34.《ネタバレ》 砂場の決闘で田西が勝っていたら5点を付けていたかな。 負けたからこその8点をつけさせていただきます。 超絶リアリティ映画。 いるよね、青山みたいな嫌な野郎。 だけど、現実世界では青山みたいな野郎がいいとこだけを持っていくんだよね。 でもこの世は弱肉強食だから仕方ないんだよね。 それよりね、田西みたいに必死に生きる事こそが大事なんだよ。 それが何より大事。 逃げない強い気持ち。 自分より強い奴に立ち向かう勇気。 これこそが、男の生き様だよ。 この映画は、そんな生き様を表現した数少ない良い映画。 ありがとう! 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-06-27 02:22:14) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 登場人物全て、いるいるこういうやつ、と思えるようなキャラばかりでとてもリアリティがある。これ以上ない無様な返り討ちも含めて、映画らしくなくてよい。 田西は不器用だが、自分をさらけ出していて非常に好感が持てる。それと、本人は全く気付いていないが、選んだ会社に間違いはなかった。いい同僚ばかりに囲まれて仕事をできるってことは幸せなことなんだよ。 最後、走りだす田西を見て思った。悔しい、この映画は20代の時に観たかった・・!! 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-30 20:29:48) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 原作未読。こーゆー『頑張っても報われない』系の需要って何なんでしょう。少なくとも私は映画を見ているときくらい不愉快な気持ちにはなりたくない。いや、その過程において不愉快な気持ちや憤りやもどかしさを感じることはあっても良い。最後にカタルシスが得られるのであれば問題はない。最後まで仕事も恋愛も何一つ上手くいかない人生を見せれられても気が滅入るだけです。 ちはるは良かったのは最初だけで、その本性はクソ女でバカ女。だから恋愛は成就しなくても良い。でもせめて青山には勝ってほしかった。もしくは青山になんらかのペナルティを劇中で科してほしかった。青山のような人間が良い思いだけして終わる物語なんて不愉快極まりないです。 マンモスの社員達の常に人を見下したようなスタンスも気に入らない。おもちゃ屋のクソ生意気な店長を何も見返してやれないのも気に入らない。それがリアルだと言われればそーかもしんないけど、映画にそーゆー胸糞悪いリアルは求めていないんですよね。 振り返ってみれば、前半が一番面白かったかも。不器用ながらもちはるを慕い、少しずつ距離が縮まっていく二人の様子は若かりし頃の自分と重なり合って幸せな気分に浸れました。 ラストでちはるを電車の中に押しやったときの田西には共感できます。もはやちはるに未練があったわけじゃないんですよね。自分という人間の価値を見出しに行っただけなのです。 もう全編通して痛々しすぎる物語。そして性生活に関する生々しすぎるトークの数々。これを見るときは誰もいないことを確認して、 ヘッドホンをつけて鑑賞する必要があります。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-12-24 13:36:47) |
31.原作は好き。映画の主人公はちょっととぼけすぎかな。内容が結構過激だけど、これを映画にしたら小さくまとまってしまった感じ。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-12-10 21:29:25) |
30.《ネタバレ》 2010年公開の邦画。原作漫画は未読なんだが本作はどうやらその前半部分のみを実写映画化したものらしく、主人公がヒロインをライバルに寝取られた挙句にフルボッコにされたまま終わるという、なんとも救い様のない話になっている。全体的にはスコセッシ先生の名作『タクシー・ドライバー』の日本版パロディな訳だが、そりゃこんな中途半端な奴じゃトラヴィス(デ・ニーロ)にはなれんわ…だって峯田だもの。カラオケで岡村孝子をゴイステ/銀杏調に絶唱するシーンには思わず笑ってしまったが、非モテ男児ならタクドラのDVDくらいレンタルで済まさず常に身近に携行しておくべきだ。そう、まるで拳銃のように。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-12 01:10:07) |
