12.《ネタバレ》 レオン・カーファイが、中山ゴンに似ているが、これがまたかっこいい!! 実にカチっとヤクザ役がキマっている。 要するに、香港の裏社会を描いたヤクザものだが、そこはさすがのジョニー・トー監督、後半にたたみかける様にアっと言わせるシーンが連発! 実に魅せてくれるヤクザ映画だ。 北野武のヤクザ映画とはまた異なる面白さを持った内容で、香港のチムチャーツイの夜景を堪能できるのも、また素晴らしい。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-09 22:33:58) |
11.《ネタバレ》 硬質なマフィアものは雰囲気に引っ張られすぎて、観ていて疲れることがあるが、派手な撃ち合いが無くても、そうはならないところがトーの手腕だと思う。幹部の爺たちが言い合いをしながらも茶が出れば黙って飲むシーンなど実にらしくて好き。 |
10.徹底的に善人がでてこない、香港ノワール。 組織の内戦を派手な銃撃戦やアクションもなく、あくまでも泥臭くマフィアの恐ろしさを描いている。 陰惨な物語ではあるが、テンポの良い演出でさらりと見せているところが好印象。 【poppo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-03 00:56:40) |
9.《ネタバレ》 目が覚めるようなバッチバチな銃撃戦のマフィアものだと勝手に思って気軽に見始めたから、登場人物の多さとジットリとした展開についていけなくなってしまった・・・。銃撃たないなんてっ! 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-16 16:54:02) |
8.《ネタバレ》 マフィア・ヤクザ・組織モノは必然的に登場人物が多くなり物語の中心が分散しがちになるが、本作は登場人物のわかりやすすぎるくらい明確なキャラクター設定、またストーリー展開もあいまって非常に楽しめた。二段オチにも感服。 【峠のわが家】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 12:22:43) |
7.《ネタバレ》 香港ノワールとしては最高水準の作品の一つだと思います。ホント短めの香港版ゴッドファーザーと言っていい位の貫録を感じてしまった。特に終盤でのノワールを最大限に活かした殺人シーンは特筆すべきものがあります。あの演出なんてどーやって思いつくんだろう。あと誰もが言うであろう、長回しの頭カチ割りシーン。子どもが見ている前で殺しを躊躇なく行うロク。その後の「帰るぞ」の一言が普段のキャラクターとのギャップもあり怖すぎる。やっぱり周りに善良だと思わせてる奴が一番危ないってことでしょうか。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-17 01:36:48) |
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6.《ネタバレ》 ディーの短気さ凶暴さってのは最初っから強調されてたわけで、こいつはやる男だなってのがわかるわけだけど、穏健派で、子供の世話をするロクが最後の最後であれをやっちゃうってのがすごいよね。魚釣りのシーンはさすがにびっくり。そこで、そのタイミングで、子供のいるところでやっちゃうかって。ロク派の人物たちもそれぞれに個性的かつ印象的で、次回作に期待がもてます。 【カエル本舗】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-17 20:56:55) |
5.照明、ストーリー、マニュアルなところなど、ジョニー・トーらしい一作です。続編が楽しみ。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-21 09:10:57) |
4.今までの映画の中の香港マフィアの印象といえばめっちゃ古いけどチョウ・ユンファの「黒社会」みたいになんかあったら組同士で喧嘩っていう印象が強かったけど全然違うんですね。拳銃も出てこんし派手な戦いもない、ひたすら陰湿な雰囲気なのにBGMがそんな雰囲気を吹き飛ばしてくれるところがすごい気に入ったなぁ。今までにない手法のような感じがして初めて彼の映画を見たけどジョニー・トゥの手腕が素晴らしいもんだというのをおそばせながら実感しました。 |
3.《ネタバレ》 香港黒社会の内部抗争ものだが、組織誕生四百年の歴史を誇るかのように西洋伝来のピストルを使わない。ひたすら腕力、木で・石で・スコップで直接殴る、首を絞める。古代中国刑罰史にでも出てきそうな、箱詰め崖落としもある。もう伝統の格式である。思えば冒頭、チリレンゲをジャリジャリと食べたあの感覚が、この映画の基本姿勢だったわけだ。で、その伝統に則った契約が、いとも簡単に破られるのがポイントで、それが粗暴な方ではなく理知的な方によって破られるところに、しょせん契約なんて権力を獲ったものの勝手、いうこの世界の酷薄さが見えてくる。ああいうことやろうとしてるときに子ども連れてくるかなあ、とも思ったが、そうやって安心させる冷酷さの表現なんだろう。しずしずと夜の街を徐行していく車列シーンの緊張がたまらない。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-04-05 12:21:49) |
2.最近観た香港ノワールの中でも最上位に位置する作品だと思う。ジョニー・トゥ監督の男の美学が炸裂。黒社会での会長選挙(エレクション)を巡り熾烈を極める争いが勃発。裏切りと謀略の中で、頂点に登りつめるのは誰か?既に続編も製作されているとのことで(『ザ・ミッション2』も完成済みらしい)、日本公開が待たれる。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 08:45:23) |
1.《ネタバレ》 単純で判りやすいことがなにより。最大の組織、<和連勝会>の次期会長候補の抗争。知能派と闘争派、正反対の性格。最後のシーンは恐れ入る。ドンパチ、刃物、その他の凶器を凌ぐ。強烈の一言。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-16 00:04:45) |