黒の奔流のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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黒の奔流

[クロノホンリュウ]
1972年上映時間:90分
平均点:5.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-09-09)
ドラマサスペンス法廷もの小説の映画化
新規登録(2009-05-01)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-05-16)【イニシャルK】さん
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監督渡邊祐介
キャスト山崎努(男優)矢野武
岡田茉莉子(女優)貝塚藤江
谷口香(女優)岡橋由基子
松村達雄(男優)若宮正道
福田妙子(女優)若宮早苗
松坂慶子(女優)若宮朋子
中村伸郎(男優)北川大造
穂積隆信(男優)阿部達彦
玉川伊佐男(男優)三木
佐藤慶(男優)倉石
岡本茉利(女優)太田美代子
菅井きん(女優)杉山とく
水木涼子(女優)小坂清子
谷村昌彦(男優)運転手
久保晶(男優)
加島潤(男優)
出演いかりや長介(劇中テレビ映像)
加藤茶(劇中テレビ映像)
原作松本清張「種族同盟」
脚本渡邊祐介
国弘威雄
音楽渡辺宙明
撮影小杉正雄
配給松竹
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
録音小尾幸魚(調音)
中村寛
照明佐久間丈彦
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6.旅館の前で「何にも差し上げる物がないから、先生さえよかったら私の身体を・・・」なんて、よー言えるなあ。苦笑
ケンジさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-13 16:14:03)
5.鑑賞後に原作が松本清張であることを知った。
「清張っぽくないな」などというと、いかにも文学通のようだが、恥ずかしながら実際に松本清張の小説を読んだことは一度もない。
映画やドラマの映像化作品の印象に過ぎないが、松本清張の原作にしては、物語としての独特の“重さ”のようなものは感じなかった。

ただし、それが即ち映画として面白くなかったというわけではなく、いたずらに重々しくない軽薄さみたいなものが映画全体を包み込んでいて、それが伝える“危うさ”こそがこの映画の味わいだと思えた。

愛憎渦巻く法廷劇として展開するのかと思いきや、もっとダイレクトで明確な「愛憎劇」へと展開していくストーリーテリングに面食らう。
しかしそこには、主演の山崎努と岡田茉莉子の艶めかしい男と女の「艶」がほとばしる。
ストーリーラインとしてはとても混濁していて、上手ではない。“決め画”を多用し、ある種強引に各シーンを締める。でも、それをまかり通す演者たちの力技が凄い。
やはり、この時代の日本映画の俳優たちは半端ない。


夏休み、家族と訪れた旅先の宿にて、妻子が寝静まった後、安いワインを飲みながら一人Netflixで鑑賞。
45年前の古い映画を、どこに居たって思いつきで観られる時代だ。
旅先の高揚感も手伝って、映画自体の善し悪しは別にして酒が進んだ。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-11-09 21:45:12)
4.山崎努・岡田茉莉子の名優の演技の良さを生かしきれていない印象も。田宮二郎が演じそうな出世意欲に飢えた弁護士が女中を弁護し救済したことで変調していく、そこには松本サスペンスの妙もあって面白い展開なんですが、何かが噛み合っていないっすね。岡田茉莉子(無論大好きな女優)の格の高さが、女中~ストーカーという役柄には不具合だったのか?時に砕けてしまう渡邊監督の演出にあるのか? 最後の湖でのシーンもコメディに近い演出にみえてしまいましたね。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 6点(2013-04-01 11:43:35)
3.《ネタバレ》 松本清張の小説はある意味映画化が難しいように思う。それは描き方がまずければ、昼メロや単なるサスペンスドラマになってしまうからだ。その意味でこの映画は十分とは言えないが、かろうじて松本清張作品らしい社会派ドラマになっている。。
若い弁護士がむずかしい事件を無罪に導き、功名を得ようとすることは何も不思議なことではない。また無罪を得た被疑者が、弁護士に感謝し好意を持つことだって十分あり得ると思う。しかし、美しき若き令嬢を得んとする不純な動機から、少しずつ破綻をきたし、最後は悲劇的な結果になってしまった。
サスペンスとしての展開は、先が予想できるストーリーであり、やや物足りなさを感じる。しかし主役の山崎努も岡田茉莉子も実に好演しているし、岡橋由基子(弁護士事務所の助手)を演じた谷口香の存在も大きかったと思う。また映画初出演?の松坂慶子が初々しい。
松本清張の映画は「霧の旗」に続いての2本目であったが、原作は読んでいなかった。それで映画鑑賞後、「黒の奔流」という小説を探したが、見つけることができなかった。それもそのはず、「黒の奔流」という小説は存在せず、「種族同盟」という小説だったのだ。このことを知ったのはずっと後のことであった。
つまり、「種族同盟」という小説よりも、「黒の奔流」という映画の方が有名だったことを意味するのではと思う。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2011-05-11 17:33:38)
2.展開は清張作品らしいもので常に次が解かり、リンゴをむいている姿にラストも予想通り。意表を突かれる事がなく物足りなさがありました。敏腕且つ酷薄な色事師の弁護士をして制御しきれなかった女被告人、一枚上手の女事務員。三人の心模様はまさにタイトル通りで役者の好演が光ります。松坂慶子の初々しさも印象的でした。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 5点(2010-08-18 01:03:28)
1.自分を無罪判決に導いてくれた弁護士を愛してしまうヒロイン役の岡田茉莉子の情念のこもった演技はさすがと思わせるし、その弁護士を演じる山崎努のワルぶりも物凄く、二人とも実にハマリ役で素晴らしくこの二人の演技を見ているだけでも見応えのじゅうぶんある映画で、ストーリー的にも面白い映画ではあるんだけど、なんか全体的にドラマとしては平凡な印象で物足りない感もあり、もう少し演出にもパンチが欲しかった気がするし、もっとうまく料理していればひょっとしたら傑作になったかもと思うとちょっと残念。ただ、さっきも書いたように山崎努と岡田茉莉子の演技合戦は非常に見応えがあるし、平凡な印象ながら、それでも見て損のない映画だと思うので6点。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-01 21:45:35)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5233.33%
6466.67%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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