29.内容を知らないでみていれば、結構衝撃の内容で、もっと高得点を付けれたのだろうが、内容を知っていただけに展開の驚き等がなかったのだが、それでも、テンポよくストーリーが進み、笑えるシーンも結構あり、満足のいく映画であった。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2014-09-17 10:57:15) |
28.《ネタバレ》 誕生日に一人寂しくテレクラに電話して、やってきたのがとんでもないデブ女。 せっかくものにできそうだった理想的なかわいい処女とも、凍りつくような大失態で水の泡。 あまりに悲惨すぎて笑えてくる。 それでも殴らなければ気がすまない嫌な奴を殴りに行くのは、たまらなくワクワク。 まるで中高生のノリで、30前のサラリーマンのやることじゃない。 それなのに会社ぐるみで応援してるのが、温かくて楽しい。 最高の社長に、同僚にも恵まれていて、職場の雰囲気がアットホーム。 キャスティングが抜群で、峯田和伸の無様で冴えない男といい、黒川芽以の都合のいいバカ女っぷりといい、その他の役者もピッタリはまっている。 田西はホントに浅はかで空気読めなくてカッコ悪くてイライラするけど、だんだん感情移入してしまう。 同僚の女とライバル会社の男がムカついてしょうがない。 観ていて痛いけど楽しいという、かつてない不思議な感覚。 青春だね。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-07-05 01:40:59) (良:3票) |
27.《ネタバレ》 冴えない自分を好きだと言ってくれる女性が、若くて、美人で、性格も良く、しかも処女だという。おまけにムチムチ。例えるなら、純白生クリームのホールケーキ。瑞々しくて甘そうな苺付き。どうぞ召し上がれ。そんな時、“自分が手を付ける前に”ケーキをぐちゃぐちゃにされたらどうでしょうか。苺は見る影もなく、ところどころかじった跡。穴まで(!)開いちゃってる。こんな事をされて、怒らない男はいません。これは、自分の所有物を汚された事に対する憤り。可哀相な彼女の為ではありません。自身のプライドのために男は戦ったのです。YOUに焚きつけられた側面もあったでしょう。でも、名作映画を観なければ高まらないモチベーションでは、格上の相手に歯が立たないのは道理。実力差を補う“必死さ”が足りないのですから。鈴木さんは慰めてくれましたが、あの負け方では大いに不満が残ります。噛み付け、引っ掻け、くらいつけ。小便垂れる度胸があるなら、大を塗り付けてやれ。“絶対に負けられない戦い”ってそういうものだろ!(失礼、熱くなり過ぎました)。失意の男を待っていたのは、女の追い打ち。まさかクズ男の体の心配とは。体のみならず、心まで調教済み。本当は僕の事が好きなんでしょ。君は僕の物でしょ。心の拠り所が完全消滅した瞬間でした。惨めさ、ここに極まれる。それは心地良い悪夢の終わりも意味しました。悲劇のヒーロー、滑稽な独り相撲の千秋楽。男が勝手に思い描いた、都合の良いお伽噺は存在しなかったワケです。思い返せばヒントは出ていました。それはタバコ。処女が吸うタバコ。おぼこのお姫様がタバコを吸うはずがないのです。現実に引き戻された男は走り出します。心臓を無理やり動かさなかったら、自分が消えて無くなってしまいそうだから……。主人公田西の人物造形が秀逸でした。中途半端な善人ぶりに感情移入しまくり。おかげで、歯痒くて、痛くて、苦しい思いを沢山させていただきました。でも本作のMVPは黒川芽以で決まりでしょう。絶妙のぽっちゃり感にノックアウト。『グミ・チョコレート・パイン』もそうでしたが、この当時の黒川は無敵の可愛さです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-06-25 18:57:49) (良:3票) |
