38.《ネタバレ》 ジョン・ル・カレのスパイものって、007みたいなスパイ同士の攻防とか 陰謀を阻止するとか、そんなストーリーじゃないんだね。 本作みたいに窓際スパイが、政治ネタで一財産稼ごうとか、スパイも人間なんだって話を創る作家なんだね。 ってことは、ル・カレも、元スパイ? 何でスパイの人間性、そんなに詳しいの?って思ってしまう。 ホント、超人じゃない。 「ロシアハウス」観てもそうだけど、結構地味な仕事をこなす人たちなんですね~ ホントのところは知りようがないけど(笑) 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2024-09-25 00:50:15) |
37.《ネタバレ》 カレの原作・脚本とは思えないお粗末なMI6に唖然。アメリカに対する落とし前はどうつけるのでしょうか? 金持ってホイホイ逃げ切るってアカンでしょ。 コメディのような話ですが主要3名の熱演ぶりに笑えもせず。 違うキャストでコメディに振り切れてたら楽しめたかなぁと思えた作品。 |
36.ピアースがパナマに行く理由や職務内容もよく分からないし、何でラッシュとくっつくのかもよく分からない。とても都合良すぎな展開なのですが、その後の展開はもっと都合良すぎなので驚きます。本来はばりばりのコメディになるべき作品と思うのですが、ラッシュの重たい真面目な雰囲気もそれを削いでいます。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-01-14 01:49:37) |
35.《ネタバレ》 左遷、それはサラリーマンがもっとも恐れるもののひとつです。本作の主人公は、上司の奥さんを寝取ったことで組織から睨まれ、地方支局へ左遷された凄腕(と思われる)スパイ。そのキャラ設定と言い、ピアース・ブロスナンの演技と言い、まんまジェームズ・ボンドなのですが、現実は『007』のようにはいかないというひねくれた展開が笑わせます。また、左遷先で思わぬ事実に遭遇して主人公が孤軍奮闘し、最後には組織や上司を見返すという展開がこの手の物語の定石ですが、現実はそれほど容易なものではありません。左遷先にはネタらしいネタなどそうそう転がっていなくて(だからこその左遷先)、本人に頑張ろうとする意欲があっても、結局はくすぶったまま謹慎期間をやり過ごすしかないのです。それが普通のサラリーマン。しかし本作の主人公はタダモノではなく、ネタがないなら自分で作ってしまえという切り返しに出ます。 もう一人の主人公は、虚言癖のある仕立て屋。ウソをつく時には一瞬、良心が咎めるものの、「つまらない現実を話すより、面白い作り話の方が相手は喜ぶ」と自分を納得させてウソにウソを重ねていきます。利己的な目的でのウソではない分、良心の呵責は少ないようです。実際、たいていの聞き手はこの男の話はウソであることを了解した上で会話を楽しんでおり、実害は少なかったと言えるのですが、ネタを求めるスパイに目を付けられ、ありもしない国際危機がでっち上げられたことから、ウソが現実を侵食しはじめます。仕立て屋も途中から「これはヤバイ」ということに気付くものの、借金を肩代わりしてもらったことの負い目もあって降りられない状況となっており、何の策も打てないまま事態はどんどん悪化。悪魔的なスパイに取り憑かれて右往左往する男の姿が滑稽であり、ジェフリー・ラッシュの小市民演技が光っています。 当事者全員が作り話だと認識し、現地を知っている者であれば誰も真に受けないようなウソが軍事侵攻にまでエスカレートしていく展開にはある種のカタルシスがありますが、一方で恐ろしさもあります。実際、初動段階で現地へ行って聞き取り調査をすればすぐにおかしいことが分かる程度のウソや事実誤認が国際問題にまで発展した事例はわが国周辺でも少なからず発生しており、フィクションだと言って笑ってもいられないところがあります。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-06 16:04:37) |
34.普通の映画のように予想できる展開にいかない展開は良かったけど、その分話はカオス。 あらすじ見なかったので、序盤の時点でもう007のごとく活躍するもんだと思ってた・・・。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-24 22:33:15) |
33.ジョン・ブアマンの監督作はどれも定型内に収まらないのが良いところ。予定調和的な作品の多いスパイ物で、先が読めないというだけでこれほどエキサイトできるのだから他の製作者もいいかげん考えてもらいたい。実際ピアーズ・ブロスナンは007よりこっちのちゃらんぽらんなスパイの方がよほど似合っている。今回ブアマンの本物志向はタイトルバックの仕立屋の仕事ぶりに現れていて、ワンショットで捉えたその所作は見事!のひとことに尽きる。ジェイミー“ワンダ”リー・カーティスの脱ぎっぷりにも驚いた。アクション・シーンも無く、ブアマンらしいいまいちカタルシスの感じられない作品だが、正しい奴がモロに正義漢ヅラした分かり易すぎる映画より、本質的な部分でスリリングな本作を断固支持する。 【皮マン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-11-22 11:05:12) |
32.《ネタバレ》 mi:6でピアース・プロスナンだからつい、この人はきっと人類を救ういい人という先入観で見てしまいましたが、それも製作側の思う壺だったのでしょうね。ジェフリー・ラッシュにはいいところをすべて持っていかれたようなものですが、幼いラドクリフくんがでていたり、楽しかったですよ。まあまあの6点にさせていただきました。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-07 14:01:05) |
