火口のふたりのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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火口のふたり

[カコウノフタリ]
2019年上映時間:115分
平均点:6.71 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-08-23)
公開終了日(2020-02-04)
ドラマラブストーリー小説の映画化
新規登録(2020-01-04)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2020-02-07)【イニシャルK】さん
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監督荒井晴彦
キャスト柄本佑(男優)永原賢治
瀧内公美(女優)佐藤直子
柄本明父の声
脚本荒井晴彦
撮影川上皓市
配給ファントム・フィルム
衣装小川久美子
編集洲崎千恵子
録音深田晃
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未見の方は注意願います!
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1
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14.《ネタバレ》 前から気になっていた映画なんだけど、「光る君へ」でも夫婦役を演じている二人が主演ってことで、やっと鑑賞。
単なる元恋人、ではなく、いとこ同士なのがネック。
単なる恋人だったならそのまま結婚しても良かったんだろうが、いとこ同士なのでそのハードルが高く、結局別れてしまった二人。一昔前なら全然ありえた恋愛の形だけど、現代では血縁者との結婚はなかなか難しいのかな。近代小説なら全く問題なく、むしろ縁談を進められたりするケースなんだろうけど、これも時代。
結婚を前に直子が賢ちゃんに会うシーンは、二人の会話が今後の展開を含んで張りつめていて良かった。そして、ソファーで自分の隣に座るように強引に促す直子が、観ている方も引き込まれる名演でここも良かった。
人間の欲望は食欲と睡眠欲と性欲、だったっけ。
結婚式までそれを延々と繰り返すだけの映画と言ってもいいんだけど、間に挟まれる二人の会話が心地よい。まあ話の中身はほとんど思い出話だんだけど、それが二人は結ばれてはいけない二人だったと思わせることにつながってるのかな。
ただ、最後にほんとに富士山が噴火する展開にはちょっとついていけなかった。
「火口のふたり」ってほんとに火口じゃん。
そんな環境に強制されるのではなく、自分から堕ちるところまで堕ちる二人が観たかった気がして、そこが残念。
でも、瀧内さんの覚悟には脱帽。女優だね。
roadster316さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-20 10:33:54)《新規》
13.《ネタバレ》 AVだとエッチシーン以外をスキップしたりするけど、この映画はその反対、やたらと多い絡みのシーンは面白く無いので全てスキップ。

富士山の火口に心中してそれからは死んだように生きてきた二人。愛し合うのは許されないと思っていたことが実は思い込みだったと分かって生を取り戻そうとするタイミングで富士山が爆発。これってなんかのメタファーなのかなぁ?良く分からなかった。

淡々としていながら、しかも実質登場人物は二人、それでも飽きずに最後まで見てしまう、不思議な魅力があるのは確か。
amickyさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-04-16 23:43:18)
12.《ネタバレ》 とにかくエロい。ポルノ映画と思える程アノシーンが濃密に描かれる。
女優さんが体張ってる感が半端ないし、江本祐も無気力な役が似合っており、AV男優並(笑)の熱演。
ただし前時代並みのボカシはいただけない。
内容は体の相性が良すぎて縁が切れない男女の関係を延々と描かれる。そこに東日本大震災や富士山の噴火などのエピソードが絡まっていく。
荒井晴彦監督は「遠雷」や「Wの悲劇」の脚本家でもあるが、扱うジャンルが広く、キャリアも長いですね。
とれびやんさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-12-31 10:59:27)
11.エロいかエロくないかで言うとエロいんだけど、あんまり興奮しない。
結婚の話とか、病気の話は嘘なのかなとか、いろいろと深読みし過ぎたけど、そんな深い話ではなかった。
ただやってるだけで中身はない。
それでも、いいおっぱいだったので、見て損はなかった。
もとやさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-09 17:59:51)
10.《ネタバレ》 原作未読なので富士山云々での落としどころが若干残念も、演出も役者が素晴らしく、個人的にはキネ旬1位に意義は無い。
monteprinceさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-21 14:03:56)
9.《ネタバレ》 『ここは退屈迎えに来て』でほんのちょい役だったにもかかわらず瀧内公美さんが強く印象に残りました。それをprime videoで鑑賞しておそらく瀧内さんつながりで「あなたへのおすすめ」で出てきたのがこの『火口のふたり』。概要を見ると瀧内さんが主演と言うことでさっそく観てみることにしました。

上述のように、別の作品で印象に残っていて「綺麗な人だなー」と思っていた人がここまで体を張った役をやっているとは思っていなくて、もう自分もいい歳ですがちょっといいなと思っている女性のあんなシーンを見てしまったらドキドキしてしまいます。