26.原作未読。田西君もイイヒトだがダメダメ、ちはるも悪い子じゃないがダメダメ。そんなダメダメ同士が奇跡的にうまくいきそうな好機を見事に逃し、そこから始まる妙にリアルなダメループ。すいません、私はイライラの方が勝ってしまいました。でも嫌いな作品ではありません。リリーさん、やっぱり素敵!♪あーだたーのーゆーべをー!あーぎらーめーなーいでー!♪ 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-05-31 21:59:15) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 テレクラに行ってもデブの女に殴られ、仕事でも成績が上がらない。せっかく同僚のちはると仲良くなるも、ライバル会社の青山に横取りされてしまう。ダメさ加減がリアルすぎて気持ち悪いですが、気がつくと感情移入し応援してしまう…それが田西です。見終わった後ペヤングのくだりをもう一度見ると面白いです。 【nyaramero】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-07 10:46:44) |
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24.原作と同様の感想を持ちました。 物語や登場人物たちは決してつまらなくは無い。かといって面白いかというとそうでも無い。主人公田西に共感できないのがノリきれない要因でもある。 何というか、コイツすげぇアホな奴と遠い第三者的な立場でしか見れないんですよね。どうにもこうにも惨めすぎ、もがけばもがく程どツボにはまってく人間。いるかもしてないけど自分の身近では見当たらずリアリティを感じない。漫画の延長に実写があるってだけで原作ファン以外を取り込もうとする意気込みは感じられないのもマイナス要因かな。 【シネマブルク】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-05-03 22:54:23) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 エエエエエエエ~ 何でボクシングジムのハナのくだりが全削除されているんだ?あれがあるからこの原作は救われたわけで。これじゃあどこにでもあるダメ人間物語じゃないか。 ちはるもまるで欠点のないように描かれているのが納得いかないなあ。ケンカのシーンは切ないね。峯田和伸は演技どうこうより雰囲気が漫画の田西より田西だった。ストーリー見ると結局しほの悪ふざけが元凶に見えてしまう(笑) 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-21 02:50:16) |
22.《ネタバレ》 いるよ、いる ちはるのような女の子。 いるよ、いる、青山クンのような腹立たしい男。 そして田西クン‥‥ わんさかいますさ そこら中。 だが、しかし‥‥ 常識外れのアホを承知でマンモス商事に出向いて行く男が役一名。 『必ずぶん殴りに伺いますから』 と田西クン。 仕事そっちのけで 私情丸出しで怒りに震えた田西クン。 彼のような男ったらそうはいない。彼は男だ。 というかこの機に及んで男になったのだ。いいことだ。そして、その常識外れを『タニシは、クビにはしませんから。もう 存分にやってもらいますよ』 と援護射撃を放ったリリー社長。あんたも男だ。というか彼に関しては、イマイチ褒め言葉としては弱くなってしまうから、褒め言葉として言い換えておくならば、〝あんた器の大きな男だ 素敵だよ〟ってところかな。。。そして走り出してくボーイズ・オン・ザ・ラン。 主題歌だって強烈。冒頭出て来たおデブちゃんだって見苦しいほど強烈。YOUの要らん事やらかしちゃった加減だって強烈。そしてラストに至って田西の本音爆発マシンガントークが炸裂しちゃって、そしてとうとう、ちはるの『いいよ、お口でだったらしてあげるから。トイレに行きましょ』的な。 怒涛のラストを迎えてしまったボーイズ・オン・ザ・ラン。痛々しさったら相当なもんだったが最高だ。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-15 23:05:12) (良:3票) |
21.《ネタバレ》 あの原作をこの完成度で映画化するとは・・・!こういう駄目駄目な主人公の話ってめちゃくちゃ心に突き刺ささる。テンポ良し、演出良し、そしてキャスティングはYOUを除いて完璧だと思う。田西は峯田以外考えられないね。ジャニーズとか松山ケンイチ等のごり押しイケメン俳優が田西をやってたら、最後は青山を倒しちゃったりして失敗作のゴミ映画になっていたことだろう。 最後の別れ方は原作よりも救いがあって少し安心した。原作通りで終わってたらほんとに辛い。 この映画、世の女性方には拒否反応が出そう。 原作の後半も映画化されて欲しい・・・。観たい。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-22 01:23:01) |
