8. スリルが無いというわけではないが、観賞後はどっと疲れる映画だった。 少し残念。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-05-31 19:24:07) |
7.久々のクローネンバーグ監督のバイオレンスものかと思いきや、ほとんどがリムジンの中の会話劇という、つまらない内容でした。 セリフも冒頭から何を言いたいのか全く伝わってこなくて、もう10分すぎてからは、ただ字幕を追うだけの鑑賞でした。 「危険なメソッド」と同じで、監督が、ただ自分の好きなように作っただけにしか感じられません。 私は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」みたいなものを要求します。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-31 03:56:38) |
6.《ネタバレ》 ネズミが通貨の単位となった――。若くして投資家として成功し、何処に行くにも常に豪華なリムジンで移動していたエリックだったが、通貨・元の値動きを見誤り、破産寸前へと追い込まれてしまう。「俺は今から髪を切りに床屋へ向かうんだ」と、意味もなく大統領が周遊しネズミの死骸を投げつけあう暴徒たちが暴れ回る街を、セックスさせてくれない結婚したばかりの妻を追い求めながら、エリックは次々とリムジンへと乗り込んで来ては去ってゆく怪しげな人たちと共にただただ床屋を目指して彷徨い続けるのだった。オースター、マッカーシーらと共に現代アメリカ文学の旗手と目されるドン・デリーロの難解な小説を、これまたいつの頃からか難解路線を突き進むクローネンバーグが映画化ということで、途中で眠ってしまわないように苦いコーヒーをいっぱい用意して、この度鑑賞してみました。いやー、小難しいっすね(笑)。同監督の「裸のランチ」からグロ要素を排除した、やっぱり睡眠誘発剤のようなシュールな作品でありました。リーマン・ショック以降の、混迷するアメリカ社会に漂う閉塞感を徹底的に暗喩として描き出そうという狙いは分かるのだけど、いまいち成功しているとは言い難いです。やっぱクローネンバーグはグロがなきゃ!それでも全体を覆う、常に何か嫌なことが起こりそうなエッジの利いた雰囲気とかはなかなか良かったかなー。取り敢えず、コーヒー飲み過ぎてただいま胸焼け中っす(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-05 07:27:30) |
5.《ネタバレ》 クローネンバーグを意識して、観たのはひさしぶり。あまりこの人のは観ないのだが、最近の観たいくつかは「あれ?これ、クローネンバーグだったの?」って感じだった。今回は作家性が出てた。最後、スキャナーズ?と思ったら、エンドクレジットだったけどね。何か生きてる実感、感じたい!って映画だね。クローネンバーグファンってそこら辺が好きなんじゃないかな?都会の人が好きそうな感じ・・。でもこの人の、昼観ようとは、まぁ思わない。それにしてもビノッシュさまをあんな汚れ役に使うとは・・はぁ(溜息) 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-25 06:23:34) |
4.近年はヴィゴ・モーテンセンとのコンビでドラマ性と娯楽性を両立したバイオレンスを製作し、意外と引き出しの多い監督であることをアピールしていたクローネンバーグですが、本作では小難しい上に面白くない、いつものクローネンバーグに逆戻りしています。生の実感を持てない者が、新しい何かに変化しようとする物語。『ビデオドローム』以来、しつこいくらいに繰り返されてきたテーマなのですが、表現の引き出しも80年代以来ほとんど変わっていないので、本作には何ら見るべきものがありません。。。 本作の9割は難解で哲学的な会話で形成されているのですが、これは何度でも読み返しの利く本というメディアでこそ楽しめるものであり、観客の理解度とは無関係に物語が突き進んでいく映画というメディアにおいてこれをやられると、非常に厳しいものがあります。何か良いことを言ってるっぽいんだけど、その内容を味わう前に次のセリフが流れてくる。こんな調子で2時間が過ぎてゆくので、見終わった後には頭に何も残っていません。せっかく映画というメディアを使っているのだから、視覚的にテーマを語るという工夫をして欲しかったし、クローネンバーグが惚れ込んだであろう原作のセリフの数々にしても、観客が飲み込める形で提示して欲しいと感じました。『ファイト・クラブ』や『マトリックス』は、10年以上も前にそれをやりきっていたというのに。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 3点(2013-11-28 19:00:55) |
3.《ネタバレ》 あぁ、もう駄目ですわ、、、、。クローネンバーグさんは、もはやボクのような凡人には理解出来ないほど高みの域に達してしまったのでしょうね、、。元々の作家性は昔から変わっていないように思うけど、自己崩壊は昔はヴィジュアル的に見せるのが多かった。でもここ10年ぐらい前からどんどんとジジ臭くなっていったなぁ、てのが本音です。これなんか、無味乾燥な文学的台詞がほとんどを占めてる。こんな会話聞かされても、何が面白いのよって思う。たぶん昔のファンは、彼のムツカシイ方向に行ってしまった作風についていけてない人も多いんじゃないだろうか。 少なくとも自分的には、手が届かないところまでいってしまった巨匠をただ呆然と見上げるしかなかったのである。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-10-14 01:03:33) |
2.《ネタバレ》 最後の瞬間に銃声の音を入れなかったところが、秀逸。(死んだ後は無になってしまうんだけど、死後の無が、生と死の境界を侵食している。だから銃声が聞こえない。生は領域を持たず、瞬間の積み重ねである。)でも、そこに至るまでが死ぬほど退屈。 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-09-01 02:29:48) |
1.投機に失敗し破産が迫る28歳の大富豪。贅を尽くしたリムジンを舞台に入れ替わり立ち替わり訪れる人々とのエピソードが綴られています。皆の異様に多い言葉数の内容と行動が頓珍漢なのが辛く、眠りに落ちそうになった時次の人と代わってハッと我に返るの繰り返しでした。青臭い子供が大金持ったらこうなる事を見せてくれました。監督と俳優陣にかけた期待はものの見事に外れました。 |