昔付き合っていたふたりが賢ちゃん(=柄本祐さん)が故郷の秋田へ戻ってきたことをきっかけに、昔の関係に戻っていく物語。流れを見る限りでは、瀧内さん演じる直子は元々そういうつもりで賢ちゃんに接近していたように見えました。賢ちゃんははじめだいぶ自制しようとしていましたが、直子に詰め寄られてキスされてからはもう直子にズブズブ状態に。そんなつもりではなかったはずなのに、ある一線からはもうその女性にのめり込んでしまう心情はすごくよくわかる。すごく純粋で、変な言い方ですが、「真っ当な」人々からしてみれば体の関係で始まり体の関係でつながるこの二人のような恋愛は邪道なのかもしれません。しかし、ふたりが心でつながっているのがわかれば経過はさして問題でもないような気もしてきました。体の言い分ではじまる恋愛も、全然捨てたもんじゃないな、と。そういえば、男はバツイチで女は一応結婚前なので、不貞関係にはならないのかな。

個人的に、瀧内公美さんの声のトーンや話し方、ときおり見せる幼い態度がとてつもなくツボでした。可愛い。あの声で「なに?」とか「うん」とか言われるだけでゾクゾクします。お肉屋に入る前の会話が下ネタなんですが、前の晩痛めた賢ちゃんの下半身に対して、「今日使えそう?」「やった♪」という様子が可愛すぎて。あのくらいの年齢の女性が無邪気に、でも性に対して開放的にはしゃいでいる様子は何とも言えずエロティックでした。

こういう恋愛ができる時間ってすごく貴重で、大事にしないといけないんだなとつくづく思いました。作中の直子が自分と賢ちゃんのいとこ関係を引き合いに出しながらのセリフで、「私たちみたいにいとこで関係を持ってる人や、兄弟や親子でやってる人だってほかにもたくさんいると思う」というのが印象的でした。ドラマや映画の話って作り物で、だから現実と比べればとても奇抜なものだという先入観がありますが、現実に生きている人間一人ひとりのドラマも、この映画に負けないくらい奇抜で驚くようなことはいっぱいあるんだろうなと改めて思いました。

現実は富士山の大噴火ではなく感染病の蔓延に苦しんでいます。比べるわけではないですが、火山灰よりももっと大規模に影響をもたらす感染病がはびこる中、この映画のようにいびつでも前向きになる出来事があれば、と思います。

【追記】
何となく映画のタイプ的に満点をつけるのが憚られるような気がしてはじめは9点を付けていたのですが、もう一度鑑賞して、二人のやりとりや関係が心に刺さって感情移入のようなものが抑えられなくなってしまったので、10点を付けることにしました。主に瀧内さんの演技に対してですが、本当に魅力的で、印象的な演技でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 10点(2021-05-16 23:42:13)
8.《ネタバレ》 まーうまいことやりましたね。
気だるそうでいてそれほどやさぐれているわけでもない柄本さん、なんだかマリッジブルーなのか妙なスイッチが入っちゃってる瀧内さんということで、登場人物はほぼ二人、いやほとんどのシーンで『繋がっている』ので一人芝居なのかと錯覚するほどの様相。
ボカシが入っちゃう感じだったので表現としてはMAXイってるのかなと思いつつ、変にセリフでいうところ、いわせるところなんかもあって。脚本的に上手いのか下手なのかよくわかりませんでした。
直子のほうは一応、結婚直前ということで不貞にあたるハズなんだけど、婚約者である『自衛隊』は登場しないし、物語の焦点が二人に定まっているのでヤイノヤイノ騒ぎ立てるようなこともなく進行。
この辺がうまかったですな。
ホント『セックス』にだけ特化した作品でしたわ。
最後の富士山噴火と二人の頂点を掛け合わせたようなエンディングに、見る者の心にはただしんしんと灰が降り積もるだけなのでした。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-11 22:52:41)
7.《ネタバレ》 簡単に言うと親戚同士で幼馴染である30代の男女二人が、女が結婚を機に引っ越すのを手伝うために久しぶりに再会し、20代はじめに恋人の一歩手前のセフレのような関係だった頃を回顧しながら、富士山が噴火する世界の終わりのそのときまでセックスする話。淡々としているにもかかわらず、最後まで惹きつけられる謎の魅力があり、その原始的欲求と行為、男女の関係、富士山の噴火など、何か寓話的というか神話的な雰囲気があった。
が、これがキネ旬一位か…。
eurekaさん [DVD(邦画)] 6点(2020-10-11 20:02:47)(良:1票)
6.《ネタバレ》 一言で言うと、ドエロい『ビフォア・サンライズ』てな感じ。ロマンポルノ並の激しい濡れ場の連続で女優は文句無しに頑張っていると言える。内容の方も、飯食ってセックスして飯食ってセックスして祭り行ってセックスしてあとセックスして+ひたすらピロートークというトンデモだが、さり気なく面白味が無くもない展開運びと、繊細に揺れ動く感情をこれもそこそこ巧みに表現できていなくもない演技のまあまあさ加減もあり、結構面白く観れた。