20.《ネタバレ》 痛々しく、生々しく・・・なんと言うか日々自問自答していることを映像化され、晒されているようでとてもキツい作品でした。まあ、主人公役の峯田が惨めったらしくはあるものの非常にロックの魂を感じさせる演技だったのでまだ救われましたけどね。これで、本当に冴えない奴が演じてたら悶絶してたかもしれませんw 敵役の松田龍平も良い演技してましたね。確かにいるんですよ、こういう奴・・・(以下略) 何というか、この世界観はキツいけれども非常に共感できますね。原作は未読ですが、一度読んでみようかと思いました。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-22 23:37:00) (良:1票) |
19.おそらく原作を読んでから鑑賞すればもう少し楽しめたと思うのですが、主人公の田西にまったくといって共感できなかったのであまり楽しめませんでした。「フライ,ダディ,フライ」の若者版を観た感じです。しかし峯田はああいうダメでキレた役にぴったりはまりますね。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-06-20 00:26:15) |
18.「日常」の「アンダーグラウンド」とも言うべきか。善と悪の二極化が明確で貧乏人が救われる映画ばかり見てるとこのリアリティは心地よい。恋愛に福祉無し、弱肉強食。常に努力が報われるわけでもない。しかしそもそも勝とうと思わないと勝てないんだよねこの世の中は。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-30 07:04:54) |
17.おれ29才なりたて しびれる映画だった 腹膜もそうだけど 心がしびれてる こんなの初めて これ すげぇ これ まじすげぇ いや 細かいこといいからとにかくすげぇ 心にきた 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-05-01 01:14:35) (良:1票) |
16.田西に嫉妬した。この映画を評価できるほどの人生経験が無いのだ、俺には。 【ny】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-13 12:05:43) |
15.《ネタバレ》 何なんだろうなあ。何でみんなタニシに共感できるんだろうなあ。結婚式であんな馬鹿なことを言うやつなんて、そうそういないと思うんだけど、「気持ちが痛いくらい伝わってきた」みたいな感想が多いってことは、みんなあんな馬鹿をやらかしそうになる自分を必死に抑えて生きてんのかなあ。若者が「空気を読む」時代って言われてるけど、みんな「空気を読んで」あんな蛮行に走らないように自分をセーブしてるのかなあ。だとしたら、自分は少数派なわけで、それはそれでけっこう怖い。 僕はどんな失恋をしてもあんなことは絶対にやれないし、やりたくもない。自分の勝手なわがままで何の責任も無い他人の結婚式をぶち壊すなんて考えただけでもゾッとする。だって誰も得しないじゃない。こういう言い方をすると、「感情が無い」とか「冷たい」とか言われるのだが、それなら逆に「無感動上等!」って言いたくなる。 こういうタイプのお話を観るといつも「水戸黄門」とかのお約束の時代劇を思い出す。だいたい悪代官や大商人に貧乏かつ善良な人間がいじめられているのだが、この貧乏人どもが犯罪的に純粋でそして必ず頭が悪い。悪代官の明らかな罠にはまり込んだり、絶対に勝ち目の無い戦いを挑んでは黄門様に助けられるのだ。うんざりするほど陳腐な筋立てだ。この映画には助けに来る黄門様がいないのが救いだが、その構図は「水戸黄門」と瓜二つなのである。青山が嫌なやつで子供っぽい(ちはるを寝取る辺りとか)のは分かった。確かに腹も立つ。でも、そこに金持ちかつ大企業社員という要らぬ属性を付加するのが何と言うかキャラ設定があざとい。 僕がタニシと青山のどちらかと友達として付き合うのを選べと言われたら、迷わず青山を選ぶ。腹立たしい野郎だが、少なくとも話していてイライラはしなさそうだ。ラストの「やらせろ」展開は恋愛(性欲)の馬鹿馬鹿しくかつ生々しい側面を見事に表現していて良かった。でもそれだけだな。 【枕流】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-12-21 23:46:44) |