62.《ネタバレ》 話としてはそんなに悪いと思わないんだけど、1979年が舞台にしては主人公たちが現代的な若者すぎる気がするし、それでいながら石野真子がコンビニをスーパーと言っていたりしてなにかチグハグな印象で、「世界の中心で、愛をさけぶ」や「ALWAYS 三丁目の夕日」なんかに比べて時代考証が徹底してないように感じた(この2本に比べると低予算なのは分かるのだが。)のがちょっと残念で、ラストの泣かせにも若干の無理やり感を感じた。でも、個人的にいちばんダメなのはこの映画の脚本家が普段バラエティー番組の構成作家をやっている影響からか、劇中に何度かバラエティー番組のような演出が入ること。これをやられるとバラエティーでも見ている気になってしまい、映画を見ている気が全くしなくなり、退屈にしか感じられない。今の時代、日本映画が「テレビドラマっぽい」のはある意味仕方のないことだと思っているが、これはスタッフに「映画」を作っているという意識があるのかすらも疑問に思う。最初に書いたように物語としては悪くはないが、映画としては駄作と言わざるを得ない。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 3点(2021-10-09 13:08:48) |
61.コメディーとして観ても、青春モノとして観ても、酷かった。しょぼすぎ。狙いすぎ。 大人が観るにはしんどい。 あ!1箇所だけ少し笑えたところが! 原チャリ乗って、テニス部に見惚れて事故するところ・・・・。あれは男の性。悲しい。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 3点(2018-05-03 19:08:47) |
60.この映画、最初から始まるとことん漫画っぽい、極端に記号化されたある意味安っぽいシーンの連続に、受け付けない人はとことん受け付けない映画だと思います。 僕も普段であればわりとダメなタイプの映画なのですが、なぜかこの映画のはいけるんですよね(理由は不明です) さてさて、この映画の舞台は1979年、リアル中3だった自分からすれば、映画の彼らはほとんど同い年なのです。 79年と言えば3年B組金八先生が放送され(自分自身が実際にそのとき3年B組だったというちょっとした奇跡があります)、劇場で銀河鉄道999にテンションをあげ何よりテレビの機動戦士ガンダムに夢中になったという自分の人生の中でかなり重要だった年にあたります。 その年を舞台にしてるというだけで、もう評価は大甘になってしまうのはしょうがないところでしょう。 実際、このサイトのレビュワーには僕と同世代前後のなかなか高年齢な方が多いですから、そういう方であればこの映画を観ていろいろと思うところがあるのではないでしょうか。 ところでこの映画の中ではあこがれの美人女性役を演じている麻生久美子、いまやコミックレンタのCMの印象が強く「これ原作とラスト違うよね」「原作だとさぁ」「ふふふふ」という、実家でジャージ姿で酒飲んでゴロゴロしてる姉役が一番印象に残る昨今ですから、こういう「素で美人役」というのは(2017年の今見ると)なかなか趣深いものがあります。 が、本来はこっち系(どっちだよ)の女優さんなんであって、レンタのCMの方が異質なんですけどね。 【あばれて万歳】さん [地上波(邦画)] 7点(2017-08-15 21:07:16) |
59.正直、珍しい映画。 序盤はひどくて観るのをやめようと思ったが、途中からバカバカしさがハマってきて、終盤は多少の感動(?)まで辿り着く。 全体的にはふざけた作品だが、まあありか。 【simple】さん [地上波(邦画)] 5点(2017-08-15 17:42:11) |
58.一言で言えばベタな青春映画だなって感じだけど、期待せずに見たら面白かった。 テンポよく進むから飽きないのかな? 馬鹿馬鹿しいけどそれが売りなような映画だった。 【miso】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-08-10 17:59:05) |
57.幼稚過ぎる。35年前の地方都市の高校生との事だが、やってる事が小学生レベル。 |
56.バカバカしいけどギャグタッチの軽い笑いでくすぐられる。 警官との子供のケンカのような戦いも漫画的かつ牧歌的でほのぼの。 笑いのツボから外れると後は何も残らない映画だが、意外とおもしろかった。 市原隼人の演技は他の作品では鼻につくこともあったけど、この役は合っていて良かった。 映画館で観るより深夜テレビでゆるく観るのがふさわしい内容。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-27 20:36:39) |
