戦慄の絆のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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戦慄の絆

[センリツノキズナ]
Dead Ringers
1988年カナダ上映時間:116分
平均点:5.90 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-06-10)
ドラマホラーサスペンス
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タイトル情報更新(2023-11-14)【TOSHI】さん
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監督デヴィッド・クローネンバーグ
キャストジェレミー・アイアンズ(男優)ビヴァリー・マントル / エリオット・マントル
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド(女優)クレア・ニヴォー
デニス・アキヤマ(男優)薬剤師
ジル・ヘネシー(女優)
デヴィッド・クローネンバーグ(男優)産科医(ノンクレジット)
脚本デヴィッド・クローネンバーグ
音楽ハワード・ショア
撮影ピーター・サシツキー
製作デヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮キャロル・バウム
ジェームズ・G・ロビンソン(ノンクレジット)
ジョー・ロス(ノンクレジット)
美術キャロル・スパイヤー(プロダクション・デザイン)
衣装デニス・クローネンバーグ
その他ハワード・ショア(指揮)(ノンクレジット)
ジェームズ・G・ロビンソン(プレゼンター)
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20.うーん、この変態!こんな妙なテーマの映画、よく映画会社からOKを取りつけるもんだ。そこがクローネンバーグの凄いところ。陰のある物憂げなハンサムを主役に、シャープな映像に物悲しい音楽、それでもって内容は変態という、つまり、いつも通りのクローネンバーグ作品です。私は最初、このテーマに乗るまで少し時間がかかりましたが、いつの間にやら洗脳されており、ラストを迎える頃にはもうズブズブにハマっておりました。一旦ハマってしまえば、オープニングを見返しただけで、あの音楽と手術器具やら解剖イラストにゾクゾクするという、変態のお仲間入りを果たします。私もシンクロできたということでしょうか。ジェレミーアイアンズが完璧に二人を演じ分けており、クローネンバーグの演出も手伝って一人二役に全く違和感がありません。変なくせに実は相当テクニカルな映画です。
54dayoさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-05 11:04:47)
19.《ネタバレ》 一人二役で双子を演じるジェレミー・アイアンズ。普通の映画なら(新しい方の八つ墓村の岸田今日子は別として)、その二役をどう演じ分けるか、ということになるのかも知れないけれど、少なくとも作品前半は、むしろ、まるで同一人物であるかのような描かれ方。見た目も同じなら言動にも差がなく、「おいおい、こんな役でまさか二人分の出演ギャラをせしめたんじゃなかろうな」などと要らぬ事を考えてしまうのですが(ホントはどうか知りませんが)、それはともかく、まるで二人は、精神面で互いにシャム双生児のごとく結合しているかのような、
それが後半になって、徐々に二人のキャラクターが分裂し始める。二人の「区別の無さ」を、前半に見せられてきているが故に、我々もここで不思議な感覚に捉えられてきます。
しかし、それでも二人は、分裂することを拒絶しようとし、やがて悲劇が訪れることに。
あのヘンな医療器具の悪夢的なイメージ、さらには映像上の違和感を全く感じさせない見事な合成による一人二役。もはや、一人二役なんだか、二役一役なんだか。
これなら、二人分のギャラもらっても、いいんじゃないか。もらったのかどうか知りませんけど。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-22 19:17:36)(良:1票)
18.何が言いたいのか全くわかりませんでした。
こういう好き勝手に映画作って、それなりに生き延びているクローネンバーグを私は許すことが出来ません。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 1点(2020-01-03 07:21:48)
