36.《ネタバレ》 どこまでが現実でどこからが夢なのか曖昧にしつつ、やっぱり足は切断されてるところからスタートするのね。 亡くなった妻が「その人はだめ」っていうシーンが個人的には怖かったかな。それと麻袋が突然動きだす場面。あれ映画館だったら絶対びくっとなって恥ずかしい思いをするところだよな。 音声が聞き取りにくくて、テレビのボリュームを上げて聞き耳を立てないとよくわからなかったのが残念。ヒロインの得体の知れない雰囲気が強烈な映画。ただセリフは棒読みだよ。 |
35.今見直すとなんとなくドライブ・マイ・カーに似ていますね。村上春樹と村上龍原作ですし、こういう作品が海外受け良かったりするんでしょうか。三池崇史監督作品にしてはくだらないギャグがないので見やすい方ではあります。この作品の一番面白いところって序盤の男同士のコイバナ(?)のゲスい部分も含めた楽しさだと思いますね。そのゲスくていやらしい部分を中和してバランスを取るために痛いしっぺ返しを食らう展開が用意されているわけですが、男同士の会話の生っぽさに比して後半のホラーパートになると一気に台詞も演出も現実味に欠けた陳腐なものになってしまいます。男側の丁寧で共感もできる心理描写に対し女側はこんな女現実にはいないだろうという大袈裟な表現になってしまっているのがつまらないんですよね。 |
34.《ネタバレ》 序盤は、主人公の中年男に密着して、一人息子との二人暮らしの生活や、小さい会社ながらも経営者として働く姿などを丁寧に描写しています。社会的な地位はそこそこありつつも、特別偉ぶっているわけでもなく、恋愛に関しては純粋なところがあり、息子との関係も良好であり、小ズルい作戦を帳消しにする程度には、主人公に同情的に感情移入することができます。そして主人公が惚れてしまう女性。おっとりとした見た目ながらも、芯の強さが感じられる清楚系美人。よく見ればそれほど美人ではない雰囲気美人の塩梅が、なかなかリアルでイイです。後半はその女性の本性が徐々に露わになり、クライマックスに至ります。クライマックスの後に、夢落ちシーンを入れたのは、凄く良かったと思います。これはちょっとした発明なんじゃないでしょうか。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-25 17:52:00) |
33.《ネタバレ》 ほら、左足首残っちまったじゃないかよ。息子が帰って来るタイミングが悪すぎてイヤになる。もっとキチンとちゃんと打ち合わせをして左足首が千切れ終わった事を想定して帰ってきてくれなきゃだわ。どうしてキチンと時間を逆算して帰って来れないもんかな。ほら、君のせいで、左足首ポイの投げ捨て見れなかったじゃないかよ 一番大事なところで消化不良~。ならさ、こうしよ、両足首ポイのセット料金としてちゃんと後で追加料金払うから、頼むからもう一度やり直したものをご鑑賞させてもらえないかしら。君があと5秒、あと5秒遅れて帰ってくればいいだけの話なんだよ いいか?できるか?分かったかい? 【3737】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-01-17 18:15:13) |
32.《ネタバレ》 「怖い映画だと知った上で観ていると、いつ怖いシーンが出てくるのだろうか?とか、そういう警戒心みたいなのを持って観ていると、そういう観客の想像力を膨らませる様な見事な演出が随所に散りばめられていて、ますます怖くなってくる。」 怖い映画という先入観は、上記のう様な現象を巻き起こす。 そういう観ている者の恐怖心を、煽り立てる演出が、誠に素晴らしい! この映画の恐怖は、まさにこの部分に集約されているのだ。 怖かったけど、さすが三池!!って感じで、満足できた。 前半の「恋愛映画のような」部分も楽しめたし、控えめなトーンの映像も素晴らしい。 三池作品の中では、間違いなく傑作の部類に入ると思われる。 個人的に一番、怖かったシーンは、最後のシーンではなく、 「ヒロインの住む、めちゃくちゃ汚なくて古いアパートの一室の映像に突如切り替わり、BGMには風が吹く音の様なゴォーーーーという非常に気味の悪い音が流れ、異常に汚い畳の上に、意味不明な大きな麻の袋が置いてあり、その横でヒロインの女性がうなだれたまま、身動きひとつしない。」 というシーンだった。 三池作品によく出てくる、「異常に汚いアパート」の空間も怖いし、BGMもめちゃくちゃ怖かったっす。。 余談だが、オーディションを行うシーンの中で、 「タルコフスキーの映画は観たことがありますか??」 と、質問をするシーンがあるのだが、妙にツボにハマってしまった。 ちょうど、タルコフスキーの作品を観まくっている最中なもんで。。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2021-05-28 00:22:36) |
31.《ネタバレ》 もっと心理的にジワジワ来る怖さかと思ったら視覚的な痛みがメインになって期待外れ。妄想の時間が多すぎてイライラする。黒電話が鳴るのを待つショットだけは良かった。 【映画大好きっ子】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-08-10 10:56:58) |
30.《ネタバレ》 リリース当時にビデオで観て以来、今回久しぶりの再鑑賞。初見から18年も経ちましたが、「キリキリキリキリ〜」の衝撃的なシーンは、この長い年月の間で度々思い出され、未だに忘れられません。映画監督の山口雄大さんが、「どんな映画でも、印象に残るようなワンシーンがあれば、その映画は特別なものになる。」というような事を語っていましたが、私にとってはまさにこの映画がそれだと改めて思いました。後半の展開は、どれが現実でどこまでが夢なのか?そんな、はっきり分からない曖昧さがとても良かった。 【たけたん】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-08-02 01:08:52) |
29.《ネタバレ》 取り立ててCGや特撮がすごいわけでなく、まさにサイコ。精神にダメージを与える仕上がり。なかなかのB級ホラームービー。いい意味で。ところで、小日向さんと大杉さんは、どこで出演したのかな?袋男? 【oifair】さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-08-05 21:10:39) |
