もあろうが、韓国チックな激しさが妙にマッチしていた。個人的には嫌悪感を抱くテーマではあったが、テンポ良く見ることができた。しかし、主演男優の演技力、根性には感服、オープニングの酔いどれオヤジとラストシーンの「おじさん」が同一人物とは思えない、すごい役者だ。
ぼぎーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-11 23:01:19)(良:1票)
189.んむむ、凄い。ごつい。そして痛い。15年間もの間主人公を監禁した理由は、冷静に考えれば納得できないのだけれど、それを「映画の力」でねじ伏せて納得させてしまう、その力量にただただ脱帽。井筒監督も言ってたけれど、物凄いフィクションを作ったものだ。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-01 18:02:34)(良:1票)
188.俺もヒゲを生やそう
くまさんさん [DVD(吹替)] 8点(2005-06-26 18:46:57)(良:1票)
187.《ネタバレ》 単なるアクション映画かと思っていたら、現代韓国流にアレンジされたオイディプスでしたね。オデスという名前も、オイディプスに由来しているのでしょうか。、、、、、、最後のオデスとウジンの対峙、そしてオデスの慟哭、懇願、、、、思わず目頭が熱くなり、野村萬斎さんのギリシアでの公演を思い出しました。(もちろん見たのはテレビですが)、、、そしてチェミンシクの演技は、萬斎氏の演技よりも深く、悲しいものにも感じられました。、、、、、、でもどうして、言葉でいわれ、それらしい写真を示されただけで、ミドを娘だと信じることができるのだろうか。そこには言葉が私たちに対して持っている暴力的な力が見事に表現されています。、、、また、娘と交わることが、どうして舌を切るほど深い慟哭に値するのだろうか。そこには私たちが属している共同体の文化が私たちに強い影響を持っていることが端的に示されています。、、、、でも、そうした価値意識は、何も考えずに、変えがたいもの、当然のこととして承認してよいのだろうか。そういう疑念は、この映画にも提示されているように思います。、、、、、ラストの二人です。氏族制度を軸とする伝統的な価値意識に執着するならば、仮に記憶をなくしているとしても、ラストは許し難いものに受け取れるのではないでしょうか。しかし、私は、慣習や言葉の牢獄から、完全に脱することはできなくとも、少しでもそこから脱し、より人間的な生を実現したいという意志を、ラストの二人、そしてそれを取り囲む冬山の情景から感じ取ることができるのではないかと思いました。つまり、運命の前にただ頭を垂れるのではなく、何とかして、少しでもそれを切り開こうとする意志です。
王の七つの森さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-16 23:46:02)(良:1票)
186.ここの平均点意識しすぎてちょっと期待しすぎてもーた。それなりにおもろかってんけど、ちょっとリアリティー薄くて、あんましなんか迫ってくるもんがなかった。変にコミカルやし。吹替えで観たんがさらに失敗かもしれん。それでも最後まで集中して観れたけどね。
なにわ君さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-08 08:43:33)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 205人
平均点数 7.03点
010.49%
120.98%
210.49%
341.95%
483.90%
5125.85%
63316.10%
75426.34%
86129.76%
9209.76%
1094.39%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review10人
2 ストーリー評価 7.15点 Review19人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review20人
4 音楽評価 6.61点 Review13人
5 感泣評価 5.12点 Review8人
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