3.《ネタバレ》 これは興味深い。
アメリカの娯楽映画は大量に入ってくるが、ロシアの娯楽映画は、あまり観る機会がない。
タルコフスキーとかミハルコフとか、真面目に考察している映画ばかりだ。
だから、本作はロシア人の娯楽を支える映画として、実に興味深かった。
映画が、その国の威嚇を意味するものだとは、思っていたが、
本作は、普通のロシア人の青年が、殺し屋をやるという話。
普通に面白かった。
音楽に飢えてる殺し屋。実に普通の青年だ。
ロシアの青年は、こんなに恐いと思わせる意味じゃ、十分すぎる。
多分、アメリカも、ロシアの娯楽映画をどこかから大量に入手して、研究してると思う。
案外、普通のアメリカ人青年顔のマットデイモンがスパイ役をやったボーンシリーズは、
こういうとこから影響受けてるのかもしれない。