1.ダンス=日常との戦い、という図式は、この平和極まりない極東在住の私にも何となく、理解できる。舞踊やクラシックバレエ等がそうであるように、まやかしでも誤魔化しでもなく彼等のダンスも「アート・芸術」なのである、と、思う。一過性のブームにない情熱。理解できるし指示したいとも思うし、何といってもカッコイイ。街中で夜な夜な集っては延々とダラダラと練習しているかのようで身内スキル披露に明け暮れているだけのエンタテイメント性の欠片も無く情熱もへったくれもないエセダンサー達は、正座して観てみてみ。と、思ったりもする。ドキュメンタリとしては独り善がりで俯瞰されてない分ちょっとパフォーマンスに寄り過ぎてズルさなんかも感じたが、こういう作品はやっぱ貴重なんですよ。甘めの点数。