9.ドタバタに思える展開にも伏線が利いていて結構おもしろい。脚本賞をとるだけの作品だと思う。イヴァンやカルロスの男たちも出てくるが、映画は女たちのドラマ、いろんな女性がそれぞれ持ち味を出して活躍する。ところで初めの方でジョーン・クロフォードが出てくるのは「大砂塵」という映画。男と女の別れのシーン吹き替えが、イヴァンとぺパの別れと重なり効果的。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-18 06:04:46) |
8.《ネタバレ》 一息に回収されていく伏線、とともに混乱していく場、こういう仕掛け大好きです。 |
7.ヘンな話なんだけど、パワフルな人物たちにぐいぐい惹かれてしまった。そうだよね働く女って疲れてるのよねえ、と頷きつつ、でもこんな体験は絶対ないぜという強烈なギャップ感覚が心地良い。「あの服のセンス・・ひどい」とわっと泣き出すシーンは大いに共感できた。笑った。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-14 15:20:12) |
6.う~んどうも合いません。なんだかスペイン映画っていつもそうです。キャラクターはいいし、ところどころ面白いのですが、テンポが合わないというか、全く乗れません。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-11-07 22:17:43) |
5.吹き替えアフレコの声によってすでに家を出てしまった男との擬似掛け合いをしながら気持ちの高ぶりを抑えきれなくなる女。あるいはテレビから流れるその吹き替えられた声に正気を取り戻した元愛人。映画、演劇を作品内に潜り込ませるというアルモドバル的展開はこの初期作品でも存分に取り入れられている。現実と虚構の倒錯をコミカルに味付けしてゆく。男の身勝手さによって神経衰弱となり復讐心にとりつかれた元愛人の姿に自分を見る。そこから男に依存しない自分を見出してゆく。ドタバタ喜劇の様相のなかにはっきりと「女の自立」が描かれるのもまたアルモドバル映画の真髄と言えよう。ただこのドタバタの部分が人間関係のこんがらがり具合も相まって、頭の中で整理しながら見なくてはいけない(それほど大層なことでもないが)のに、意外とドタバタが本筋とかけ離れすぎているような気がする。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-16 11:05:02) |
4.若き日のバンデラスが観たくて借りましたが、彼の役どころも含め、ん~この監督の作品には共感できず。明るく、人間味溢れていますが、軽さについていけないし、笑える場面だろうに笑えなかったり。相性が悪いのだな。 【ちいぼう】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-23 14:14:00) |
3.好きなおしゃれ映画だと思ったら20年も前の映画だったなんて。 こういう風に生活観あふれる女の映画って好き。 中盤からいっきにおもしろくなった。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-18 22:55:44) |
2.つまりこの映画はスペイン版「男はつらいよ」です。いや、男ではなく女だから「女はつらいよ」でいいでしょう。 女って大変だな、女って頑張っているな、女って寂しいな、ということがしみじみと伝わってきました。 義理と人情味溢れる秀逸な作品。アルモドバル作品なので、お洒落です。 私は男ですが、日常の生活に疲れを感じている女性が観ていただけたら、ちょっと気持ちが和むかもしれません。大笑いのコメディではありませんが、クスリと笑えるところに癒されます。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-11 21:46:36) |
1.オープニングタイトルの洒脱さにやられた。独特の色彩感覚とセットの雰囲気、濃い役者陣、どこをとってもアルモドバル。とにかくサービス精神旺盛なところがよい。 |