1.グイ・ルンメイの美しさが際立ったアジアの逸品。
『藍色夏恋』で初めて目にした時は、特別魅力的には感じなかったが、本作では透明感があり、どこか神秘的な美しさを持つ少女に見えた。
この時25歳。
25歳としての大人の魅力も見せながら、細い肢体を中心とした少女的な魅力も感じられる。
彼女が最高の美しさを持った頃に撮られた、まさに絶妙のタイミングの作品ではないだろうか。
話としては台湾映画らしいのんびりとしたもので、特別楽しくはないが、ゆっくりとした時の流れに、身を委ねる気持ち良さがある。
謎の多いストーリーで、何度か観ても鑑賞に耐え得る作品だ。