1.《ネタバレ》 戦隊シリーズの第39作目とのことである。TVは当然見ていないが「忍ばない」というコンセプトは面白い。
映画といっても26分しかないのでTV放送の一回分と変わらないが、本物の城で撮影したという点が劇場版としての特別さかも知れない。公開時期にあわせた夏休みの宿題というのが今回の趣向で、ストーリーは極めて荒唐無稽だが嫌いでない。展開が早いので退屈せず、また毎度のことだろうがラストのダンスはノリがいいので嬉しくなる。とにかく観客を楽しませようという意図が前面に出ていたようだが、物語に込められた一応のメッセージとしては、“やりたいこと”と“やるべきこと”を一致させるのが大事ということだろう。多分。
ちなみにモモニンジャー/百地霞(ももちかすみ)役の山谷花純(やまやかすみ)という人は、他の出演作でも“かすみ”という役名で出ていることがあるが(「白魔女学園」白鳥かすみ、「劇場版 零~ゼロ~」野原カスミ)、これは事務所の意向か何かでこうなっているのか。