2.国定忠治といえば赤城山ですが、赤城山といえば栃赤城という力士がおりました。土俵際に追い込まれてのサーカス相撲が人気で、やたら〝とったり〟や〝さかとったり〟を連発していたような印象があります。さて、この国定忠治さんも相手に強気に攻め込ませておいて、土俵際から、やいやいやいやい!と体勢を立て直し一気の寄り、見ているものはすかーっ。栃赤城の苦し紛れのとったりとは少し違うところですな。それから国定忠治の名刀が「小松五郎義兼」ということを学びました。職場の女子社員にはさみを借り返す時に「流石は小松五郎義兼よく斬れる」「あっ、それ国定忠治ですね」とそんな会話からロマンスが生まれる可能性が出ました。うっ、こんな妄想している私が一番土俵際に追い込まれていますな。それにしても山中貞雄の「国定忠治」が見たーい、ぞ。