55.冒頭のスピード違反の取締りに対する報復合戦がアホらしくも実はああすればこうする、こうすればああするといった展開自体は実に映画的だったりする。しかし見せ方がよろしくない。こうすればああするの「ああ」の初っ端のカットで全てが決まるというのに、えらくちんたら見せてしまう。これ、全編に言える。笑いのネタは映画に適したネタが多く、これの次にこれを見せる、という具合にちゃんと見せてるのに、そのワンカットの中に無駄なシーンが入ったりする。もうひとつ笑いをというサービス精神なのか監督の間の取り方なのかわからんけど、どうにものれなかった。マンガチックに装飾されたキャラクターと演者のマッチングは絶妙だと思う。そのかわりそのせいで感動話が一層くさくもなってると思うが。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-10-27 16:40:22) |
54.面白いんじゃないでしょうか。良いと思う。続きがあっても良いかもしれません。 などと、簡単に他人の感想の尻馬に乗ってしまえるベタベタな良さと、知りもしない時代のノスタルジックな雰囲気が結構好きかもしれない。このさじ加減は結構巧妙で、リアルさをひけらかすようなところもなく潔さがあって良いと思う。 ハリウッド映画が、外国を舞台にした時代物のリアルさにそれほどこだわらないのだって同じようなものだ。欧米人が考えた日本の幕末を、タイ人やギリシャ人が見たらリアルかどうかなんてどうでもいいことだ。 この映画をこの時代ではない人が見たってどうせたいした区別がつく訳じゃない。文芸作品じゃないし、誰も注目しない部分に人的資源をつぎ込んでもおもしろさには影響しないところだ。それをやっても面白くもつまらなくもならないところ。文芸作品ならこだわるとこだけど。 何となくかつて存在した(様にみえるから不思議な)風景に、誰もが持ってるノスタルジー。なんかじわじわとどうでもいい妄想をできる。こういうベタベタで毒にも薬にもならないの大好き。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-10-03 00:09:13) |
53.ベタな青春映画、ラストもベタベタでむしろ始まって5分である程度の展開が分かってしまう。だがそれが良い、こういう映画にはドンデン返しとか意外な展開とか必要なし。ベタな展開で楽しませてくれればそれでよいし、ああやって意味も無く馬鹿なことやるのが1番楽しいと思う、30になった今もああいう馬鹿なことをやりたいと本気で思ってしまった。 素晴らしい映画。 【のははすひ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-02 17:17:30) |
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52.《ネタバレ》 昔、学校は悪戯の宝庫だった。それは決して学校の先生が憎かったからではない。生徒たちは悪戯の中で、自然として良いこととしてはいけないことを学んでいったのだ。 現在の子供たちは利口になった。表面はとても良い子、しかし裏では陰湿ないじめが・・・ということがめずらしくなくなった。 この物語は昭和54年、まさに私が駐在さんと同じ年頃、ばりばりの先生だった頃を時代設定していて、私と駐在さんが重なってくる。友情と悪戯、そして若者たちの成長を描く、非常に楽しく良い映画だったと思う。 最初は「ありえねえ、ゆるせねえ」それが「やられたら、やり返す」に変わり、「今度はどんな手を使おう」に変わっていく。また駐在さんの奥さんやみかちゃんの登場により、人と人とのつながりが生まれ、悪戯集団の絆もどんどん深まっていく。 ある意味この映画はくだらないかもしれない、つまらないかもしれない、そう思う人はそれでよい。悪戯集団の若者たちも、30年後の今では心に残る懐かしい想い出になっているだろう。 この映画の駐在さん、佐々木蔵之介は私の好きな俳優さんである。「椿三十郎」「サマータイムマシンブルース」など、とぼけた演技が光っていた。 【ESPERANZA】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-09-02 02:53:44) |
