3.《ネタバレ》 白黒のきれいな映像で、洋画並みの音楽でのぞんだ、五所監督のロマン派映画。
当時、無名だった地方同人誌の作家の作品を映画化したのが、本作。
しかし、日本人の不倫は、どんなにきれいな音楽で飾ったところで、
鑑賞してて、ううむ?と思わざるを得ないにゃ~。
不倫を壮大なラブストーリーにしよったって、そりゃ無理がありますぜ、五所監督。
体に傷のあるレイコは、心に傷のある人を見ると愛さずにはいられない。
不倫されてる旦那を愛し、自分が旦那を奪ったその妻を愛し、
こりゃアニエスヴァルダの名作「幸福」だよ~
しかし、五所さんの本作の方が先に制作されてた!
ううむ、当時の日本映画おそるべし。