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女はそれを待っている

[オンナハソレヲマッテイル]
Brink of Life
(Nära livet)
1958年スウェーデン上映時間:88分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2008-06-25)【にじばぶ】さん
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監督イングマール・ベルイマン
キャストエヴァ・ダールベック(女優)
イングリッド・チューリン(女優)
ビビ・アンデショーン(女優)
バルブロ・ヒオルト・アフォルナズ(女優)
エルランド・ヨセフソン(男優)
マックス・フォン・シドー(男優)
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 前半はベルイマン作品らしい苦悩に満ち溢れた内容で、気分はかなり落ちる。
それでもベルイマン作品ならではの映像にひきつけられた。
そしてラストは、ベルイマン作品らしいまとめ方で、何かを世に問うような問題提起をしつつ、だが単なる暗い話に終わらせずに、希望の持てる部分を残して、作品に幕を閉じる。
この辺の配分が実に絶妙で、とても巧い。

話としては、とても皮肉にみちた内容である。
子供を望まない女性には子供を授け、妊娠を望む女性は流産を繰り返し、順調に妊娠していた女性には最後の最後で死産、という無慈悲な内容。

だが、子供というものは天からの授かりものであり、産まれるか産まれないかは、人知の至るところではない。
そういった現実の厳しさ、自然の法則の残酷さをベルイマンは観る者に訴えかけてくる。

人間の誕生の神秘、どうにもならない運命、自然の摂理というものの力、そういった要素がふんだんに組み込まれた作品である。
これは現代にも通ずるテーマであって、人工授精や代理母などの、現在進行形な社会的問題にも十分参考になる内容であった。

真面目な作品であり、重苦しい側面もある作品だが、ベルイマンの生命の誕生という問題に対する真摯な考えが、とてもよく伝わってくる作品だ。
中絶などを安易に考えている人間にとって、何よりもタメになる作品かもしれない。

学校の性教育、特に避妊や中絶などをテーマにした授業で、この作品を生徒たちにみせると良いような気がする。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-07-27 01:06:47)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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