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旅する映写機

[タビスルエイシャキ]
2013年上映時間:105分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-11-30)
ドキュメンタリー
新規登録(2013-12-15)【ゆうろう】さん
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1.デジタル上映の普及で失われつつある「フィルム映写機」を追ったドキュメンタリー。以前ミニシアターで働く映写技師さんから話を聞いたことがあるけれど、「ちゃんとやって当たり前で、誰からも褒められることのない仕事」と、ハニカミながらも笑顔で教えてくれたのが印象に残っています。たまにはこういう裏側にスポットあててみるのもいいですね。映写機が色んな事情で人から人へ渡っていく中で、ソーシャルネットワークならぬ映写機ネットワークが広がっていきます。映画の中で、「お客さんは減ったけど、ホームシアターを家に作るのはみんな映画館が特別な場所だと感じているからだ」というタッフさんの言葉にも目からウロコ。コスパだの原価だのが云々かんぬんされがちな今、効率だけでは得られない映画館の魅力を再発見できる作品です。中盤と最後に登場する大心劇場はもはや驚愕の域。北野武の短編「素晴らしき休日」で登場した映画館を地でいくような場所。シネコンの設備であーだこーだ言ってる人がセレブに見えます。もはや映写機がメインの話じゃなくなっていきましたが(笑)、映写機だけあってもしょうがない、映画を作る人、見る人、見る場所、そして見せる人を繋ぐ存在だと思います。この先フィルム映写機がいつまで使われるか分からないけれど、そこで働く人々からは悲壮感など微塵も感じず、「映画を楽しみつくしてやろう」という気分になる作品でした。
ゆうろうさん [映画館(邦画)] 8点(2013-12-16 11:24:55)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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600.00%
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900.00%
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