15.映画は面白いと思いますが、下ネタの表現が下品です。下品を狙っているようにも見えませんが、そこが残念な感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-09-13 22:11:30) |
14.《ネタバレ》 7点でも良かったんだけど、中盤に訪れる全体のネタ晴らしの仕方が露骨すぎたので、 やや割引。まぁ、でも面白かった部類かな。 吉田監督の興味を持って「なま夏」と本作の2本をアマゾンで購入したものの、 時間がなくて、これずーーーーーーーーーーーーーーーーっと観れなかったんだけど、 ようやく見れました。(※っていうかDVDって買ってしまうといつでも見れると油断しちゃうよね。ウチは田舎なので地元のレンタル屋には純喫茶磯辺くらいしか置いてないから買ったのだけども。) ヒロイン望、ちょっとウザい親友の子、そして異様な雰囲気を放つあべこうじの彼女と、3人の女優さんはそれぞれ個性を放っていて、この後、活躍しそうな空気もあったけど、2013年現在今作以外で見かけないのは吉田監督の演出の成せる業なのだろうか? あのリアルな演技と空気感は。この監督の作品はなるべくなら他人にオープンにしたくない部分の「あるある」を躊躇なくしてくるので、そこに人間臭さを堪能するどころか、むせてしまうくらいのところがある。規制だらけのこの時代に、こういう監督がいるのは貴重な気がする。 なるべく、多くの人に見つからないで欲しいものだ。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-17 18:44:38) |
13.《ネタバレ》 ゆるーいギャグだと思って観ていたら、中盤からはみかみが止まらない。 前半にみていた見た目だけの可愛さとは全く違う、望が可愛すぎる… 30過ぎのおじさんになった僕には直視するのが恥ずかしい。 そんな可愛すぎる彼女の到達点が見えているだけに途中からそわそわして仕方がない。 そしたらそれ以上の展開で、ケツ見えてんぞボケ!で大爆笑。 でも、なんとゆーかそれ以上に感慨深いのがあべこうじのみっともなさ。これは大概の男ならみんな経験したことがあると思う。好きになった女の子のことなーーーーんも知らんと勘違いしてたこと。妄想で近づいてみると、実際男なんかの何百倍もリアルな生き物が顔を出す。 ぁぁ、切ない。情けない… 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-03-16 07:30:58) (良:1票) |
12.こうやって見ると、男ってホント女心がわかんないだなー思う。あべこうじはそのまんまって感じ。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-20 21:33:50) |
【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-12-24 22:40:33) |
10.《ネタバレ》 吉田監督のものはこれで3作目だが、「純喫茶磯辺」と同様、お笑い芸人を使ったのが裏目に出ている印象がある。あべこうじの演技力云々ではなく、少しあべこうじっぽいキャラクターを演じさせたのが良くない。お笑いのときと真逆のキャラクターなら、これほどの違和感は感じなかったと思うが、お笑いでもこういうネタをやりそうだなと感じた瞬間から演技が嘘くさく見えて仕方がなかった。 とはいえ、秀逸な脚本や吉田監督独特のユーモアを感じさせる映像は健在で、それなりに楽しめた。鈴木美生の演技力についてはよく分からなかったが、無難に演じていた(ラスト付近の号泣シーンでは言葉が聞き取りにくいが)ように思う。吉田監督お得意の「リアル」感を十分に堪能できたという意味で面白い作品だった。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-05 17:52:07) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 “さんかく”に引き続き鑑賞しましたが描いてる内容はあんま変わんないかな‥主演のあべこうじがそのまんまのキャラだったのがうけた。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-21 16:21:31) |