51.いったい誰に見せたいんだろう? 悪いけど、ずーっとそう思いながら見ていた。 自分は、この映画の設定、1979年の高校生とほぼ同年代だけど、全然共感できない。 むしろ、違和感ばかり感じてしまう。 やっていることが小学生レベルのイタズラで、しかもストーリーに積み重ねがないから、アラばかり気になってしまう。 特に気になったのは、コンビニの扱い。 コンビニがコンビニと呼ばれるようになったのは、80年代の後半だから。 80年代の前半にセブンイレブンがPOSシステムを導入し、24時間営業化も加速した。 それで、いつ行っても店が開いていて、欲しい物を売っているという状態になった。 それが浸透して、ようやくコンビニはコンビニ(便利)と言われるようになったはず。 そんなの映画と全然関係ないって? そんなこと考えちゃうくらい、つまらなかったってこと! 本来、日本の青春コメディには甘い自分だけど、中途半端にノスタルジー入れたこの映画には、かえって反感ばかり覚えた。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-08-25 16:14:38) |
50.つっこみどころはいくらでもあるんですが、まそれは野暮じゃないかと思います。 軽く笑わせてくれるところはあったし、麻生久美子さんと豊田エミーさんの姉妹がすごく素敵だったので。 平成23年7月13日再見ま、正直醒めた目で見れば、低得点をつけてる方々がおっしゃるように実に下らない映画、高校生達は、あまりにも屈折がなく幼稚だし、駐在は大人げ無さ杉。しかし、そういったこだわりをなくして見れば、計算された誰にでも「ある、ある、わかる、わかる」と共感できる小ネタの連発で楽しめた。(特に自分的には「ドカベンの2巻と5巻と9巻」がツボだったな。誰でもあると思う、ものすごく退屈した時に手元にある巻数バラバラでまるで話がつかめない漫画って経験) あと、くどくなるけど、麻生・豊田の姉妹が最強!!! 「青い車」の麻生・宮崎姉妹 「間宮兄弟」の沢尻・北川姉妹に匹敵するといっても過言ではないと思う。(少し過言かw) 【rhforever】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-13 17:22:46) |
49.観ているときに何度もくだらね~と思うシーンがあったが、なんだかんだ楽しく観れた作品でした。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-04-14 22:24:22) |
【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-30 20:07:30) |
47.テレビで見てるわけなんで、「映画だから」という特別な期待は特になく、ゆるく楽しく見られました。エンディングに入るまでは、同じようなエピソードの積み重ねで話はのっぺりとすすみ、ラストの30分前くらいになって、そろそろ終わらせなきゃといわんばかりに、強引にいかにものエンディングに進んでいくんだが、それはそれで悪くない。元ネタは、こちらのサイトを見てから見てみたけれど、素人のブログをいろいろネットサーフィンしていて、たまたま見つけたというレベルなら少しは読めなくもないというレベルで、それを何とか低予算で映画として成立させている手腕は認めたい。 【小原一馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-01-29 22:55:28) |
46.《ネタバレ》 “反目しつつも認め合うライバル関係”は、ルパンと銭形、トムとジェリーを例に出すまでもなく、ドラマ等でお馴染みの設定。根底にあるのは両者の信頼関係です。果たしてママチャリたちと駐在さんの間に絆は生まれたのでしょうか。ひたすら馬鹿なイタズラを繰り返す悪ガキ一味に対し、本気の反撃を見せる駐在さん。子供じみた仕返しは、ママチャリたちと同じ土俵に立っている証。本来なら褒められた対応ではありませんが、こんな大人が一人くらいいてもいい。まるで兄と弟のようです。社会人になる一歩手前のモラトリアム。今だけ、ちょっとだけ、彼らに甘えさせてもいいかなと。ただ、クライマックスのエピソードには異を唱えたい。あの花火は子供たちに打ち上げさせてはいけなかった。絶対に。取扱免許所持の有無や窃盗か否かの問題ではありません。生死に係わるから。ママチャリたちの心意気は買う。優しい男はカッコイイ。ただ、それと危険な行為を許してしまう事は違う。大人の厳しさを教えることが本当の友情だと思いました。ぜひとも駐在さんには彼らにバケツで水を浴びせて欲しかった。「目を覚ませ!ばかもん!」と。甘さの中に辛味が効いてこそ「イイ話」は際立つと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-04 21:38:48) |
