ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-

[ホロコーストアドルフヒトラーノセンレイ]
Amen.
2002年ルーマニア上映時間:126分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2008-07-24)【TM】さん
タイトル情報更新(2023-05-10)【Olias】さん
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監督コスタ=ガヴラス
キャストウルリッヒ・トゥクール(男優)クルト・ゲルシュタイン
マチュー・カソヴィッツ(男優)リカルド・フォンタナ
ウルリッヒ・ミューエ(男優)ドクター
マーセル・ユーレス(男優)ローマ教皇
ハンス・ジシュラー(男優)グラヴィッツ
セバスチャン・コッホ(男優)ヘス
ミハエル・メンドル(男優)
ユストゥス・フォン・ドナーニー(男優)
脚本コスタ=ガヴラス
撮影パトリック・ブロシェ
製作クロード・ベリ(ライン・プロデューサー)
イヴォン・クレン(ライン・プロデューサー)
編集ヤニック・ケルゴー
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 すでにいくつも先行作品があるこの対象に、社会派監督の元祖(?)ともいうべきコスタ=ガヴラスが!と興味津々だったのですが、そのアプローチは、SSの一員でありながら虐殺を止めるべく各方面に働きかけたクルト・ゲルシュタインの行動というものでした。そして、サポート役ともいうべきリカルド神父が加わってから、徐々にドラマが変容していきます。しかし、見終わって分かるのは、実は監督の意図は、ナチス批判というよりも、ナチスを止めるべく何もしなかった宗教関係者批判であるということです。ローマ教皇も枢機卿も関係者も、徹頭徹尾「何もしない人」として描かれます。ラストシーンではむしろ殺戮者を隠匿してしまいます。一方で、黄色バッジをつけた(すなわち棄教した)リカルド神父が、その身を投げ出して収容所に赴く光景こそが、聖なる自己犠牲であるかのように描かれています。そんなわけで意識の純度は非常に高い作品なのですが、構成としては、「誰かに広報を頼みに行く」→「それがうまくいかない」の繰り返しにも見えてしまうので、単調さを感じさせないではないです。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2023-05-06 00:24:51)
2.《ネタバレ》 テーマがテーマなのに残虐なシーンが殆どありません。暴力や殺人のシーンはゼロではなかったけど非常に少なく、ユダヤ人の大虐殺が行われていく様を、あくまでも間接的に表現していました。例えば、幾度となく映しだされる、強制収容所行きの貨物列車。人々を運び、そして空になった列車が戻り…そんな映像の繰り返しが非常に切ない。
若い修道士役の俳優さんの抑え気味の演技がとっても印象的でした。声を荒げるでもオーバーなアクションをするでもないのに、彼のすさまじい憤りが、痛いくらいに伝わってくるんです。ラストは非常にやるせないもので、なんて不条理なんだろう…と悶々としたものの、見応えのある秀作だと思いました。
ぷっきぃさん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-15 03:28:26)
1.《ネタバレ》  自分や家族の身を守るために、ホロコーストのような非道なものであっても国家の命令に殆どのドイツ人が従わざるを得なかった状況(中には喜んで従った人もいたでしょうが)の中で、わが身を省みず「内部告発」を行なったクルト・ゲルシュタインという人物に心からの敬意を表したいですね(彼がいなければ、ホロコーストはユダヤ人のでっち上げたデマということにされていたかも知れません。)。

 それと、この作品で取り上げられているナチスと神の代理人たる宗教家(特にヴァチカン)の関係については非常に考えさせられましたね(この作品はホロコーストに関与していた「博士」をアルゼンチンに逃がすシーンで終わっています)。

 非常に見応えのある映画でした。しかし、このまがい物っぽい酷い(というか意味不明な)邦題は何とかならないんですかね?まあ、DVD化して販売していただいたことには感謝したいですけど。
TMさん [DVD(吹替)] 8点(2008-07-24 14:11:54)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6133.33%
700.00%
8266.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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