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8.《ネタバレ》 ヒロイン望月望にまるで魅力がないことにまず驚く。覇気もなければ存在感もなく、若い生命力のちょっとした輝きすらない。彼女が日々何を考えどう生きている少女なのか、画面からは微塵も伝わってこない。彼女は空洞のお人形のように、もっと直截に言えば安物のダッチワイフのように、ただそこにいるだけだ。でもそれでいいのだ。彼女は変態家庭教師馬場が創り上げた、まさに妄想上の愛玩人形だからだ。殺風景な勉強部屋は、もはやこの変態と人形を淫靡に繋ぐ装置でしかない。しかしそんな勉強部屋の扉が第三者によってこじ開けられた時、変態男の妄想はあっけなく弾け飛び、そして映画はこの弾け飛んだピースを用いて一から新たな物語を再構築しはじめる。お人形だったはずの望月望は、恋に七転八倒する主人公として、つまりは血の通った生身の少女として、ここに至りついに息を吹き込まれる。なんと冗長かつ馬鹿馬鹿しいイントロダクション!蛍光灯の勉強部屋から一転、柔らかい陽光差す学園風景へと降り立つ望。そうしてようやく描かれるのは、彼女の机のなかみ、そこに仕舞い込まれた等身大の恋の物語だ。世界を朗らかに肯定するジュディマリの『ドキドキ』をはにかみながら歌う望のなんという可愛らしさ!吉田恵輔監督は実に意地が悪い。彼女のこんな生き生きとした表情を件の変態は逆立ちしても見ることができない。望が見るきらきらとしたその世界に、彼の居場所は無いのだ。デートを終え家に帰りさらに翌日になっても望の歌声は続く。幸福な胸のときめきと、高らかなその余韻。けれどやがて物語は意地悪な監督があらかじめ提示したタイムリミットに辿り着いてしまう。扉は再び容赦なく開かれ、不純な馬場と同様に望もまた手痛い罰を受ける。可憐に涙をこぼすより先に少女は無様な鼻血を垂れ流す。だがそれは、彼女が血の通った生身の女の子であることの強烈な証でもある。どれほどの醜態を曝してもどれほどの痛みを経験しても、この少女は生きている。そして生きていく。望の見る世界に馬場の存在など実は無いに等しかった。それでも彼と訪れたバッティングセンターだけは、いつしか彼女の立つ世界の一部となっている。それはとても幸福なことだ。彼にとっても、彼女にとっても。そうして経験も痛みもかさぶたに変えて、望はそこに立つ。壁に貼られたみすぼらしいホームラン賞の短冊は、少女のかけがえのない勲章だ。 【BOWWOW】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-09-17 23:24:22) (良:2票) |
7.全く期待せずに見ましたが、すごい作品でした。前半と後半で、別の話のようになってしまう不思議。監督の才能を感じました。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-09-07 23:23:30) |
6.《ネタバレ》 やはり、みんな人間なんだね。真正直なんだね。誰も悪くはないんだ。あべこうじ以外はみんな好き。リン君、悪くないじゃん。親友の多恵だって本気ビンタを食らわせられるほど悪い事したとは思えないし。娘を愛する気持ちいっぱいのお父さんだって擁護してあげる。恐ろしい性格だった棚橋さんだって今後がんばってけばいいじゃん。その日村みたいなヘルメット頭こそは何とかしてほしいが、うげうげ嘆き悲しむ際の気弱になった時の涙は良かったよ。しかし、唯一、人間として失格だったのが、あべのこうじきみまろ あんたです。未成年の少女に手出しちゃダメでしょ。パンツずり下げちゃったらダメでしょ。脱がす順番間違ってるでしょ(←そっちかい) というか、考えと行動があまりにも幼稚で軽率。君はとっても危険だ。家庭教師として失格だ。もう高校生じゃあるまいし、なにやってんだか ホント信用して娘を預ける親の身になってみなさいってんだ。でも役者としては巧い。そこが難解なんだな 吉田恵輔監督なんかベタ褒めしてたし‥‥ 。 しかし、『机のなかみ』 普段観ないジャンルのこの作品。鑑賞に至った理由は二つ。純喫茶磯辺の吉田恵輔さんの過去作品だったから。次に、あるレビューヤーさんの投稿コメントの中にビビビと反応せざるを得ないキーワードを見つけてしまったから そのキーワードとは何だったのか‥‥ 情けないから実は言いいたくないんだが、 それがオケツ丸出しの鼻血ブー? ‥だったとは‥ とても言えない 言えない 言いたくない。でもまあいいや、どうせここだけの話なんだし まあいいや(^^; しかし、お蔭様にて修羅場は目撃出来たし、(再び)吉田恵輔ワールドをしっかり堪能出来たわけだし。すっかり満足。 となると、2005年作品のなま夏も楽しめるんかしら、? やはり、ちょっとプレイバックしてみたくなってしまいます。 【3737】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-05-27 21:26:07) (良:2票) |