45.《ネタバレ》 まずまず。 すごく面白いわけではないが、つまらないわけでもない。 端的に言うとフツー。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-04 01:43:23) |
44.《ネタバレ》 20世紀のある年号から始まるこの映画。自分はそこに現代との大きな違いというテーマを読み取りましたが、当時を知らない世代にはレベルの低いコメディに見えても仕方がない作り方ですね。歳がバレますが、ママチャリ君はたぶん私と同学年。もうそれだけで自分にとっては観賞意義のある作品ですが、その中身には嬉しくて泣きそうになった。というのは、自分も当時の仲間たちと交番のおまわりさんを相手にいたずらを仕掛けたことがあるから。何度も。その目的も内容も、今となっては記憶の彼方に霞んでいるけれど、とても他愛のない馬鹿くさいものでした。この映画が見せてくれた「戦争」には、陰湿なイジメや過激な暴力とは違った色彩があります。現代の若者たちが、今作のようなバカなイタズラをやっているかどうかは知りませんが、ニュースで見聞きする少年犯罪や非行の中味は、当時とは明らかに様変わりしています。極めて個人的な意見ですが、部活などに精力を注がないのであれば、ママチャリ君たちのようなイタズラで発散すればいい。あのイタズラも一種のコミュニケーションです。そういう意味で、自分は彼らの行動原理に同世代の人として誇りを覚えました。駐在さんの応戦に対しても同様です。劇中に散りばめられたあの頃の風景は、とても懐かしかった。母親役の石野真子の目の前で、彼女のデビュー曲をBGMにして、その歌詞をなぞったシーンが展開します。これもイタズラ同様に馬鹿くさい。でも面白かった。考証的に多少はえっと思うシーンもありますが、R40台後半なら楽しく笑えるんじゃないかな…。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-08-13 06:03:28) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 監督は「時効警察」など数多くの脚本を手がけている塚本連平さんという事で、独特のテンポでしかも立て続けに笑いどころがやってきます。 例えば一つのネタふりで笑えなくとも、次々に笑いどころがあるので、結果何度も観てみたい好きなシーンはいくつかありました。例えば・・・ ・心臓が悪いはずなのにダッシュで走り抜ける神主さんw ・SM本を駐在所に隠している時に見つかるシーンw ・主人公達が山奥に置き去りにされるシーン(感動シーンと思って観ていました)w 等、恐らく笑いどころの数という意味では末恐ろしい映画だと思います。 私はこの映画なんとなく、漫才師「笑い飯」の漫才のような映画だと思ってしまいました。一つ一つのネタはしょーもないけどそれが立て続けにくると何故だか面白い。 ただ、私は残念ながらツボにはまるまでに至りませんでした。 これからは、私が個人的に残念に感じたところです。 ①ノルタルジックな描写が微妙 時代は70年代ということだったのですが、時代の表現の仕方がポスターや音楽などのアイコン的な物でしか表現しておらず、私にとっては当時の時代の空気感がまったく伝わって来ませんでした。 最近では戦後の懐かしさを題材にした邦画がヒット、あるいは評価される傾向にありますが、例えば、高度経済成長時の炭鉱町を題材にしたフラガールでは、当時の細かな町並みの描写だけでなく当時の人物の考え方まで映画の中で考慮されており当時の時代感がブラウン管からひしひしと伝わって来ました。 私は、少なくともこの映画にはそのような時代感をあまり感じませんでした。 ②金太郎飴のような映画 ここは好き嫌いが分かれるところかも知れませんが、この映画は恐らくどこから観てもそれなりに楽しめる映画になっています。 金太郎飴のような映画です。 もしかしたら、テレビのチャンネルを変える視聴者に直に注目されなければならない手法のまま映画が製作されているように思います。 テレビ畑監督特有の病。 本作に限った事ではありませんが・・・。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-07-12 21:30:03) (良:1票) |