2.《ネタバレ》 戦前の作品の雰囲気だなぁ・・・と思ったら、ギリギリ戦後の作品だったようだ。
テーマ自体は戦前を思わせる古臭い内容で、やや苦手なものだったが、テンポがなかなかに良く、意外にも最後までサラリと観ることができた。
実は学校の先生が父親だったと明かされた時、正直ビックリしてしまった。
これにはやられた。
これがいいスパイスになって、後半もそれなりにだが楽しむことができた。
ただし、ラスト付近のお涙頂戴的な母娘の抱きしめ合いと、テンポが良すぎるまとめ方に多少の違和感を感じた。
1940年代の日本映画っぽさというか、1950年代以降の様な成熟しきった感じのない、荒削りな印象を受けた。