5.前半はコメディ。 そのまま終わっても成り立ったかも知れないけど、それを踏まえた後半が秀逸。 着地点がわかっているだけに切ない。 しかも、前半のラストの続きがまた切ない。 余りにも可哀想で泣いちゃいそうだったけど、鼻血を見て笑ってしまった。 その後の展開に救いがあったのも良かった。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-07-11 03:58:26) |
4.《ネタバレ》 同じ場面のを視点を変えてみると意味合いが変わってくると言った趣向の映画は好きなんだけど、この映画に関しては登場人物たちに思い入れをもつことができなくていまいち入り込めなかった。 【HK】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-06-15 11:25:01) |
【エスねこ】さん [映画館(邦画)] 3点(2008-02-16 07:58:25) |
2.《ネタバレ》 (ちょっとした驚きでもあった方がお得。未見の皆様はご注意ください。) 男視点で描く前半は、クスクスの連続。下心丸見え男の生態が笑えます。そしてムズ痒い。「私ってそんなに魅力無いですか?」ピュアな瞳で見つめられたら勘違いしちゃう。そりゃする。しますとも。男ですもん。彼女を押し倒した時もそう。一度は涙にうろたえても、ヤッパリ頂けるものは頂きます。この情けなさ!ダメ人間っぶり!恥ずかしながらよく分かる。これが男という生物だと思う。ここで終われば、前作『なま夏』と同じ着地点。後味の悪さだけが残ったでしょう。でも長い前フリでしかなかった。女子高生の視点から描く、物語の裏面が本筋です。彼女が主人公。切ない片思いのお話でした。慕う相手は、親友の彼氏。進めず戻れずの心苦しさが胸を突きます。失意の中、好きでもない男に操を奪われそうになるだけでも十分最悪。オマケに事に及ぶ間際を父親に見られては、万事休すです。扉バーン!で世界は終わる。でもここで濁さないのが吉田監督らしい。更に泥沼に踏み込んでいきます。親友と憧れの彼にもバレて、オケツ丸出しの鼻血ブー。痛々しくて見ていられない。もう絶望するしかない。そんな状況で彼女が交わした口づけは、おそらくファーストキス。半分は錯乱状態のやけくそ。でももう半分は決意の表れだと思いました。彼女は強い。いや女性は強い。主人公も親友も同棲相手も、みんな強かだと思いました。人前で本心を曝け出すのは勇気が要ること。泣くこともまた強さの表れだと感じます。それに比べて男の弱いこと、情けないこと。憧れの彼が言う「今カノのことは好きだけど、君も気になる存在だ」も本心には違いない。でも退路を断った心の叫びと、保身の言い訳とでは値打ちが違う。痛みと惨めさを潜り抜けた主人公と、それを拒否した彼とでは、もはやレベルが違う。主人公は、この彼に見切りをつける時が来るでしょう。最悪の出来事を笑い話に変えられる日もそう遠くないと思う。“振らないバットに球は当たらない”ということを知った主人公。バッテイングセンターのホームラン賞で貰ったタオルで涙を拭きながら、少女は大人になっていく。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-04 20:01:57) (良:4票) |
1.幾分カオスティックなインディー臭プンプンなラブコメ。主演のあべこうじが気持ち悪すぎて最後まで見れるか不安でしたが、もう一人の主演の鈴木美生はとても可愛いくてリアリティのある演技で頑張ってるので大丈夫でした。 登場人物たちは痛かったり、クソ野郎だったりと濃ゆくヒリヒリしてます。全編見てる方が引いてしまうような密度で、男の気持ち悪さ、エロさ、ダメさ、女の子の純真さ、痛々しさ、残酷さがガシガシと出ていて見ごたえあります。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-01 12:25:43) (良:1票) |