モーガン プロトタイプ L-9のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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モーガン プロトタイプ L-9

[モーガンプロトタイプエルナイン]
Morgan
2016年上映時間:92分
平均点:5.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ホラーサスペンスSF
新規登録(2017-04-25)【もとや】さん
タイトル情報更新(2017-07-27)【+】さん
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キャストケイト・マーラ(女優)リー・ウェザーズ
アニヤ・テイラー=ジョイ(女優)モーガン
トビー・ジョーンズ(男優)サイモン・ジーグラー博士
ローズ・レスリー(女優)エイミー・メンサー博士
ボイド・ホルブルック(男優)スキップ・ヴロンスキー
ジェニファー・ジェイソン・リー(女優)ケイシー・グリフ博士
ミシェル・ヨー(女優)ルイ・チェン博士
ポール・ジアマッティ(男優)アラン・シャピロ博士
潘めぐみモーガン(日本語吹き替え版)
行成とあエイミー・メンサー博士(日本語吹き替え版)
塩田朋子ルイ・チェン博士(日本語吹き替え版)
野島昭生アラン・シャピロ博士(日本語吹き替え版)
音楽マックス・リヒター
製作リドリー・スコット
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 リドリー・スコットの息子ルーク・スコット長編デビュー作ということで手厳しい評論家が多い本作ですが、ご祝儀キャスト、コンパクト脚本、落ち着いた演出、高い演技力、洗練された映像表現等、基本的にどれをとっても文句の出ない美しい作品だったと思います。個人的にはかなり良かった。
結局のところ皆さんが気に入らないのは、父親の代表作である「ブレードランナー」の影響を強く受けている(あえて同じ流れに挑んだ?)点でしょうか。個人的には大いに結構で、むしろ赤の他人ではリドリー・スコットの影響下に深く切り込んだ本作のような絶妙路線はなかなか取れない訳で、七光り息子の利点を最大限に生かした本作作風はルークスコットならでは、非常に素晴らしいとすら感じました。

とにかくキャストが豪華。リー・ウェザーズ(ケイト・マーラ)も最初からどっちがアレなの?という絶妙な演出&演技力だし、モーガン(アニャ・テイラー=ジョイ)に至ってはもう本当にリアルでウマイの一言。ジェニファー・ジェイソン・リーなんか最初はどこに出ているのか判らないくらい贅沢な使い方だし(笑)、ミシェル・ヨーも「サンシャイン2057」や本作など、興行成績より趣味優先で割とハードなSFが好きなんだなと驚きすらありました。ポール・ジアマッティ、トビー・ジョーンズら大御所もかなりリッチに使われていますし、ゲーム・オブ・スローンズで美味しい役を演じたローズ・レスリーも難しい表現を上手に演じていました。
美的センスも洗練されていて、天国のような湖がどうなるのか不安でしたが大人が見て納得できるリアル志向の美しさでした。ぶっちゃけ、、「ブレードランナー2049」「プロメテウス」「エイリアン・コヴェナント」なんかよりもずっと上手くまとまっていたと感じました。

エクス・マキナと比較されている方も多いですが、DNA的(クローン的)な流れの本作と、AIモノ(アンドロイド)とは全く別の流れだと思っています。そういった意味では本作は疑問符が多く、むしろエクス・マキナのほうが流れに無理が無かったように感じます。そもそも論、遺伝子操作で作った生命体は本来弱く短命なハズで、むしろ兵器として利用するなら感情に関わるDNAをどうやって排除すべきか苦労したはずです。彼女らはあくまで”モノ”として生まれ”モノ”として消費されていく運命です。そういった意味では本作は根本的に無理な設定が目立つし、更にはそれら”モノ”に派手なアクションをやらせて収束させた脚本も少々安易でした。本来ならもっとインナーSF特有の深みを与えることができるテーマだっただけに惜しい作品と言わざるを得ません。ただ、否定的に見ても映画としては案外楽しめましたので、やはり作品の出来映えとしては結構良かったものと思われます。

ちなみに日本の配給会社は本当にセンスがなくて、売れなくても本作は劇場公開しておくべきカルト映画だったと思いますがビデオスルーという憂き目をみています。ハイウェイの彼方に/プレミアム・ラッシュ/ナイン・デイズ(2020)等、割といい作品をビデオスルーしていて本当に日本の配給基準のセンスの無さが辛いところです。。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-09 17:53:21)
4.《ネタバレ》 研究所のメンバーが何故、あそこまでモーガンを助けようとするのかが判らない。
外観も性格もそれほど魅力的とは思えず。
途中からオチも判ってしまい、興冷め。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-09-01 17:55:31)
3.アンドロイドやクローンは映画に頻出しているけど、人造人間が映画になっている例は多くない。ブレードランナーのレプリカントを除くとすぐに思い付かない。最近流行りの人工知能とは出自が全く違うので精神がどのように機能するのに興味が湧く。私はその緊張感でダレずに観られました。
途中でオチが判明する感があるし、「人造人間」に対するウンチクも浅い。レプリカントのような哀を覚えないので深さも無い。でもそこそこ面白かったですよ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-13 03:27:12)
2.《ネタバレ》 途中で、ヒロインが何者なのか判ってしまいました。隠す意図は無い?
予想の通りに話が進むのを眺めていた感は有りましたが、それでもまあ面白かった。
人工生命の研究から、人造人間の製造に成功し、更に人間的感情の定着を期待した結果、
皮肉な結末へ向かうが、その封じ込めの処理に派遣されたのが・・
製品は感情を持たず、命令に従い目的を果たすだけで良しとする事にした開発会社の経営者を他所に
ヒロインに何かが芽生えたかのようなシーンが不気味で良い。

にしても、それらの製品は何故女性なんでしょうかね。まあシュワちゃんを呼んでしまったら
全く違う映画になってしまうのだろうけど・・ 相手を油断させる効果かなあ。
いろいろ雑な演出に、安っぽい舞台が、残念ですが・・良いんじゃないですか? Vシネマよりはねえ
ブライアンコックスが、いつもの役「陰謀の黒幕・ラスボス」として登場も、2分未満
苦しむ瀕死の鹿を楽にしてやろうとしてトドメを刺すシーンで、古い映画思い出した。
ロング・キス・グッドナイトでジーナ・デイビスが同じく鹿の頭捻ってました。懐かしい・・
グルコサミンSさん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-03 02:11:47)
1.《ネタバレ》 SFだけど妙に現実味のある世界観は面白い。
Lシリーズとか、ヘルシンキの二の舞とか、説明が無くてもなんだか理解できてしまう感覚も好き。
でも、そういった設定を活かし切れていないのが残念。
モーガンの幼少期の描写を増やして、もう少し好感の持てるキャラにした方が良かったのかも知れない。
冒頭のシーンからモーガン=怪物の印象が強くて、終盤の展開に意外性が無かった。
もう一方の主人公であるリー・ウェザースの設定もちょっと残念。
単なる無敵キャラになってしまっていて、ラストのオチも予想が付いた。
モーガンがエイミーを殺す展開、もしくはエイミーがモーガンを殺す展開なら衝撃的だったのかも知れないけど、無敵キャラが皆殺しにしただけの安っぽいアクション映画に成り下がってしまっている。
あと、モーガンのメイクはどう考えても逆効果。
もっと普通の女の子として描いた方がギャップを演出できただろうに。
巨匠の息子だからって才能があるとは限らないということでしょうか。
もとやさん [DVD(吹替)] 4点(2017-05-01 08:45:17)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.40点
000.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
4120.00%
5120.00%
600.00%
7120.00%
8120.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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