ただ全編結構にグダグダ、かつラストなんか特にグダグダで決して前向きとは言い難いのと、そもそもこんなにドエロくする必要があるのかという単純な疑問、あと何より、個人的に柄本佑が完全にミスキャストに思えなくもない点はかなり気になった。とにかく、どうにも「若造」感が抜けず不必要に若く見えるのだーね(最大の原因は髪型だが、設定と逆で女優より年下にしか見えない)。そもそも女遊びで身を滅ぼすタイプにも全く見えないし、もっと単純にモテそうな俳優の方が良さげ。

監督は勝手に若手だと思ってたら70過ぎ、と言うか『赫い髪の女』の脚本家だと。それを言われてしまうと、このグズグズ具合は確かに似とる。どっちかというと『赫い髪の女』の方が好み。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 6点(2020-08-05 23:03:32)
5.官能映画。あまり好んで見ないジャンルではあります。

不道徳、倫理観、背徳感
何とも言えないやるせなさ
終始それに尽きる映画でした
それ以上の何か人間ドラマがあるかというと、うーん

何よりも残念なのは、ばっちりぼかしで修正くらってる点
WOWOW視聴なので仕方ないとは思いつつ
映像作品として致命的だなぁと思いました
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-19 16:17:43)
4.《ネタバレ》 決して体だけの繋がりではなく、ちゃんとふたりの運命的な心の繋がりが見てとれるので、ダラダラしていたわりに好印象。
普通に居そうで有り得そうなふたりの5日間プラスアルファで(その後たぶん2日間?)、
話に大袈裟だなと思える演出が一切ないコトに好印象。
ただ最後にずっと見せつけられる富士山の絵がダサイ絵で若干評価ダウン。あそこでもっとリアル絵な富士山見せつけられてたなら 胸騒ぎ感の残るミステリアスな幕引きに持っていけてたんじゃないかと思うとちょっと惜しい終わり方でありました。
3737さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-12 01:53:27)
3.日活ロマンポルノ(見たことないけど)ってこんな感じなのかなぁ。
日活ロマンポルノに会話があったのかは知らないが、会話、セックス、会話、セックスの繰り返しですが、不思議と飽きは来ない。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 6点(2020-06-28 10:52:07)
2.《ネタバレ》 最初は???って感じだった。
いとこ同士のセックスシーンばっかり。

でもある時、はたと気がついた。
これは神話の世界なんじゃないかと・・

近親相姦、地殻変動・・
国づくり神話でもこんなんばっかりじゃないかと・・
(古事記とかよく知らないけど(笑))

そんなんで最後は富士山が噴火で納得のラスト・・て?
でも日本的ですよね。
同じようなラブストーリーでも欧米のベルトルッチ「ドリーマーズ」やメルヴィル「恐るべき子供たち」は
ちょっと違ったテイストだったもんねぇ。

追記)荒井さんは「身も心も」で柄本親子両方の濡れ場を描いちゃったことになる。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-06-13 14:13:12)
1.《ネタバレ》 登場人物はほぼ二人、男と女。この二人がひたすらセックス→会話→セックス→会話を繰り返すだけ。実にシンプル。実に分かりやすい。

女が5日後に結婚するので、夫が仕事で居ない間新居に元彼を呼んで毎日抱かれまくるという凄い内容である。
しかもこの二人、血の繋りがありまして…所謂近親××というヤツですね。
なんでも近親同士だと相性が良いらしくて、セックスを止められなくなっちゃうんですね…。なんとも欲望に正直過ぎる二人による愛の物語であった。やってることはゲスいが、ここまで開き直られると逆に観ていて気持ちいいよね。
二人の会話のシーンもなんだか面白くて引き込まれたし、柄本佑がちょいちょい笑いをぶっこんで来るので飽きさせないね。秋田弁とか。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 7点(2020-01-12 19:35:42)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.71点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6857.14%
7428.57%
817.14%
900.00%
1017.14%

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