17.元ネタは実話だそうで、またクローネンバーグが飛びつきそうな猟奇事件が起きたものですなあ。
哀しみもやりきれなさも、うつうつと毒々しい色彩を伴って観る者に迫ってくるけれど、いやあ・・わし双子じゃないしとても身につまされる、といった感慨は無い。(双子であってもわかるわかる、という人は少ないのではと思うが)
J・アイアンズは熱演。グロい映画、と一蹴されかねないキワモノ映画にてこうも丁寧にキモチ悪さを演じるとはあっぱれな役者魂ですな。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-28 00:24:59)
16.懐かしい…。やはりこれも哀しく切ない物語でした。
HAMEOさん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-09 19:08:44)
15.双子を土台にして描く自己が崩壊する恐怖。でもまー、全体暗いです。重いです。サスペンスとゆーより、ちょうどジャンキー映画を観てる感じです。今までちゃんとしてた日常が一つのきっかけで徐々にボロボロになってゆく様を淡々と観る感じです。まるでなにかの儀式のよーな真っ赤な手術風景とか、変態的な手術器具とか、所々にクローネンバーグ監督ならではのアイデアがあったりしますが、基本お得意のグロとかは少ないです(妄想で一部あり)。画面全体からジワジワあおってくる不安感と、一人二役の双子の非常に難しい役をこなした主役の鬼気迫る演技などに 最後はかなりブルーな気分で集中して観てました。双子って、それだけでも不思議な存在に思えてしまうが、そちらからあえて描くことで人間の精神構造がかいまみえるんやね。でも正直、途中はしんどかった。なんやろね、内面からジワジワしんどかった。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 3点(2008-09-05 21:55:29)
14.《ネタバレ》 自分との決別。
二人は一人。
ラスト、自分の診療所へ電話をかけるがそこには死体がない。
患者を二人で診察や手術する場面がない。
彼女と二人で会う場面がない。
自分の思うところでは二人ではなく一人である。
妄想が作り出したもう一人の自分と決別する物語だと思う。
『世にも怪奇な物語』の【影を殺した男】
『悪魔のシスター』なんかを思い出す。
アホをどりさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-24 14:20:38)
13.終盤になるにつれて意味がわからなくなってきた・・・・。一人二役のジェレミー・アイアンズはウマいんだけど、映画はイマイチ。アボリアッツ映画祭グランプリに期待しすぎました。
こわだりのインテリアさん 3点(2004-12-19 18:40:01)
12.《ネタバレ》 苦しい映画でした 兄の完璧さは弟が兄の駒のような人間でなくては成り得なく
弟が秘密を持った時点で兄は完璧さを失い お互いが徐々に駄目になっていく

また兄が唯の駒として弟を見ていたなら良いけど 実際はどんな駄目な人間になろうとも
弟なしでは自分は生きてはいけない それ程に重要だった弟 
映画の中で出てくるチェンとチャンかな?の双生児の話をする兄と弟

兄が「それが運命なのかな」みたいなことを言っていて涙ぐみます 切ないですね
それと後半のジェレミーアイアンズの演技には吃驚しました素晴らしいです
「エリ エリ エリ・・・・・」思い出しただけで目頭に涙が 

どこかで読んだのですがこの話は実際の事件をモチーフにしているらしいです
何十年か前に双子の産婦人科医が二人共変死していた事件があったらしいです
こぱぁさん 10点(2004-10-21 00:23:44)
11.血を思わせる真紅の手術着がよりこの映画の不気味なインパクトを高めています。もう一つジェレミーアイアンズの2役ぶりも緊迫感十分。ただし、見終わってもすっきししないんですよね。それがクローネンバーグだと言われればそれまでですが。
tantanさん 5点(2004-06-21 14:10:18)
10.クローネンバーグは、この辺りからカッタルクなった気がする。ストーリーじゃなくて映像に走り過ぎの感。
マックロウさん 4点(2004-06-11 13:52:48)
9.真っ赤な手術服とあの手術器具は一度見れば忘れられない程怖い。エリオットとビヴァリーの絆。ラストは悲し過ぎるけれど、こんな兄弟愛の形があるのかと羨ましくて仕方がない。二人は一人、一人の中のもう一人の人格、アイアンズの渾身の演技に鳥肌がたった。兄弟の破滅の原因となったクレアの描き方に-1点。
