1.《ネタバレ》 フィリピン・台湾合作映画。
生粋のアジアンテイスト全開!
ストーリーは何てことないし、支離滅裂な部分も感じられる。
しかし、アジアの香りが画面いっぱいから感じられるのが良い、いや、それだけで観る価値がある。
中盤のメインとなる、赤いソファーを運ぶ珍道中のエピソードは少し長かったかなぁ。
前半と終盤の人間模様をもっとメインに据えて、ドラマ仕立てにしてくれれば、もっともっと面白いアジアン映画になったかも。
もし逆に、赤いソファーを運ぶくだりをメインに見せたいのなら、最初から最後まで赤いソファーを運ぶことを題材にしたロードムービー色豊かな作品にしてしまうとかもありだったようにも思う。
その辺の完成度とか、構成のゆるい感じが、逆に言えばこのアジア映画の魅力だったりするのかもしれないが。