1.《ネタバレ》 僕には高度すぎたのかなぁ・・・。
断片的に見せられる藤田嗣治のパリと戦時中の生活。
日本を代表する画家の一人で、演じるのも結構それっぽいオダギリジョーという事で期待していたが、なんだかコレジャナイ感の強い作品に。
まるで藤田嗣治を知ってるのが当たり前と言わんがばかりにとても断片的にコレといった説明もなく、描いたり遊んだりする藤田。そして日本に帰ってきても、たまに描いて、誰かもわらかない人物が何か言って言われてめ…と、雰囲気は出るけど意図が伝わりにくく、台詞も少なく、静かで長いシーンの連続で非常に眠くなります。画面も暗い画面が多く、役者の顔が見えにくいのも残念。その様なシーンの連続で藤田嗣治という人間が見えてくる前によくわからないまま終わってしまいました。
本来ならこれから先もまだまだ藤田嗣治のストーリーはあるはずなのだがとても中途半端に終わるので結局何を見せたかったのかもわからずじまいでした。
やっぱり僕にはこの監督の意図がよく掴めませんでした。