The Grey Heronさん 9点(2004-01-27 00:24:45)
8.なんか気持ち悪いっすねえ。独特の美学はわからなくはないですが。あまり感心しません。
エンボさん 5点(2004-01-22 00:22:42)
7.この真面目な変態監督(よかったら自分の『シーバーズ』のレビューを見て下さい)は、また真面目に独自の見解で”愛”(異性愛のみでなく兄弟愛・・一卵生なので屈折した自己愛の演出かも?)を背徳的にエロティックかつグロテスクに掘り下げてる。自分は好奇心が強いからか、この監督のようにタブーに対しての憧憬があるのか、この人の作品には嫌悪感以上に好感を持っちゃう・・まちがってるかな?(笑)【さかQ】さんが言ってますが原題のDead Ringersは”生き写し”という熟語に”死”が入っているという考え深いタイトルですが、直訳するぐらいなら(”死”の意味が消えちゃうから)邦題”戦慄の絆”がしっくり。
ウメキチさん 7点(2003-11-27 00:43:58)
6.とかく外面的変貌ばかりクローズアップされるクローネンバーグ作品。しかし、彼の本質は未成熟な精神を持つ男性のもろさではないか。死と隣り合わせである麻薬・SEXに溺れ、全く対照的であったはずの双子が徐々に同一化していくさま。J・アイアンズの名演も手伝い、観る者の心を静かに揺さぶっていく・・・。
恭人さん 8点(2003-11-20 03:13:00)
5.うーむ、わからん。ついていけない。ラストの分離シーンは見てて痛々しい。
あろえりーなさん 5点(2003-02-05 13:12:08)
4.いや~、クローネンバーグ作品としては「デッド・ゾーン」と並ぶ傑作でしょう!「裸のランチ」とか「フライ」に比べるとそれ程グロくは無いですね。しかし心理的な恐怖がここにはピッタリ張り付いています。一卵性双生児しか持ち得ない心体的な繋がり。弟が一人の女性を本気で愛してしまったが故に兄弟の仲で流れ始める不協和音。そしてビジュアル的にも創作手術道具や医療器具、真っ赤な手術着、全編ブルーを貴重にした無機質なセットなど圧倒的なイメージで圧迫感倍増。ラスト30分は物語に入り込んでいれば結構衝撃的です。そして悲しく痛々しい兄弟の運命が涙を誘います。ジェレミー・アイアンズの一人二役もしっかりと演じ分けてるし(ま、キャラ的にはっきりしているかも知れませんが。)相手役のジュヌビエーブ・ビヨルドは好演でしたが、後半になって物語上普通の人に戻ってしまい存在自体がどうでも良くなってしまっていたのが残念でした。とにかくこの「戦慄の絆」という邦題もピッタンコですね。ちなみに弟の「ビバリー」という女性的な名前には何か理由があったんでしょうか?前半でそれを指摘するシーンあったんですが謎だけ振りまいて終わってました…
さかQさん 7点(2003-01-06 20:36:24)
3.この映画に対する色々な人の良い批評を参考に観ましが、私が想像していた以上の暗い内容と映像にビックリ!息を抜くシーンがひとつも無く苦しい!(まあ、これがこの映画の良さであり、クローネンバーグ監督らしさなんでしょう)救いようのない物語の中で唯一良かったシーンは、ビバリーとクレアのラブシーン!かなりアブナイけれどとっても官能的でした(ドキドキ・・・)
むにゃむにゃさん 3点(2002-12-12 14:34:27)
2.まず、手術器具の美しさに脱帽。ラストはわかってきますが、あれもクローネンバーグの味でいいと思います。いつもSFっぽくなりがちですが、これは「クラッシュ」のような現実に潜むフリークな人の話。クローネンバーグが好きな人にはお勧めです。
pinncri1031さん 10点(2002-03-12 18:26:52)
1.確かアボリアッツ映画祭(今はもうない)のグランプリ作品。自己破滅型の役をやらせたらNo.1のジェレミー・アイアンズの好演は流石だが、なんかついて行けないストーリー展開。一卵性双生児に着目したのは面白いとは思うのだが...。
眼力王さん 5点(2002-02-28 00:51:08)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 5.90点
000.00%
115.00%
200.00%
3315.00%
415.00%
5525.00%
615.00%
7420.00%
8210.00%
915.00%
10210.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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