1.《ネタバレ》 香港特有のストーリーテリングの拙さを感じさせず、一貫した重苦しさと緊張感がいい。主人公のユン・ピョウより、一緒に逃げる女殺し屋の方が落ち着いてて戦力的にも頼りになってます。個人的にはこの2人を恋愛感情的にくっつける必要はないかなぁと思いますが(だってその女殺し屋に妻を殺されて1~2日の物語だし)、下の方も書いておられる通り、密航船で女の故郷に逃亡する2人を見送りながら医者が言うセリフで「あぁこの2人はくっついて慎ましくも幸せな家庭でも築くのか」と思わせておいて、「この後2人は警察に捕まった」のテロップ!このラストの台無しさ加減に香港映画らしさ炸裂!ある種の破壊願望でも潜んでいるのでしょうか、香港人には。脚本書いた人に、このラストにどんな意図があるのか訊いてみたいわ。