28.《ネタバレ》 かなりのSだな・・・麻美。 古アパートでのニヤリのシーンも良かったが、怒涛の終盤・・・ 切断した足首を無造作に放り投げるシーンの怖さを通り越した爽快感といったらない。 麻美、恐るべし。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2014-07-26 23:41:34) (良:1票) |
27.起承に時間をかけすぎで、眠たくなります。「キリキリキリキリ~」よりもゲロ飯の方がよっぽど恐ろしかった。きたいはずれ。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-08-04 17:28:12) |
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26.《ネタバレ》 「キリキリキリキリ~」 オーディションで再婚相手を見つけようとした男に麻美の狂気が突き刺さる。 「自分がどんな人間かがわかるのも苦しいことやつらいことだけなの。うんとつらい目に遭った時だけ自分の心の形がわかるのよ」 痛いのがダメな人は見ないほうがいいスプラッターホラー。 『ミザリー』のような観ていて痛い場面があるが、追い詰められる心理的恐怖では到底及ばない。 妄想や夢が突然挿入されるので、何が現実なのかわかりにくくて観づらい。 緻密さに欠けるストーリーなので突っ込みどころはいろいろあるが、怖がらせる(痛がらせる)という点では悪くない。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-06-03 01:21:07) |
25.しいなえいひがきれいでした。例のクライマックスのシーンはもちろんインパクト大だけど、畳の部屋で電話鳴りながら袋がゴロンのシーンも想像を駆り立てられる形でインパクトがありました。個人的には「キリキリ」よりも「足ギコギコ」の方がキツイと思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-11-16 08:51:14) |
24.《ネタバレ》 これは無理!前半はデレデレな石橋凌がキモち悪すぎ。後半は痛すぎ。なんとか頑張って最後まで観たけど、ここまでキチってるのは嫌! モゲるのはいいけど、キリキリキリキリ・・・・とか無理!もう雰囲気がキツい。おえーっ!三池さん、ごめんなさい。なめてました。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-03-09 00:18:58) |
23.《ネタバレ》 こうゆう映画は、怖いもの(この場合は女性)が正体を現すまでは結構良くって、その後に失速ってゆうパターンが多いが、これもそのパターン。 薄暗い部屋で袋詰めの男の脇で電話をじっと待つ場面は、最後の場面よりぜんぜん怖い。 【紫電】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-03-06 21:36:57) (良:1票) |
22.龍好きです。出来は別にして、この映画は珍しく原作よりも怖く仕上がってると思います。映像でしかできない怖さをちゃんとわかって作ってる。まあ変態三池だからそれはお手の物か。国内よりも海外で評価の高い作品らしいですね。weirdという単語がぴったりな映画です。海外の知らない俳優がキリキリされてたらこっちも「イタタタタ痛い痛いやめてーーー」ってなるんだろうけど石橋凌だと普通に落ち着いて見られるのはなぜなんだろうな。 【らいぜん】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-06-27 14:58:45) (笑:1票) |
21.《ネタバレ》 途中まではなかなか面白かった。人物の描き方、物語の展開のさせ方など、すべてがいい感じで、楽しめた。先を読ませずに興味を引く語り口も絶妙。ところがラストの「キリキリキリキリ〜」の部分が拍子抜け。残酷描写が話題だそうだが、もっと残酷な映像をたくさん見てきた自分には普通のスプラッタにしか見えなかった。そうして結局何が何だかわからず映画は終了。「私だけを愛してくれるか」という審査基準で、実は女が男をオーディションしていた、ということみたいだが、スッキリしない。「言葉は信用できないが痛みは信用できる」という言葉と、あの女の行動は合致していない。要は子供がアリの足をもいで遊んでいるのと同じでしょう。残念な結末。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-16 17:06:17) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 前半が神経戦の様相を帯び秀逸であった。 男と女の駆け引きとでも言うか、男女の機微がうまく表現された中でのあの恐怖感。 汚い古アパートの一室でこれまた古い電話機の前で首をうなだれひたすら待ち続ける女。 ついに男から電話がかかる。 女がにやり。 これは実に怖かった。 後半に期待を持ったのだが、後半の怖さは前半とは異質のものだった。 怖いというよりも痛い。 きりきりと痛い。 あー怖かった。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-29 17:51:29) |
19.「コラー!とんねるず」の危ないタイプのコーナーに出てきそうな女だな。恐いというより気持ち悪い。 【鳥居甲斐守】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-26 22:45:03) |
18.日本人の演技はヘタなのでしょうか。。 特に女性群がひどい。ヒロインの動機をとって付けたかの様な過去と演出。。 とにかく前半を寝ないで頑張ったものにあたえられる「キリキリキリ~」 だけの映画だよ。オレはビジターQの方をオススメする。 【突っ込み】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-09-22 07:51:55) |
17.むずがゆい。妻を亡くしたオッサンがオーディションで再婚相手を発掘する。 だがしかし、気に入った女性は・・・。前半が冗長、変な空気が漂ってます。 ヒロインの演技が微妙、顔も微妙。しかし、ラスト生き生きとしてます。 キリキリキリ~っと。 石橋凌の意識が混濁して麻美を取り巻く狂気の世界が垣間見えるのだがイマイチ? 邦画にしてはなかなか痛々しかった。とはいえ、期待し過ぎていたため肩透かし少々。 猟奇的な実験みたいなのが延々と続くのかと思った。 針とキリキリだけかよ、みたいな。 【HIGEニズム】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-07-15 15:05:39) |