1.5本の短編から成るオムニバス作品。
第一章は一人語りの抒情詩のような作品で、なんだかつまらないなと思っていたのだけど、第二章になるとスナックのママだとか対人関係が少し加味されて、第三章では肉体関係にまで発展してくる。
第四章ではとうとう子供まで出来ちゃって、第五章は家族の物語になってます。
こんな風に書くと繋がりのある物語なのかと勘違いされそうだけど、5つの話には関連性はなくて、完全に独立してるんですけどね。
僕は第四章や第五章のような人間関係の中に生まれてくる物語の方が好みだなということを再確認しました。
第一章のような一人語りが好みの人も居るんでしょうし、何かしら共感できる部分がどこかに隠れていそうな5つの物語です。
というわけで、平均すると可もなく不可もなく5点といったところなのかも知れないけど、第三章のおっぱいで少し得してるような気もするので、この点数にしておきます。