31.《ネタバレ》 何だか終止色々な“偽り”が積み重なって、大事になって、結局有耶無耶な形で決して、「え?」となる映画だった。 要は、女たらしの英国諜報部員がスキャンダルによって左遷され、追いやられたパナマで半ば自暴自棄な“大嘘”をでっち上げて、各国の政治の思惑から大金をかすめ取ろうとする話だ。 話の種類としては、他の映画には無い社会性を孕んだサスペンスで面白いと思う。 ただし、どうも話の展開が分かり辛いというか、ストーリーテリングが下手糞過ぎたと思う。 主人公は本質を決して見せない陽炎のようなキャラクター設定なのだろうが、その性質をピアース・ブロスナンがきちんと表現出来ているとは言い難く、ヒーローとも悪党ともつかない酷く中途半端なキャラクターに映ってしまい、そのことは観客をストーリーに引き込みきれない大きな原因となってしまっている。 主人公と対峙するジェフリー・ラッシュやその妻役のジェイミー・リー・カーティスは、印象的な存在感を放っていたけれど、全体的にキャラクターの描写が薄いので、言動の「理由」がぼやけてしまっていた。 特にラストの顛末には、ストーリーを結する説得力がまるで無く、この映画自体の立ち位置を揺るがしてしまっている。 ブルーレイの特典映像には別バージョンのエンディングが観られたが、そちらの方がずっと説得力があり理解が深まった。なぜ、このエンディングを選択してしまったのか、理解に苦しむ。 すべてのスタッフ、俳優が最高のパフォーマンスを見せたならば、もっと質の高い映画になっていた可能性も見え隠れするだけに、残念な出来映えと言える。 なんだか矢鱈にエロいシーンの多いジェイミー・リー・カーティスは、熟女好きの映画ファンにとっては見所と言えるかもしれないが……。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-07-06 14:45:50) |
30.《ネタバレ》 なんか出だしから中途半端でよくわからない展開だなぁ、いつのまにか「ウソ」が大ごとになっちゃった・・・って軍隊まで出てきて間違いだったから終了(!?)全体的に適当感が強い気が(笑) まあピアース・ブロスナンのイメージらしいといえば「らしい」内容でアリマシタネ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-10-12 19:16:45) |
29.ピアース・ブロスナンってジェームズ・ボンドになって以来こういう系の映画ばっかでてるような気がする。最初は面白いかな~って感じたんだけど漫画みたいに上手く話が進んでちょっとガックシ。悪いことばっかしてる彼も結局は最後までワルを突き通したのは立派だったけどアメリカ軍に攻撃された責任は誰が取るんよー!!って普通に感じました。その後のパナマがどうなったかがすっごぃ気になる所です。 |
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【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 2点(2008-02-06 22:26:15) |
27.主演が主演だけに、てっきりカッコつけた、ありきたりのアクションサスペンスかと思いきや、どーも話の初めから様子がおかしく、ん?と違和感を覚えながら観ているうちに、だんだんとイイ感じになってきた。終盤は低予算が露呈して苦しくなったが、独得の面白さがあった。計算されたバカ映画。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-31 03:58:03) |
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25.《ネタバレ》 元々がル・カレがグレアム・グリーンの映画にもなった「ハバナの男」(Our man in Havana)をヒントに書いたMI6がでっちあげ情報を真に受けた騒動ですが、これに米国が絡んで戦争にまで発展しかけるところはやはり米国映画ですね。それでも被害者はアル中の元革命家だけでハッピーエンドと言うところはナイスです。 【たいほう】さん 7点(2004-12-07 17:34:47) |
24.面白くなくもないですけど、ちょっと微妙…。脚本も手掛けた巨匠ジョン・ル・カレの原作は未読ですけど、映画ではピアース・ブロスナンとジェフリー・ラッシュの動機付けや駆け引きの描写が少し弱いと思う。ブロスナンにはもっともっとちゃらんぽらんな雰囲気が欲しいし、ラッシュにも必死で話をでっち上げてる悲壮感が欲しい。ジェイミー・リー・カーティスの無意味なヌード・シーンばかりが登場するのも解せない。実際の諜報活動や「007」等のスパイ物へのアイロニーだとは思いますけど、そもそもジョン・ブアマンにこの手の映画は合わなかったのだと思う。そういうことで、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-11-18 00:05:43) |
23.少しばかり話が難解だったかなって思うんですが、なかなか緊迫感出てたし、おもしろみがありました。ジェフリー・ラッシュのアクの強い独特の雰囲気がいいですね。自分も最初007シリーズかと思っちゃいました。 |
22.ジョン・ル・カレの原作は未読ながら、カレ作品の映画化にP・ブロスナンという組み合わせにひかれ鑑賞。ただのでまかせがどんどん膨らんでいってしまう様に今ひとつカタルシスが感じられないのは、J・ラッシュの重い芝居ゆえか。J・プアマンはもう少し軽妙な演出を心がけていくべきだったかもしれない。とはいえ、ブロスナンのボンドとはひと味違うスパイぶりはユーモアと哀愁が入り交じっていて秀逸。 【恭人】さん 5点(2003-12-11 20:14:30) |
21.ジェフリーラッシュ見たさにレンタル屋でかりたのだが・・・単に私が馬鹿なのか話についていけず、あれよあれよというまにすごい展開になって気がついたら終わってた・・・。そんなに悪くはないんだろうけど、なんでジェフリーはこれに出たのかなぁ・・・ 【ヨッシィ】さん 4点(2003-11-29 02:19:55) |
【STYX21】さん 2点(2003-11-18 23:22:43) |
19.話が淡々と展開される中 現実ってこんなもんじゃないかって感じがした。 【だだくま】さん 7点(2003-11-03 00:10:43) |